ニッケルカドミウム電池とリチウムイオン電池。
名前を聞いてもなんのことか、あまりわからない方もいらっしゃるかもしれません。
なにせ、私もよくわかっていないのに、普段何気に充電電池として使っているお馴染みのあれですよ。
スマホや電動工具や、それ以外にもあるでしょうけど。
もう生活になじみすぎてしまって、名前なんて覚えてない人も多いんじゃないでしょうか?
今回はそんな
「ニッケルカドミウム」
「リチウムイオン」
それぞれの電池について、充電器の間違いによる危険性だけではなく、使用する上で間違ってしまうと火事の原因にもなってしまう注意点なども、ご紹介shじていきたいと思います。
とっても便利な充電式電池を安全に使うために、ここはいったん、基本に立ち返ってみませんか?
ニッケルカドミウム電池の間違った使い方は火事の元
まずは、ニッケルカドミウム電池を使うときの「基本中の基本」を押さえておきましょう!
プラスマイナスを間違わない
3本以上の電池を使う機器の中には、なんと、1本を逆に入れたとしても、動作するものがあるんです。、
逆になった充電電池が充電されて、液漏れ、発熱、破裂などしてとっても危険な状態になります。
電池は短絡(ショート)させない
間違っても、電池のプラス端子とマイナス端子を金属などでショートさせてはいけません。
そして、電池と一種に金属類を持ち運んだり、保管したりしないようにしてください。
これらの金属が、充電電池のプラスとマイナスをショートしてしまい、過大な電流が流れることによって、充電電池が発熱、破裂、発火して危険です。
知らない間に発火して火災になっては元も子もありませんよね。
充電電池の異常に気づいたら使用をやめましょう
電池が
- 変形
- 変色
- 液漏れ
そのまま使用すると、電池が発熱や破裂を起こすおそれもあるので注意しましょう。
決められた充電器だけを使用する
プラス端子、マイナス端子を間違えることなく
- 決められた正しい方法で
- 決められた充電器を使って
「どうせどれも同じでしょ?」なんて軽い気持ちで専用の充電器以外を使うと、電池の発熱や液漏れ、破裂を起こす危険性があります。
いろんな種類や状態の電池をごちゃまぜにしない
- 異なる種類の充電電池や、異なる銘柄の充電電池
- 使用途中の充電電池と、充電済みの充電電池
充電電池交換の際は、種類銘柄を合わせて、全て充電済みの充電電池を使用してください。
リチウムイオン電池の爆発・発火・火災の危険性
リチウムイオンの危険なところは「リチウムがすごく化学反応を起こしやすい物質で、多くのエネルギーをため込める」というところにあります。
そして、リチウムは水に含まれる酸素と反応して燃えてしまうため、電解質に水を使うことができず、可燃性の有機溶媒を使わなければなりません。
少しおかしいように聞こえるかもしれませんが、言うならば「ガソリンとマッチを、同じところに入れている」と言うことになるからです。
酸素がなければ燃えたり爆発したりしない
ですが、ガソリンの中にマッチを入れたからといって燃えることはありませんよね。
ガソリンもマッチも酸素がなければ、燃えることはありません。
このことは、リチウムイオン電池にも言えることで、リチウムも有機溶媒も酸素がなければ燃えません。
ですので、密閉されたリチウムイオン電池は、通常使っている分には爆発はありません。
ところが充電しすぎてしまうと…
けれども、これが、過充電してしまうと話が変わって来ます。
充電は、電気的なエネルギーを電池に送り込み、熱エネルギー的には温めているのと同じです。
可燃物を温めすぎると発火してしまうのと同じように、電池も充電を続けると予想だにしない化学反応が起こってしまうんですね。
実は、プラス極に使われている金属に酸素が含まれ、その酸素が電気の力で分離してしまいます。
このことから、過充電が進むことで内部に酸素が発生してしまうことがあるんです。
多少ならいいですが、これが大量に酸素が発生してしまうと「発火や爆発が起こる危険性」が非常に高くなります。
ニッカドとリチウムの充電器のまとめ
ニッケルカドミウム電池と、リチウムイオン電池についての危険性について見て来ましたが、充電電池も使い方を間違えると怖いですね。
ちょっとしたことで、火事にまで発展してしまったらたまりませんね。
気軽に使えるからと言っても、充電電池の取り扱いには十分に注意しないといけませんね。
あと、リチウムイオン電池の過充電は要注意です!
使い方をきちんと守って使用すれば、充電式の電池はとっても便利なものです。
今一度、使い方の基本を確認して、安全快適に使えるようにこころがけましょう!