お世話になっている上司のご家族や親族が亡くなった時、お通夜へ参列しますよね。
しかしお通夜で上司と顔を合わせた時、どのような言葉をかけるのが適切なのでしょうか?
思いつくのは、「お悔やみ申し上げます」か「この度はご愁傷様です」のどちらかだと思います。
この場合正しいのは、「お悔やみ申し上げます」の方です。
では何故、「この度はご愁傷様です」ではないのでしょうか?
今回はお通夜や葬儀の場での挨拶について、しっかり勉強していきましょう!
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1.お悔やみとご愁傷様の違い その意味と使い方のポイント
「お悔やみ申し上げます」と「この度は御愁傷様です」という言葉は、葬儀の場でよく聞く挨拶文ですよね。
まずは
この2つの言葉の意味や使い方のポイントについて、それぞれ説明していきます。
(1)「お悔やみ申し上げます」の意味と使い方のポイント
「お悔やみ申し上げます」という言葉の「お悔やみ」には、人の死を悲しみ弔うという意味が困られています。
ですので、「個人の死を悲しんでいます。とても残念に思っています」と伝える事と同義になります。
この言葉は、どのような場面や間柄でも使えますので、どう声をかけたらいいものか悩んだ時は、「お悔やみ申し上げます」と一言伝えるだけにしておきましょう。
(2)「この度は御愁傷様です」の意味と使い方のポイント
一方の「この度は御愁傷様です」という言葉には、慰めの気持ちや気の毒に思っているという意味が込められています。
こちらも一見良さそうに見えますが、「御愁傷様」という言葉の意味には、茶化したりからかいの意味があるとも言われているのです。
人によっては茶化しやからかいに受け取り、不愉快な思いをされるかもしれません。
特に目上の人である上司に対しては、誤解されかねない言葉を掛けるのは避けた方がいいでしょう。
(3)参列者同士の挨拶は?
参列者同士の挨拶では、「お悔やみ申し上げます」や「この度は御愁傷様です」と言った挨拶は必要ありません。
参列者同士では普段の挨拶で構いませんが、あくまで小さく声のトーンを落として挨拶するようにしましょう。
また、葬儀の場でタブーとされる
は絶対にNGですよ。
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2.そもそも通夜の受付で言葉を言う必要はあるの?最近の事情は?
葬儀に参列する時は、まず受付の方に会いますよね。
受付の方には必ず、「この度は御愁傷様でしたございます」と一言述べてから、受付をすませる様にしましょう。
受付で「お悔やみ申し上げます」と伝えるのは間違いではないのですが、一般的に受付では「この度は御愁傷様でございます」の方が正しいと言われています。
たまに受付の方は葬儀社のスタッフだと勘違いして、お悔やみの言葉を言わなかったり失礼な態度をとったりする方もいます。
ですが、受付では香典を扱うため、余程のことがない限り葬儀社のスタッフが行う事はありません。
ですので、必ず受付時には「この度は御愁傷様でございます」と声をかけるようにして下さいね。
受付だからと声をかけないのは非常識にあたります。
あくまで受付をしている方は故人の親族か、親族の友人や知り合いであると頭に入れておきましょう。
また、受付の方と仲がいいからと、長話をしたり近況報告をしたりするのはタブーです。
受付は手短に済ませ、速やかに葬儀の会場へと向かいましょう。
3.お通夜のときの上司への言葉のまとめ
「お悔やみ申し上げます」と「この度は御愁傷様です」は、意味が違います。
「お悔やみ申し上げます」は故人の死を悲しみ弔う気持ちを、「この度は御愁傷様です」は慰めの気持ちや気の毒に思う気持ちを表しています。
ただし「御愁傷様」という言葉にはからかいや茶化しの意味もあり、目上の人である上司に使うのは適切ではないですね。
また、受付時には「この度は御愁傷様でございます」と声をかけましょう。
受付の方は葬儀社のスタッフではなく故人の親族や、親族の友人や知り合いであるからです。
受付の方に失礼な態度をとったり挨拶しなかったりというのは大変失礼にあたるので、気をつけるようにしてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。