プランターの土の入れ方のポイントは?ベランダで育てるときの注意点

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ベランダ菜園を始めたいとなったら、まずはプランターや土を用意する必要がありますよね。

しかしどのようなサイズのものを選べばいいのかや、土の種類や選び方など、分からない点が多くて困ってしまうと思います。

まず最初に、土の選び方や入れ方のポイントを学んでいきましょう。

菜園に向いている土の条件は3つあります。

①保水力がいい
土に向かって根をはる野菜にとって、常に土に適度な湿り気があるのが理想的な環境と言えます。

乾き過ぎず湿りすぎず、適度な湿度を保つ土を選ぶようにしましょう。

②水はけがいい
水はけが良くないと、土が湿りすぎて根っこが腐ってしまう「根腐れ」を起こす事があります。

水はけがいい土を選び、根腐れから野菜を守りましょう。

③酸度が適切
土は
  • 酸性
  • アルカリ性
  • 中性
の土がありますが、野菜が好むのは人肌と同じ弱酸性です。

酸度を測るには「土壌用酸度測定器」が必要ですので、より良い土にしたいと思う方は、測定器を用意しておくといいでしょう。

土は自分で土作りをする方もいますが、初心者の方にとってはかなりハードルが高いと思います。

そこで、ホームセンター等に売っている「培養土」を使う事をオススメします。

培養土は予め赤玉土や黒土、肥料を混ぜて作られた土で、土作りの手間なくプランター菜園を楽しむ事が可能です。

初心者のうちは培養土で栽培し、慣れてきた頃に土作りに挑戦するのが自然な流れですね。

次に、土の入れ方についてです。

用意するものは以下の通りです。

  • 鉢底ネット(プランターの底に穴が開いているタイプの場合のみ)
  • 鉢底石
  • ネット袋(キッチンの排水口用のネットでOKです)
  • 培養土
  • 元肥(固形肥料など)
プランターには底に穴が開いているタイプと、開いていないタイプがあります。

穴が開いている場合は鉢底ネットをひいて、土がこぼれないようにしましょう。

まずは鉢底石をネット袋へ入れ、プランターの底が見えなくなくように敷き詰めます。

その後に培養土を入れて、元肥を混ぜて完了です。

ちなみに鉢底石を入れた理由は、プランター内の通気や水はけを良くするためです。

ナメクジなどの害虫が内部に入り込むのを防ぐ役割もあるので、必ず鉢底石を敷き詰めてくださいね。

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家庭菜園でプランターを使うとき 深さはどれくらい必要なの?

家庭菜園でプランターを使うときは、作りたい野菜に合わせてプランターの深さを選ぶのが正解です。

必要なプランターの深さをまとめましたので、是非参考にしてくださいね!

(1)野菜の種類別 プランターの大きさ一覧!

①トマトやナスなどの果菜類
形は丸や四角、直径と深さ共に30cm以上が目安です。

②小松菜やリーフレタスなどの葉菜類
形は長方形で、幅は育てる野菜の株数によって変えましょう。

深さは25cmくらいあれば、問題ありません。

③ミニ大根や人参などの根菜類
形は丸や四角で、深さは30cm以上のものを選びましょう。

大きく根をはるので、深く大きなプランターを選ぶと間違いありません。

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家庭菜園で使うプランターには土の量はどれくらい入れればいいの?

では最後に、プランターに入れる土の量について解説していきます。

プランターに入れる土の量は、プランターの縁の3cmしたくらいが目安です。

土が少ないと根がしっかり張らず栄養が行き渡らないので、土はしっかりたっぷり入れてあげましょう。

しかし、プランターの縁ギリギリまで入れるのも考えものです。

なぜかと言うと縁ギリギリまで土があると、水をあげた時に溢れてしまうからです。

せっかく水をあげたのに溢れてしまっては、水やりの意味がありません。

そのためにも土は3cmほど下げて、プランターに入れるようにしてくださいね。

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プランター菜園での土の入れ方のまとめ

プランターの大きさは育てる野菜ごとに選び、深さや大きさもしっかり考慮して選ぶようにするのがポイントです。

初心者は培養土を買い、野菜を育てましょう。

土作りはハードルが高いため、プランター菜園に慣れてきた頃に行うのがオススメです。

土は多く入れすぎず、かならず水の量を考えて3cmは余裕を持って入れてくださいね。