らっきょうは植えてから収穫までの期間がかなり長いです。
植える時期は8月~9月までくらいで、収穫は7月あたりとなります。
そんなこともあり、植える時期が遅れると失敗する可能性もありますね。
生育するための適温が18度~22度となっているので、秋も深まると朝晩が寒くなってくるので暑い時期に植えましょう。
だけど、らっきょうは暑すぎるのも苦手なので、じゃあ7月くらいに植えようか?となると今度は暑すぎてだめになってしまったり・・・
でも育て方はとても簡単なので、植える時期さえ守ればある程度ほったらかしでも大丈夫です。
らっきょうは乾燥した土を好むので、地植えだったらほとんど水やりは不要なんです。
あまりにも雨が降らなすぎてカラカラになってしまったら、たまにはあげてもいいですが、毎日上げる必要はないですよ。
プランターで栽培する場合は、早くに水がなくなってしまうので、土が乾いたらあげましょう。
肥料は、月に1回化学肥料をあげて、冬になると活動しなくなるので肥料はお休みします。
春になったらまた月1回あげるようにしましょう。
そんなわけで、基本的には月1の肥料くらいですね、やることといえば。
らっきょうを植え付けるのは10月じゃ遅い?植え付ける間隔は?
らっきょうを植え付ける時期が遅くなってしまい10月になってしまった、なんてことがあるかもしれません。
らっきょうの植え付け時期は8月~9月がベストと書きました。
その理由は寒くなるとらっきょうの球が大きくならないからです。
らっきょうは12度以上ないと成長しないので、遅く植え付けると成長しきれないまま冬になってしまいます。
冬になると休眠してしまうので、春まで育ちません。
ただ、温暖な地域だと10月でも温かいので、南の方に住んでいる人なら間に合うかもしれませんね。
らっきょうがよく育つ土や環境は?
らっきょうはどんな土壌でも育つと言われていますが、そんな中でも「水はけがいい土」の方がよく育ちます。
鳥取砂丘では鳥取ブランドの砂丘らっきょうという商品までありますから、砂だけでも育っちゃうわけですね。
らっきょうに合う土の性質というより、らっきょうが育ちやすい気温と土と環境が合えばどこでも育っちゃうという感じでしょうか。
らっきょうは植物の種のようなものをまくのではなく、前の年に採れたらっきょうを種にします。
ホームセンターや園芸用屋さんに、シーズンになると売り出し始めますのでそちらで購入してくださいね。
種らっきょうを植える間隔ですが、15cm間隔で深さ6cmの穴に立てて植えます。
この時、地植えだったら畝を作っておきましょう。
プランターに植える場合は横に細長いので1列だけになりますから、畝などはいりません。
らっきょうを栽培する時植え替えは必要?土はどんな状態がいい?
らっきょうを栽培する場合、植え替えは必要かについてですが、基本的には植え替えはしないです。
最初から畑やプランターに植え付けてそのまま収穫まで成長させます。
らっきょうの育ち方は?プランターと地植えどちらがおすすめ?
らっきょうが土の中でどんな風に育っていくかというと、分球という状態で増えていきます。
種らっきょうが「分けつ」「分球」していって増えていきます。
だから、いつでもらっきょうは一部分平らですよね。
外側は丸いけど、くっついている部分は平らになってます。
土から浅く植えると小さい球になり、深く植えると大きくなります。
プランターだと間隔をあまり開けて植えられないので、地植えよりは小ぶりになってしまうかもしれません。
らっきょうに向いている土や肥料の与え方
土は種類を問いませんが、何よりも水はけがよくないとだめです。
乾燥を好むので・・・
先ほど、鳥取砂丘でらっきょうが育てられていると書きました。
砂が一番向いているわけでもなく、現地の人が砂丘ブランドを作るために研究していきついたものです。
種らっきょうを植え付ける2週間前くらいに、土に石灰を混ぜ込みます。
酸性の土壌をアルカリ性にするだめです。
植え付け1週間前になったら化学肥料を混ぜ込みましょう。
土は新しく買うとしたら野菜用の培養土という感じで売っているもので十分です。
家庭菜園などで庭に植える場合は、赤玉土や腐葉土を混ぜで水はけのいい土にしておきましょう。
小ぶりのらっきょうを収穫したい場合の収穫時期は?
一般的には植え付けて翌年の夏に収穫なんですが、収穫せずにそのままほったらかしにしておくと、分けつがさらに進みます。
小粒のらっきょうが好みの場合は、2年後に収穫するとたくさん分けつして小ぶりのらっきょうが採れます。
ベテランになると3年目4年目と収穫を伸ばしている人もいますが、どこまで小さくなるのかはちょっとわかりません・・・
大粒が好きな人もいると思いますが、ちょっと食べづらいので小さい方が好きって人もいますよね。
好みに合わせて収穫してみてください。
7月に収穫して、また次も植えたいという場合は、少し分けて置いて8月~9月になったらそれをまた畑に植え付けましょう。
らっきょうは植えっぱなしでも大丈夫!?収穫時期までそのままでいい?
最初の方で少しお伝えした通り、らっきょうは1度植えた後は、水やりも肥料もほとんどあげなくても育ちます!
あまり手間がかからないらっきょうですが、発芽した後に葉っぱの色が黄緑っぽければ少し肥料を追加したほうがいいかもしれませんね。
葉っぱの色が濃い緑色なら大丈夫ですよ!
らっきょうを育てるにあたり、植えた後に大切なことは「土寄せ」です!
土寄せとは、野菜の生長にあわせて株の根本に土を寄せ集めえる作業のことです。
らっきょうの場合、この土寄せをしないと
- 食べる部分まで緑色になる
- 丸球や長球が増えて形の悪いらっきょうになる
ちなみに、緑色になったものは食べることはできますが、
- 白いものに比べて硬い
- 味が落ちている
せっかく植えたのなら美味しいらっきょうを食べたいですよね!
植えたらっきょうが緑色になってしまう原因は、日光に当たり過ぎてしまったからです。
それを防ぐためにも3月頃に土寄せをきちんと行うようにしましょう!
らっきょうは冬に入る前に種球の分けつが始まります。
細い葉っぱが雑草に負けてしまわないように、秋から冬にかけて草抜きをしておくことも大切ですよ。
らっきょうを植える時期のまとめ
らっきょうを植え付ける前の土の準備と、植え付けをきちんとすればあとはほとんどほったらかしで済んでしまう、らくちんな野菜です。
収穫までが1年近くあるので待ちくたびれてしまいそうですが、手間がかからないというのはいいですよね。
収穫できたら一気に酢漬けにして保存しておけますから、次に収穫できるまで楽しむこともできますよ。