お料理の飾りになったり、手軽に調理できるオクラ。
茹でても、生でも、電子レンジチンでも食べられるのでずぼらな主婦(私)の味方になってくれるオクラ。
オクラは食物繊維も豊富ですし低カロリーなので、ダイエット中の方にもオススメです。
そんなオクラ、実は家庭菜園でも簡単に育てることができるんです。
露地栽培だけではなく、プランターや植木鉢でも育てられるので、家庭菜園初心者の方にもオススメの野菜なんです。
普通のスーパーには、緑色で五角形のものをよく見かけます。
地域によって違うのかもしれませんが、私は緑色で五角形のオクラしか見たことがありません。
でも実は、
- 赤色のもの(紅オクラ)
- 断面が丸いもの(丸オクラ)
- 3cm程の小さなもの(ミニオクラ)
- 20cm以上の大きなもの(島オクラ)
このような珍しいオクラの種や苗を見つけたら、成長を楽しみに育てるというのもなかなかおもしろいと思います。
どの品種でも育て方は同じで、初めて栽培される方もチャレンジしやすいと思います。
そんなオクラですが、栽培するポイントの1つに「栄養不足」があります。
そこで今回は、栄養満点に育てておいしく食べるために、
- オクラの栄養不足の見分け方
- 栄養不足にならない肥料の与え方
オクラに肥料を与えるタイミング!追肥をするときの注意点は?
オクラは、肥料をたくさん吸収する力(求肥力)が強い植物です。
そのため「肥料食い」と呼ばれているほどです。
最初に与える肥料(元肥)は、「緩効性肥料」を植え付ける土に混ぜます。
「緩効性」とは、ゆっくりジワジワ効くという意味です。
この種類の肥料を与えると、追肥するときまで肥料の効果をオクラに与えることができます。
その後、追肥をするタイミングは
- 草丈が10~15cmに成長した頃
- 花が咲いた頃
一度目の追肥、「草丈が10~15cmに成長した頃」に与える肥料は、最初に土に混ぜたものと同じ「緩効性肥料」を根本に少しまいてあげてください。
発芽したあと(苗なら植えたあと)1ヶ月後ぐらいから花が咲き出します。
黄色や白色でハイビスカスのような南国風の花が咲きます。
その頃に、2回目の追肥です。
花が咲き始めた頃は、大きな実をつけるのにパワーがたくさんいる時期ですので、そのときに肥料を与えると覚えておけば良いと思います。
そのときの肥料は、ずっと使っている同じ「緩効性肥料」で大丈夫です。
もしくは「液体肥料」でもOKです。
「緩効性肥料」であれば、その後3週間に1回、土にばらまきます。
「液体肥料」であれば、その後2週間に1回、根本にかけてあげてください。
植え付けの頃は、大きくなるのがまだかまだかと気にしますが、日にちがたったときに観察を怠るといつの間にやら大きくなっていることがあります。
そして、2回目の追肥の時期は、株が倒れないようい支柱を立てる時期でもあります。
花が咲き始めた頃に、「何かお世話しなきゃだめだったような…」と思い出してもらえれば、追肥のタイミングを逃すことはないと思います。
オクラ栽培で最適な肥料は?どんな場所で購入できるの?
そもそも、栄養の足りていないオクラはどのようなオクラなのでしょうか。
答えは、
- 葉っぱが急に細くなってしまったとき
- つぼみがあるのに花が開かないとき
- 曲がった実がついたとき
このようなときは、肥料をたっぷりと追加してあげると、状態を改善することが期待できます。
もうだめだ!と諦めないで、肥料を足して様子を見てみてください。
前述しましたが、「緩効性肥料」であれば、植え付けのときから追肥するときまでずっと使うことができます。
しかし、緩効性肥料はゆっくりじわじわ効くものなので、速効性を求めるのであれば、「液体肥料」がオススメです。
ホームセンターやドラッグストア、一部のスーパーに肥料が売っています。
液体肥料でメジャーなものは「ハイポネックス」です。
このハイポネックスは、原液を薄めて使います。
肥料の成分や配合割合によって「野菜用」「花用」などの表記がしてあると思うので、それを参考に購入してくださいね。
オクラ栽培での栄養不足の見分け方!のまとめ
オクラ栽培での栄養不足の見分け方について見てきました。
ポイントをまとめておきますね!
- 肥料を追加するタイミングは、2回あります。
①草丈が10~15cmになった頃
②花が咲き始めた頃 - 「緩効性肥料」を継続して使用してOKです。
- 速効性が必要なときは「液体肥料」を使ってください。
- 肥料は、ホームセンターやドラッグストア、スーパーで入手できます。
花の咲く期間は、わずか一日ほど。
収穫時期を逃してしまうと歯触りが固くなってちょっと残念な感じになってしまいます。
なので、毎日の観察(収穫時期は特に)を忘れずに行って、やわらかくおいしいオクラをたくさん収穫して召し上がってくださいね。