年末が近づいてくると、年賀状の季節がやってきますね。
最近ではメールやSNSで年始の挨拶を済ませる人が多くて、年賀状を出さないっていう人が約4割もいるんです。
中でも20代では2人に1人が年賀状を出さないようです。
友達同士の挨拶ならメールやSNSでもいいんでしょうけど、新入社員で会社に入ったら上司に年賀状を出さないといけないんじゃないのか、なんて気になりますよね?
出すとなっても、そうそう上司の住所なんか知らないですし、どんな風に聞いたらいいのか、そもそも住所なんて聞いても大丈夫なの?って不安になったりもします。
そこで今回は
「そもそも上司への年賀状は必要なの?」
「年賀状を出すために上司の住所をどういう風に聞けばいいの?」
「部長なんかの上司とあんまり話したことないけど、メールで聞いたらダメ?」
「会社の住所録を使ってもいいの?」
っていうことについて、詳しく見ていきましょう!
上司への年賀状は必要?住所がわからない時の聞き方は?
本来、年始の挨拶は年初めにお宅に伺ってするものなんです。
年賀状というのは、もちろんお世話になっている人に出すんですけど、自宅に伺うのが難しい場合に出す挨拶状です。
ただ、今では年始に上司の自宅に伺うなんていうのは、本当に親しくしていたりする場合くらいです。
ほとんどの人が年賀状や、仕事始めの日に会社で挨拶をしています。
それに最近では個人情報の問題もあって、お歳暮や年賀状を廃止しているところもあるようですね。
そういう場合でないんだったら、まずは会社の雰囲気をつかむことが必要ですね。
普段、一緒に仕事をしている先輩に、上司に年賀状を出しているのか聞いてみるのが一番です。
あんまり直接の関りがない上司にも、たった1枚の年賀状で「まだ若い新入社員なのに、丁寧にちゃんと年賀状を送ってくれた」と上司への印象が良くなるのなら安いものですしね。
その職場の雰囲気や慣例もありますが、私的には上司への年賀状は出した方がいいと思います^^b
上司への住所はどうやって聞けば良い?
以前は、大体の会社では、社員の住所や電話番号が記載された住所録があったので、上司の住所がわからないなんて事はありませんでした。
ただ、最近は個人情報に対してかなり敏感になってきています。そういったことから、住所録を公開しない会社が増えてきちゃってるんですね。
こんな時って
- 上司から直接聞いてもいいものなのか?
- 上司の住所を一緒に仕事をしている先輩から聞いても大丈夫なのか?
そこで、まずは聞きやすいからといって、一緒に仕事をしている先輩などから聞くのはやめておいた方がいいです。
先ほどお話ししたように、個人情報に対してかなり厳しくなっているこのご時世です。
住所録も公開されていないし住所も教えてのに、住所を知らないはずのあなたから突然年賀状が届いたら…。
せっかく出した年賀状なのに良い印象を持たない人もいます。もちろん、全く気にしない人もいますが(私も気にしません。笑)
なので、一番無難で間違いないのが、上司に直接「年賀状」を出したい旨を伝えて、住所を聞くことです。
聞き方も、難しく考える必要はなくって「年賀状をお送りしたいと思っているのですが、もしよろしければ住所を教えていただけないでしょうか?」で、全然OKです。
新入社員から、笑顔でこう言われたら、面倒くさがって気分を害する人はいないですよ。
そこで上司が「ん?いいよ」と答えてくれたら、笑顔で「ありがとうございます。ぜひ年始の挨拶を送りしたいと思いますので」と言ってみましょう、
すると「若いのに礼儀正しい奴だな」と、好印象間違いなしですよ。
私なら、よく知らない新入社員でも、とても印象が良くなると思います。
住所1つ聞くだけで、たかが年賀状1枚贈るだけで、上司への印象が良くなるなんて、コスパが良すぎです。
使わない手はないと思いますよ。
年賀状を出すためにメールで上司に住所を聞くのはあり?
「どうも自分は口下手であがり症だから、上司に直接住所を聞くなんて無理」っていう人もいますよね。
そんな人は「メールで住所を聞いたらダメかなぁ」なんて考えも浮かんでくると思います。これって「あり」なんでしょうか?
本来は、直接聞くのがいいんですけど
- やっぱりなかなか聞き辛かったり
- 上司が多忙でなかなか捕まらない
メールの文面は、特に堅苦しく考える必要はありません。
メールで上司の住所を聞くときの文面サンプルをご紹介しておきますね。
△△さんに年賀状にて、新年のご挨拶をさせて戴きたいのですがお差し支えなければ、△△さんのご住所を教えて頂けないでしょうか。
お手隙の時にでも、ご連絡いただけますと幸いです。
※役職がある時には「さん」ではなく「部長」などの役職名で書くようにしましょう
上司に住所を聞いたら自分の住所も教えるべき?
この時に「相手に住所を聞くんだから、自分の住所を書いておいた方がいいのな?」と迷う人もいるかと思います。
この場合は、あえて自分の住所を書く必要はありません。
聞かれてもないのに自分の住所を書いて送ったりしたら、年賀状を催促しているようにとられて、かえって失礼になってしまいますよ。
年賀状を送ってくれる方だったら、相手も方から聞いてくれます。なので、こちらからは一切不要です。
以前だったら、こういったことをメールで聞くっていうのは、とっても失礼な感じって受け取られていました。
でも、社内報告をメールですることも多くなってきている時代なので、基本的には問題ないです。
ただし、「あなたの会社の風潮」とか、その上司の方針が「メールで報告や連絡なんかけしからん!」的な場合は、メールで聞くことは避けた方がいいでしょうね。
メールで聞けないような上司のときはどうしたらいい?
この場合、おすすめなのが、「返信用の自分のアドレスを書いたメモを持って、直接上司のところに住所を聞きに行く」という方法です。
そのメモには、先ほどの「メールのサンプル文面」と同じような感じで書いて、そのメモを持って上司のところに行きましょう。
「お忙しいところ、すみません。お手すきの時で構わないのでお願いいたします」と言って。メモを渡します。
その場で書いてくれる上司もいるでしょうし、都合が悪ければ後程連絡がいただけるはずですよ。
ポイントは「上司が、自席に座って仕事をしているところに持って行くこと」です。
自分の席に座って仕事をしているところに行って、いきなり「住所を教えてください」って聞くよりもメモを渡す方が、逆に上司の都合を考えて気の効いた方法にもなるので、おすすめですよ。
会社の住所録で上司に年賀状を出してもいいの?
会社内や部署内で、年賀状のやり取りが公式に行われている会社だと住所録があって、配布されたりします。
この場合は、年賀状を出すことが前提で配布されていますので住所録を使っても全く問題ありません。
しかし、年賀状などの使用用途ではない社員の住所録が社内サーバなどに置かれている場合はどうでしょう?
そんな場合は、その住所録を使って年賀状を出すことはやめておいた方がいいですね。
最近では個人情報保護の観点から、住所録を公開していない会社が多いことは先に触れましたよね。
以前に比べて、会社だけじゃなく個人単位でも個人情報に敏感になっているので、下手に使わない方が無難です。
そういった場合で年賀状を出したい時には、やっぱり直接本人に聞くことですね。
そんな、年賀状を書く時の注意点と例文について「新入社員の上司への年賀状もこれで安心!8つポイントと例文教えます」に詳しくまとめていますので、興味のある方はどうぞ☆
住所を聞いたら断られた!そんなときはどうすればいい?
勇気を出して上司に住所を聞いても断られてしまった場合。
そんなときは、個人情報のこともありますし、相手の考えをきちんと受け入れて、年賀状を送ることを諦めましょう。
あまりにしつこく聞くと、逆に印象が悪くなってしまいます。
ちなみに…きちんと「年賀状を送りたいので」と理由を伝えた上で住所を聞きましたか?
理由を伝えるのを忘れていきなり「住所を教えてください」と言って断られた場合。
聞く側としたら「今の時期なら年賀状でしょ」と当たり前と思っていても。
「なんで唐突にそんなこと聞いてくるんだろう、なんだか怖いぞ」と思って断られたのかもしれません。
あとから振り返ってみて「聞くときに理由を言い忘れた!」というときは、周りの先輩などに上司に年賀状を送っているかどうかを聞いてみましょう。
もしも送っているということであれば、頃合いを見計らって再度お尋ねしてみても良いかもしれませんね。
ただ、何度も言いますが、あまりしつこく聞かないようにしましょう。
先輩が問題なく送りあっているという場合でも、個人情報や社内規定が厳しくなったのがここ数年ということであれば。
上司の方も「今後は年賀状のやりとりは控えよう」と思われている可能性もあります。
もしも年賀状を送れなくても、年始に仕事に行ったときにきちんと丁寧にご挨拶すれば問題ないはずです。
上司に送る年賀状の住所の聞き方のまとめ
本来、年賀状とは普段お世話になっている方に、新年の喜びと感謝の気持ちをこめてものです。
その年賀状を送る相手の住所を聞くのに、下手な小細工をあれこれと考えるのは、かえって逆効果です。
普通に「年賀状を出したいので住所を教えてもらえないでしょうか?」と聞いて、相手から「だったら君の住所も教えておいて」と会話のやり取りの中で簡単にできちゃうものです。
それで、あなたに嫌な印象を受ける人はまずいないと思います。
一番良くないのは「相手の住所を知らないはずの人に、年賀状を送ること」です。
年賀状を出す、出さないは会社の雰囲気やしきたりもありますが、本来あるべきは「出したい人に出す」というものです。
仕方なく嫌々出すのではなく、上司に対して「1年間お世話になりましたと」いう意味で出すという気持ちが大切だと思いますよ。
少しでも、あなたの上司への初めての年賀状書きに役立てば幸いです。