離乳食が始まると、赤ちゃんがだんだん自分で食べたがる姿が見られるようになりますよね。
その姿は本当に成長を感じる瞬間で、見ていて微笑ましく、親としても嬉しくなります。
私も「手づかみ食べしたい!」という我が子の意欲を見て嬉しくなる一方で。
毎回の準備が思った以上に手間で、後片付けも大変で正直イライラしてしまったこともありました。
食材を柔らかくするのに時間がかかり、子どもがぐずり始めることも多かったです。
そんなときに本当に助けてくれたのが、圧力鍋でした。
野菜やお肉があっという間に柔らかくなり、一度にたくさん作って冷凍ストックもできるので、平日も気持ちに余裕を持てるようになりました。
調理中の香りも良くて、子どもも台所まで覗きにくるほどです。
今回は、私の実体験を交えながら、圧力鍋で作る手づかみ離乳食の魅力やおすすめメニュー、準備のコツまでじっくりわかりやすくお伝えしますね。
ぜひ参考にしてみてください。
圧力鍋が離乳食におすすめな理由
圧力鍋ならではの時短・柔らか調理が魅力
圧力鍋の一番の魅力は、やっぱり時短です。
普通のお鍋でコトコト煮ると時間がかかる根菜類も、圧力鍋なら数分でホクホクに仕上がりますし、後片付けもラクです。
仕事復帰後は特に、夕方のバタバタした時間に短時間で用意が済むのが本当にありがたく、精神的にも余裕が持てました。
さらに圧力で加熱することで野菜の甘みや旨みが引き立つので、赤ちゃんの食いつきも良くなり、私も食卓で笑顔が増えたのを覚えています。
少しの時間でしっかり美味しく仕上がる、そんな頼もしさがあります。
赤ちゃんが食べやすい食感に仕上がる
圧力鍋で作った野菜やお肉は、赤ちゃんが歯ぐきでも簡単につぶせる柔らかさに仕上がるのがいいところです。
うちの子も、最初は野菜スティックを口に入れては出していましたが、圧力鍋で作ったにんじんは甘みも増して夢中でモグモグ食べてくれるようになりました。
親としても達成感を感じられるうれしい瞬間で、作ってよかったなと思えるんです。
少しずつ上手にかじる姿を見るのも成長を感じられて感動しますよ。
まとめて作れて冷凍ストックも簡単
圧力鍋は一度にたっぷり作れるので、休日にまとめて作り置きするのがおすすめです。
私はにんじん、さつまいも、じゃがいもをそれぞれスティック状にして、一度に調理して冷凍していました。
1食分ずつラップで包んでおくと、平日はレンジで温めるだけで準備が済むので本当に助かります。
冷凍してもおいしさはあまり落ちず、調理の時短だけでなく、食事のたびの準備時間も短縮できるので、赤ちゃんと過ごす時間が増えるのもうれしいポイントです。
少しの工夫で毎日の離乳食がぐっと楽になりますよ。
手づかみ食べにぴったりな食材とメニュー
手づかみしやすい野菜の選び方とポイント
赤ちゃんが持ちやすいサイズや形に切れる野菜がいいですね。
にんじん、さつまいも、じゃがいもは加熱しても崩れにくく、スティック状にすれば握りやすいです。
さらにアスパラガスやパプリカ、ズッキーニなども圧力鍋で柔らかくすると手に持ちやすく、彩りも鮮やかで食欲をそそります。
彩りがきれいなスナップエンドウやいんげんもおすすめですし、慣れてきたらブロッコリーやカリフラワーの小房、時には薄切りのかぼちゃを使うのも楽しいですよ。
うちでは、見た目がかわいいカラフル野菜で作ると子どもも楽しそうに食べてくれましたし、毎回違う色合いで盛りつけると親も作るのが楽しくなります。
赤ちゃんが興味を持ちやすいように形や色のバリエーションを増やしてあげるといいですね。
圧力鍋で作れるおすすめメニュー例
定番の野菜スティックに加えて、野菜や豆腐を混ぜたおやき、かぼちゃを潰して丸めたボール、豆腐やおから入りのミニハンバーグも喜んで食べてくれました。
さらに、
- 蒸しリンゴやバナナ入りの蒸しパン
- レーズンを混ぜた煮豆
どれも冷めても美味しいので、外出時のお弁当にもぴったりですし、おやつタイムにも活用できます。
私はお出かけの前日にまとめて作って冷やしておき、保冷バッグに入れて持っていっていましたが、目的地に着く頃には程よい温度になっていて便利でした。
こうしたバリエーションがあると親の気持ちもラクで、赤ちゃんの食欲も続きやすいのでおすすめです。
圧力鍋で手づかみ離乳食を作る手順とコツ
下ごしらえのポイント
赤ちゃんの手の大きさに合わせて、少し太めのスティック状に切るのがおすすめです。
うちは大体2cm幅でカットしていましたが、月齢や赤ちゃんの指先の力に応じて太さや長さを変えると持ちやすさも違ってきます。
角を丸く切ると口当たりも柔らかく安全ですし、皮をむいておくとより食べやすいですよ。
余裕があれば、数種類の野菜をまとめて切り揃えておくと彩りも良く、調理後に並べた時に赤ちゃんの反応が違うのが楽しいです。
さらに、切った後に水にさらしておくとアクが抜けて風味もよくなるので、ぜひひと手間かけてみてください。
赤ちゃんが握りやすいかどうか、大人が試し持ちしてみるのもおすすめです。
圧力鍋の加圧時間と水加減の目安
鍋や食材によって差がありますが、だいたい高圧で0~1分加圧して自然放置でOK。
水は鍋底に1カップくらいで十分ですが、野菜からも水分が出るので入れすぎないように注意です。
私も最初は短めにして様子を見ながら調整しましたが、慣れてくると野菜の種類や大きさに合わせて時間を変えられるようになりますよ。
少し硬めに仕上げたい時は加圧時間を短めにして、逆にホロホロにしたい時は自然放置の時間を長くすると調節できます。
特に根菜類と葉物は仕上がりが違うので、時間差で鍋に入れるなどの工夫もできます。
加圧後はすぐに取り出すのではなく、数分蒸らして味をなじませるのもおすすめです。
調理後の冷まし方・保存の仕方
調理後はすぐに取り出して粗熱をとり、完全に冷めてから赤ちゃんにあげてください。
熱いままだと水分が飛んでパサつくこともあるので、ラップをかけながら冷ますのもおすすめです。
残った分は1食分ずつラップで包んで冷凍用袋に入れればOK。
冷凍する時に日付を書いておくと管理しやすいです。
忙しい朝や疲れた夜にもサッと出して温めるだけで使えるので、私も本当に重宝しました。
解凍するときは電子レンジで少しずつ様子を見ながら温めると、柔らかさを保てますよ。
さらに、一度解凍したものは再冷凍しない、長くても1週間以内に食べ切ると安心です。
保存の際は冷凍庫の奥に入れ、なるべく温度変化を避けるようにすると風味も保てます。
よくある疑問と解決Q&A
どれくらい柔らかくすればいい?
指で軽くつまんでつぶれるくらいがちょうどいいです。
柔らかすぎると崩れてつかみにくくなるので、少し弾力が残るくらいがベストでした。
実際に私もいろいろ試しながら、赤ちゃんが持ちやすく、噛んだときに心地よい硬さになるよう調整しました。
食材ごとに少しずつ感覚が違うので、試食しながら加減すると安心です。
味付けはどうすればいい?
基本的には味付けなしで大丈夫です。
食材そのものの味や甘みを覚える時期なので、そのままで十分美味しいです。
私の子も調味料なしでもパクパク食べてくれましたよ。
ほんの少しだし汁で風味をつけたり、野菜を組み合わせることで自然な甘みや旨みが引き立ちますし、いろいろな味を知る良い機会になります。
砂糖や塩はなるべく控えて素材の味を大切にしてくださいね。
いつから手づかみ食べを始めるのがいい?
目安は生後9~11ヶ月ごろ。
赤ちゃんが自分で食べ物をつかもうとしたらチャンスです。
最初はうまく食べられずに落としたり、ぐちゃぐちゃにすることもありますが、それも成長の一歩だと思って見守ってみてくださいね。
うちの子も、最初のうちは床が大惨事になることもありましたが、少しずつ上手になっていく姿を見るのが楽しかったです。
あせらず赤ちゃんのペースで進めることが大切ですよ。
まとめ:圧力鍋を活用して手づかみ食べを楽しく進めよう
赤ちゃんの手づかみ食べは、自立心を育てる大事なステップです。
毎日の準備は大変に感じるかもしれませんが、圧力鍋をうまく活用すれば、時短できるし親も気持ちに余裕が持てるようになります。
そして、赤ちゃんもいろいろな味や感触を楽しめるようになります。
私も圧力鍋に何度も救われましたし、いろんなメニューを試していくうちに子どもも笑顔で食べてくれる回数が増えていき、食卓の時間が楽しみになりました。
ぜひいろんな野菜やメニューを試して、親子で楽しく、思い出に残る手づかみ離乳食の時間を過ごしてみてくださいね!