普段は家の中で大切に保管している通帳でも、うっかりなくしてしまうこともありますよね。
私は今のところなくしたことはありませんが、なくしそうになったことはあります。
それは、子どもと一緒に銀行に行ったときのことです。
ATMで通帳を出したのですが、子どもがうろちょろしていたので目が離せず、慌てて用事を済ませて帰ろうとしたときに通帳を忘れていることに気が付きました。
どれだけ気を付けていても、通帳を忘れてしまったりなくしてしまったりすることは誰にでもあることだと思います。
通帳をなくしたときは、銀行に申請すれば再発行してもらえます。
再発行する前に、通帳をなくした時点で銀行に紛失の届出をするのですが、再発行した通帳には、この紛失届以降の取引明細が記帳されます。
なので、それ以前の今まで使っていた通帳の履歴は、再発行した通帳には残りません。
でも、過去の取引履歴を確認することはできます。
そこで今回は、そんな「過去の取引履歴を確認する方法」をご紹介していきます!
通帳の過去の明細はいつまで遡れる?確認するにはどうすればいい?
過去の明細を確認したい場合、おすすめしたいのはインターネットバンキングです。
今ではほとんどの銀行がインターネットバンキングのサービスを実施しています。
オンラインバンキングと呼ばれることもあります。
インターネットバンキングとは、インターネット上で銀行の取引ができるサービスで、PCやスマホなどの端末を使って利用することができます。
インターネットバンキングを使うと、紛失した通帳に記載されている過去の取引明細を確認することができます。
インターネットバンキングを利用する方法は、窓口やネット上で手続きを行います。
ご利用の銀行によって手続きの方法が異なるので、確認してみてください。
過去の取引明細を遡れる期間も、銀行によって異なります。
例えばみずほ銀行の場合、インターネットバンキングでの入出金明細照会期間は
ゆうちょ銀行のインターネットバンキング、ゆうちょダイレクトの場合は、
三菱UFJ銀行のインターネットバンキングでは、「お取引推移表」でなんと最長10年もの明細が無料で確認できるとのことです。
窓口に出向いたり、書面を介したりする必要がなく、ネットやスマホで確認できるのが、手軽で助かりますね。
残高・入出金紹介だけでなく振込もできるので、とても使い勝手のよいサービスだと思います。
ただし、インターネットバンキングでの通帳(web通帳、Eco通帳などと呼ばれるもの)を申し込みすると、紙の通帳が使用停止になる銀行もあるので注意が必要です。
とはいえ、いつでもどこでも利用できる便利なサービスなので、ぜひ試してみてください!
(参考HP)
■みずほ銀行 みずほダイレクト「残高・入出金明細照会」
■ゆうちょ銀行 ゆうちょダイレクト「サービス内容・ご利用時間」
通帳の過去の取引明細を確認したい!手数料は必要なの?
インターネットバンキングの他にも、過去の取引明細を確認する方法はあります。
それは、窓口で明細書を発行してもらう方法です。
三菱UFJ銀行の場合、「通帳などの口座番号が確認できるもの」と「口座を開設したときの届出印」を持って、本人が窓口に行き手続きをします。
そのとき、発行手数料が必要になってきます。
三菱UFJ銀行は証明機関が1か月あたり330円(消費税込み)を現金または口座からの引き落としで支払います。
ちなみに、上でご紹介した三菱UFJ銀行のインターネットバンキングでの手続きの場合、発行手数料は無料です。
こちらの方が断然お得ですね。
みずほ銀行の取引明細証明書も、1か月分ずつ発行できるのですが、手数料は330円でした。
ゆうちょ銀行では、「入出金照会」となり、料金は1冊の通帳にかかる回答につき520円となっていました。
りそな銀行の場合、「預金・融資取引明細表」の発行には口座ごと1か月分ごと手数料220円がかかります。
なお、三井住友銀行も調べてみましたが、取引明細の発行について書かれている資料を見つけることができませんでした。
このように、ほとんどの銀行で窓口での明細書の発行に手数料がかかってきます。
1か月単位で手数料がかかる銀行が多いので、過去数年分の明細書が欲しいとなると、手数料もばかになりませんよね。
どうしても書面で欲しいという場合を除いて、インターネットバンキングを使った方がお得だと思います。
参考HP)
■三菱UFJ銀行 取引推移表
通帳を再発行したときの取引履歴は?のまとめ
通帳を紛失して過去の取引明細がわからなくなっても、確認する方法はあるので、ご安心ください!
銀行ごとに手続きの方法や手数料が異なるので、まずはご利用の銀行に問い合わせてみてください。