大切な書類や荷物が郵便で届く予定だけれど、仕事や都合が合わず自分で受け取れない…
そんなとき、「家族や知人に代わりに受け取ってもらえないだろうか?」と考えたことはありませんか?
実は、郵便局では正式な手続きをすれば、本人以外の人でも代理で郵便物を受け取ることが可能です。
その手続きに必要なのが「委任状」です。
とはいえ、「委任状ってどうやって書けばいいの?」「どんな郵便物でも代理受取できるの?」「誰にでも頼めるの?」といった疑問や不安も出てきますよね。
郵便物の種類によっては委任状が必要なケースとそうでないケースがあり、書き方の基本を押さえないと、せっかく用意しても受け取れない…というトラブルになることも。
本記事では、郵便局での代理受取に必要な委任状の書き方や記載のポイント、誰にでも依頼できるのかという疑問まで、ひとつひとつ丁寧に解説します。
家族や友人に頼む場合の注意点や、身分証明書の準備についても触れていますので、これから委任状を書こうとしている方にとって役立つ内容です。
郵便物は生活や仕事に欠かせない大切なもの。
受け取れずに困る前に、ぜひこの記事で正しい手順を知って、安心して代理受取をお願いできるように準備しておきましょう。
郵便を本人以外に受け取るにはどうしたらいいの?
まずは、本人以外の家族に受け取ってもらう場合です。
同居している家族が代理で受取る場合には、
- 印鑑
- 本人確認書類(運転免許証、保険証、住民票の写しなど)
不在票があった時の荷物を受け取る場合は、不在票忘れずに持っていきましょう。
荷物の宛名の人物と、受け取る人物との関係性がしっかりわかるものであれば、問題なく受け取ることができますよ!
最近では、介護している家族の郵便を代理で受け取りに来るケースも多いようです。
ただし、同居していない家族や、家族以外の人が受け取る場合は、委任状が必要となります。
委任状については、後程詳しくご説明しますね。
本人以外受け取れない郵便はあるの?
郵便物の種類によっては、本人しか受け取ることができないものもあります。
それは、“本人限定受取郵便”というサービスの郵便物です。
この郵便物は、その名の通り、宛名の本人のみの受け取りに限定されていて、他の人が受け取ることが出来なくなっています。
郵便局から“到着通知書”が宛名人に送付されてきますので、宛名の本人が郵便局に直接受け取りに行く必要があります。
この“本人限定郵便”の場合は通常の郵便物のようには配達での受け取りはできませんので、注意してくださいね。
- 本人確認書類
- 印鑑
- 到着通知書
また、本人限定の郵便には、基本のものの他に、
- 特例型
- 特定事項伝達型
こちらの2種類については、基本型と違って配達での受け取りも可能となっています。
配達での受け取りを希望する場合は、希望日や時間を指定して配達してもらいましょう。
郵便受け取り!委任状の相手は家族以外でも大丈夫?
先ほどご紹介した通り、郵便物を本人以外の方でも受け取ることが可能です。
でも家族以外の人が受け取る場合、委任状を用意することが必要となります。
この委任状には、郵便局が用意している正式なものはありません。
必要な場合は、自分で手書きで持っていくか、ネット上で掲載されているフォーマットから印刷して持っていきましょう。
難しい書類ではありませんので、簡単にササっと用意して、持参しましょう。
郵便受取の委任状の書き方に決まりはある?おさえておくべきポイントは?
郵便物を本人や家族以外の人が代理で受け取る場合、委任状の持参が必要となります。
上記にも書いた通り、郵便受け取りの委任状には正式なものは存在しません。
自分で用意する場合のポイントをご紹介します。
郵便受け取りの委任状を自分で用意するときのポイント
委任状に記載しなくてはいけない内容は、
- 受取先の郵便局名
- 日付
- 委任者の住所、氏名、印鑑
- 委任の内容『代理人と定め郵便局の受け取りを委任します』
- 代理人の住所、氏名、印鑑
委任の内容の部分には、代理で受け取る郵便物やゆうパックなどの細かい内容を記載します。
委任状自体はとても簡易的な書類なので、すぐに用意することができますね。
この委任状と、代理人の印鑑・本人確認書類(不在票がある場合は不在票)を持って、郵便局の窓口に行ってください。
この方法で、家族以外の方でも代理人として郵便物を受け取ることが可能です。
郵便受け取りの委任状は手書きで書く必要があるものなの?そのまま使えるテンプレート
委任状は、必ず手書きで書かなくてはならないものではありません。
字を書くのが苦手で手書きにしたくない人は、PCなどで作成するのも一つの手です。
すでにお伝えしてように、委任状には決まった書式がなくポイントだけ抑えれば自由に書いて大丈夫です。
とはいえ、委任状を書くにあたって書き方の例があれば便利ですよね。
以下に委任状のテンプレートをご紹介します。
〇〇郵便局長殿
20〇〇年〇〇月〇〇日
委任者
住所:
氏名: 印
以下を代理人と定め郵便物の受け取りを委任します。
代理人
住所:
氏名: 印
記
郵便物の種類:
郵便物の差出人:
以上
小包郵便物の引き受け番号などがわかる場合は、その番号も書いておくと、荷物の受け取り間違いがより少なくなります。
委任者の住所や氏名は、手っ取り早くこのままワードで書きたいところですが、念のため手書きで書きましょう。
手書きの方が、より「本人が書いた」とわかりやすくなるはずです。
必要なところを埋めたテンプレートをプリントアウトして、住所・氏名を記入してハンコを押せば、使える委任状が完成です。
委任状の書き方に困ったときは、ぜひ活用してみてください。
郵便受け取りは委任状で誰でも可能?のまとめ
郵便物を本人以外の家族や知人に受け取ってもらいたいとき、
「委任状があれば受け取れるらしいけれど、どう書けばいいのか分からない」
「本当に誰にでもお願いできるのかな?」
と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
郵便局では、正式な手続きさえすれば、代理人による郵便物の受け取りが認められています。
その手続きに必ず必要になるのが「委任状」です。
ただし、委任状といっても書き方や記載内容にルールがあります。
間違った書き方では無効になり、せっかく足を運んでも代理人が受け取れない…というケースも珍しくありません。
また、お願いできる代理人の範囲についても、法律的な制限はありませんが、委任状と本人確認書類のセットが求められるため、信頼できる相手に頼むことが重要です。
この記事では、郵便局で代理受取ができる郵便物の種類や、委任状の具体的な書き方、記載のポイント、実際に受け取り時に必要なものまで詳しく解説します。
さらに、「誰にでも依頼できるのか?」という疑問や、受け取れないケースの注意点についても触れていきます。
大切な書類や荷物を安心して代理で受け取ってもらうために、正しい手順をしっかりと理解しておきましょう。
この記事を読めば、郵便物の代理受取に必要な準備がすぐに整えられるはずです。