好きな人と結婚して配偶者になると、恋人から、妻や夫という立場に変わります。
愛を求め合う恋愛関係から、信頼し合う夫婦関係へと変わり。
自分を含めて、周りの様々な環境が変化していくことでしょう。
そんな変化の1つに
「いつの間にか、名前で呼ばれなくなっていた」
というジレンマが生まれるかもしれません。
「あれ?最近名前で呼ばれてない?」と一度ひっかかりを感じると、どんどんと気になってしまうもの。
子供が生まれ親になると
「パパ」
「ママ」
呼びに変わるのは仕方のないことなのかもしれません。
それでも、
「おい」
「なあ」
「ねぇ」
「あのさ」
「ちょっと」
などと呼びかけだけで、名前を呼んでもらえなくなるのは寂しいものがありますよね。
そこで、なぜ呼び方が変わってしまったのか?
その心理はなんのかについて、一緒に見ていきましょう。
妻の呼び方が変わってしまう理由とその心理
妻の呼び方が変わってしまう、一番大きな理由として、「恥ずかしいから」という心理が挙げられます。
「名前で呼び合っていても全然恥ずかしくないよ」という男性もいれば、シャイで自分からはなかなか名前で呼べないという男性もいますよね?
また、恋人だったころは名前で呼べていても、夫婦になったら気恥ずかしくて名前で呼べなくなったという人もかなりいるようです。
これは私の体験談なのですが、私が成人した後、いつからか両親がニックネーム呼びになっていました。
そして、たまたま私が実家に帰省していた時に、業者さんが来ていた時のことです。
いろいろ話していてふとお父さんがお母さんを呼ぶのに、業者さんがいる前でニックネーム呼びをしていたのには、聞いているこっちが少し恥ずかしくなった記憶があります。
このように、職場の人など家族以外の人に、ついついいつもの呼び方で話してしまい、恥ずかしい思いをしたことがきっかけになっているのかもしれません。
夫婦の呼び方ではありませんが、中学生になった弟が周りのクラスメイトに影響され。
母のことを「ママ」から「母さん」と呼ぶように変えていったのに似たようなものを感じました。
旦那からやっぱり名前で呼んでもらいたいときどうすればいい?
そう思うと少し可愛く思えてきますが、それでもやはり名前で呼んでもらいたいですよね。
そんな時は、「名前で呼んで欲しい」と素直にお願いしてみるといいかもしれませんよ!
まず絶対に、自分の心の中で思っているだけでは相手は気が付いてくれません。
夫婦なのですから、時にはきちんと話し合うことだって重要です!
妻のいろんな呼び方わかる!?旦那の心理
ここからは「妻」のいろいろな呼び方についての心理について、紹介していきたいと思います。
妻の呼び方の心理①妻
「妻」という呼び方は、夫が自分の妻のことを人前で話していても違和感がありません。
法律上でも「妻」という呼び方が使われています。
そのことから、マナーを重んじている人が多いとされています。
妻の呼び方の心理②嫁
「嫁」という呼び方は、本来は自分の妻の呼び方としてはふさわしくありません。
また、私も「嫁」と言われるとなんとなく嫌だなと思ってしまうのですが、それは対等な関係に聞こえないからなのかもしれません。
支配的な関係を無意識に意識している人や、相手をコントロールしたい表れでもあると言われています。
ただし、最近ではテレビなどの影響で、自分の妻のことを「嫁」と呼んでいる人も増えています。
また、「嫁」と呼ぶのが一番照れくさくないと言ってる人もいましたよ。
妻の呼び方の心理③奥さん
「奥さん」という呼び方は、さん付であるということもあり、優しい響きを持っています。
また、可愛らしい印象も受けることから、自分の妻のことをとても大切に思っている気持ちの表れなのかもしれません。
妻の呼び方の心理④名前
恋人だった時と変わらずに名前で呼ばれている場合、恋人関係のままでいたいという気持ちの表れかもしれません。
ロマンチストなタイプに多いようですね。
妻の呼び方の種類は?人前での呼び方には要注意!?
私の場合は、自分を呼んでもらうときに名前で呼んでは欲しいですが、人前でだとまた話は違ってきますよね?
親しい友人などにならいいのですが、職場などのビジネスにおいて自分の妻のことを話すときには、呼び方に注意が必要になってきます。
とは言っても、妻を指す呼び方は
「嫁」
「奥さん」
「家内」
「かみさん」
「女房」
などたくさんあります。
いったいどれが正しいのでしょうか?
ひとつずつ詳しく見てきたいと思います。
他人の前での妻の呼び方①妻
「妻」は、配偶者である女性の呼び方です。
また、婚姻届を提出した婚姻関係にある女性のことでもあります。
婚姻届だと「妻になる人」と書いてありますし、その他、役所関係の続柄という項目でも配偶者を「妻」と記載します。
ビジネスにおいても使うことが出来る、もっとも馴染のある呼び方ですね。
他人の前での妻の呼び方②嫁(嫁さん)
たまに夫に当たる人が「うちの嫁さんが…」などと言っているのを聞きますが、使い方としては本当は間違いなんです。
元もとは、息子の妻を呼ぶときの呼び方なので、親が使うには問題ありません。
でも前述で書いたように、テレビに出ている人が使っていた影響などで、自分の妻のことを「嫁」と呼んでいる人も増えています。
また、女の子の憧れでもある結婚式では、新婦のことを
「花嫁さん」
「お嫁さん」
と誰しもが呼んでいますよね。
馴染があったり親しみがあったり、ただ単純に呼びやすいからと「嫁さん」を使っている人も多そうです。
他人の前での妻の呼び方③奥さん
「奥さん」は、他人の妻を敬っていう呼び方です。
これは、室町時代、身分の高い人は自分のパートナーを屋敷の「奥方」(奥の方の部屋)に住まわせていたことに由来します。
そして、周囲の人が敬意をこめて「奥方」と呼んでいた言葉が
「奥様」
「奥さん」
に変化しました。
ですので、これらは自分の妻の呼び方としてはふさわしくありません。
他人の前での妻の呼び方④家内
「家内」とは、本来は
「家の中で暮らす人」
「家の中にいる人」
という意味の言葉です。
これは、明治時代に「男性は外に出て会社で働き、女性は専業主婦として家の中を守る」という家族が増えてきたことに由来しています。
本来の意味から考えると、共働きなど、働く女性が増えた現代ではあまり適していない呼び方ですね。
他人の前での妻の呼び方⑤かみさん
むかし、商売人や職人の妻のことを呼んでいた呼び方です。
他人の前での妻の呼び方⑥女房
本来の意味は、身の回りのお世話をする女性や使用人の女性を指して呼んでいた呼び方です。
平安時代に、使用人の女性が住んでいる部屋のことを「女房」と呼んでいたことに由来しています。
と、このように「妻」の呼び方はたくさんありますが、人前では「妻」と呼ぶのが一番無難な呼び方のようですね。
仲のいい夫婦のお互いの呼び方の共通点は?理想的な呼び方は?
名前呼びであれ、なんであれ、いつまでも仲のいい夫婦って憧れますよね。
私もいつまでも仲のいい夫婦でいられたらなとつくづく思っています。
そんな私の呼ばれ方は「名前+ちゃん」で、付き合った当初から変わっていません。
私も夫のことは、付き合ったとき呼んでいた呼び方から変わっていません。
結婚して数年、「さすがに変えた方がいいかな?」と2人で話し合ったこともありました。
ですが、どうにもしっくりこなくて、呼び方を変えるのは断念しました。
私の親も今はお互いをニックネームで呼び合っていますよ。
子供として聞く方には少し恥ずかしさも感じますが、仲がいいなぁと感じています。
たまに愚痴とかは聞きますけどね。
私が子供の時は
「パパ」
「ママ」
呼びだった気がするのですが、気が付いたらニックネームで呼び合うようになっていました。
やはり、名前呼びで呼び合う夫婦は仲がいいのでしょうか?
いろいろな呼ばれ方について、印象を調べてみました!
- おい
- なあ
- ねぇ
- あのさ
- ちょっと
この呼びかけだけでも通じるのでしょうが、私ならだんだんと寂しさや虚しさを感じてきます。
また、名前で呼ぶのが恥ずかしくて呼びかけだけになっている人もいるようで、今さら他の呼び方に変えれないというケースもあります。
名前で呼んで欲しい場合は、早めに名前で呼んでもらう練習をしておくことをおすすめします!
「○○ちゃん」
「○○くん」
「○○さん」
名前でお互いを呼び合っている夫婦は、はたから見ていても仲がいいんだろうなと感じます。
恋愛関係のときのようにラブラブ!って人もいれば、そこまではいかなくとも、仲の良さは伝わってきますよね。
ニックネームで呼び合うのは意外とはずかしくない!?
私のように、付き合っている時のニックネームでそのまま呼んでるって人もいるのではないでしょうか?
今は慣れましたが、結婚したての頃は家族や人前で夫のことを「名前+さん」で呼ぶのが恥ずかしくて、恥ずかしくて…。
夫のことはニックネームで呼んじゃっていました。
こちらも仲の良さが伝わってくる呼び方ですよね!
もちろん、私と夫はいまでも一緒にゲームをしたり、一緒に買い物に行ったりと仲良く過ごしていますよ♪
私のように名前で呼ぶのが恥ずかしいって場合も、
- 親しみのこもったニックネームで呼んでみるとか
- 名前で呼んでくれない夫に提案してみるとか
妻の呼び方で周りを不快にするものは?どんなことに注意すればいい?
逆に、妻の呼び方で不快に感じてしまうものもあります。
それは、自分の妻をへりくだっていう表現の「愚妻(ぐさい)」です。
対義語に「愚夫(ぐふ)」という言葉もあります。
「うちの愚妻が…」という言い方を聞いたことはありませんか?
本来の意味は、「愚かなる私」の妻という意味なのだそうです。
ですが、関係が平等ではないように聞こえるので、あまりいい印象は受けない呼び方ですね。
いい印象を受けないので、特に若い人たちからはこの言葉を聞いたことがありません。
使っているとしたらご年配の方々の印象ですよね。
なので、今は古い言葉として使われなくなっていると思います。
同じように元もとの意味とは違う印象を受ける呼び方がもう一つあります。
それは「お前」です。
これは妻の呼び方のみならず、多方面で使われることの多い言葉です。
元もとは高い敬意が込められた言葉でしたが、「貴様」という言葉と同じように、敬意の意味が薄れてしまって。
その結果、自分より下の人に使われるようになった呼び方です。
私もなんとなく「お前」と言われるのは好ましく思いません。
なので、自分の妻を「お前」と呼んでいる人がもし身近にいたら、「自分はあの呼び方は嫌だな」と不快に感じてしまいそうです。
ただし、親しみを込めて使っている人もいますので、相手との信頼関係で印象は変わってくる呼び方でもありますね。
また、今では、多種多様な婚姻関係やお互いの立場があることから、
- 相方(あいかた)
- パートナー
他人に話すときに、「私の相方(またはパートナー)が…」という感じで使います。
これらの表現なら性別も関係なく使えますし、聞く側も不快なく聞けますよね。
妻の呼び方でわかる夫の心理のまとめ
今まで名前で呼んでくれていたのに、結婚した後から名前で呼ばれなくなると、心になんだかモヤモヤしたものが溜まっていってしまいますよね。
そうすると、夫婦関係にすれ違いが起きやすくなってしまうかもしれません。
もし夫が呼んでくれなくなったのなら、心にとどめておくだけでなく、呼んで欲しいと話してみたり、呼んでくれない理由を聞いてみましょう。