なすとなすびの違いは?地域によって呼び方が違うものなの?

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なすといえばあのなすですよね。

紫の夏野菜、漢字で書けば「茄子」です。

でも、地域によっては、なすのことをなすびと呼ぶところもあるようですね。

もちろんどちらも同じものですからね。

私は関東地方ですが、基本的には「なす」と言っています。

でも「なすび」が茄子のことであるというのも知っていますよ。

日常会話で使ったりはしませんが、お正月の初夢で「一富士二鷹三茄子」を見ると縁起がいいといいますよね。

これの読み方は「いちふじにたかさんなすび」です。

茄子と書くけど読み方は「なすび」なのです。

これの由来は静岡県(駿河国)の名物を並べたというものらしく、となると静岡県はなすびというのが普通なのですかね。

もちろん地域性もありますが、お年寄りはなすびというけど若い人はなすっていう場合もあるんで、何とも言い難いですが・・・

なすびについて調べていると、最初にでてくるのがタレントのなすびさんなんですよね(笑)

若い人は知らないかもしれないですが、「進め!電波少年」という人気バラエティ番組に出演していました。

懸賞だけで生活するという企画なのですが、とても楽しみで毎週欠かさず見ていた番組です。

なぜなすびという名前なのかというと、茄子のように顔が長いからだとご本人が言っています。

なすびさんは福島県出身なのですが、なすびとつけるからには野菜の茄子もなすびと呼んでいたのでしょうね。

でも、「なすです」より「なすびです」という方が愛嬌があるというかかわいらしい響きだなとは思いました。

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なすびの漢字は?茄子の訓読みで「なす」「なすび」と読める!

なすびを漢字で書くと「茄子」なんですよね。

普段呼ぶときは「なす」でも「なすび」でもいいですよね。

ですが、あんまりないですが教科書の朗読などで「茄子」と出てきたらどうなるんだろうと気になります。

なすびという地域性の人は「なすび」と読むのだろうか?という疑問が頭をちらつきます。

でも、どっちも間違いじゃないから、なすびと読んでもスルーされる可能性は高いですね。

なすでいいのに、あえてびをつけた理由も知りたいところです。

なすびの方が呼びやすいから?

茄子を「なすび」と読む由来は?なぜ「なす」になったの?

調べてみたところ、諸説色々あるのですが。

夏になる実から最初は「なつみ」と呼ばれ、それがなまって「奈須比(なすび)」という呼び名で伝わっていったそうです。

それがなぜ「なす」になったかというと、宮廷に仕える女房たちの言葉(隠語)では「お」をつける決まりがあって「おなす」と呼ぶようになりました。

おなすは丁寧語なので、おを取るとなす、だからなすで定着した模様です。

物の名前って案外適当につけられてるんだなぁって思いますよね。

茄子の茄の意味は「植物」という意味で、植物の子供だから茄子だそうです。

なんとアバウトなくくり。

植物っていっぱいあるのになって思いましたが、日本にきた野菜の中では茄子は歴史があるってことなのかもしれませんね。

ウリ科とナス科で大半をしめていますから。

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なすとなすびは地域の方言?関西では「なすび」が一般的?

なすとなすびは地域ごとで違うようですね。

おおまかにいえば西日本がなすびで東日本はなすなのですが。

細かく見ていくと西日本でもなすと呼ぶ地域があったりと、混ざり合っています。

「なす」と「なすび」地域で読み方が違うワケ

なすという食べ物がどこから来たかといえば、インドです。

インドから中国へ渡り日本にやってきました。

だから最初に日本になすがきた地域ではなすびとして定着したかもしれませんね。

そこからどんどん東や北に行く段階でなすに変わっていったと・・・

宮廷での女房言葉としておなすと言われたというところから、京都や奈良のあたりで変換されて東へやってきたと考えるとしっくりきますね。

そうなると、静岡とか福島の方ではなすが主流なはずなのです。

ですが、やっぱりそのへんは、仕事で移住したり遠くに嫁いだりなどもあるので、言葉の文化が混じるというのは当然かもしれません。

北海道だけ「なすび」派が主流なのはなぜ?

よくわからないのは、北海道は「なすび」派が主流ということです。

一番関西から遠いのに、東北はなす100%なのに、北海道はなすび・・・気になります。

調べても明確な答えはないようですが。

もしかすると北海道は雪国なんで出稼ぎとか多くて、本土にくる人が多く、出稼ぎの先の言葉を覚えて帰っていくのかもしれませんね。

方言とか言葉って深く追求するととても面白いものですね。

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なすとなすびの違いのまとめ

漢字で書くと茄子、これはどちらも同じで、読み方だけが2つあるみたいな感じですね。

なすびと呼ぶのは西日本が大半で、東日本方面はなすのが優勢でした。

北海道だけなぜ、なすびなのかとても興味がありますが、昔の人に聞かないとわからない謎です・・・

個人的にはなすびという呼び方の方がかわいくていい響きだなと思います。

一富士二鷹三茄子の「茄子」の由来

最後に、一富士二鷹三茄子の茄子の由来についてもうちょっと詳しく書きますね。

天下を取った徳川家康は駿河の国と関わりが深く、その駿河で高い順に並べたのがこの3つだそうですよ。

富士山は日本一高い山、次が愛鷹山(あしたかやま)、次に高いのが初物の茄子なんだとか。

標高・標高・値段(笑)とってもユニークですね。

初物の茄子ってそんなに高価なものだったなんて知りませんでした。

結局、三茄子がさんなすびと呼ぶ由来まではわかりませんでしたが、さんなすっていうのだと締まりが悪い気はします。