おうち時間が増えた今、自宅でリラックスして過ごすためにさまざまなアロマアイテムが人気です。
ディフューザーやアロマポットは有名ですが、お茶の香りを楽しむ「茶香炉」についてご存知の方は少ないのではないでしょうか。
茶香炉とは、茶葉を熱で温めて抽出される香りを楽しむ和風のアロマポットのようなもの。
お茶屋さんの近くを通った時にふと茶葉の良い香りを感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
まさにあの芳醇な香りを自宅で楽しめる、とっておきのアイテムなんです。
茶葉をキャンドルなどの火で温めるのが一般的ですよね。
ですが、小さな子供やペットがいる家庭、寝室で就寝中に楽しみたい人には火災などの心配がありますよね。
そこで今回は茶香炉の正しい使い方や注意点、火災の危険のない電気式のおすすめの茶香炉をご紹介します。
正しい使い方を理解して、安心安全に楽しくアロマを楽しんでくださいね!
茶香炉が焦げるのは使い方を間違っている?
まず茶香炉を正しく安心安全に楽しむために、一番に気を付けておきたいのが火災です。
そして、火災に繋がりそうな原因の1つに、「茶香炉が焦げる」というものがあります。
ちなみに、茶香炉に入れた茶葉が焦げるということは、茶香炉が熱くなりすぎているからです。
ということは、茶葉が焦げている場合、正しく使ったときの想定の温度より高くなっているということですよね。
温度が高いという事は、茶香炉の周りに燃えやすいものがあれば、火災の原因になってしまうかもしれません。
なので、茶葉が焦げてしまうという場合は、
- ロウソクの芯を短くする
- 背の高い茶香炉を使う
- アルミホイルを敷く
- 茶葉をかき混ぜる
では、それぞれについて少し詳しく説明していきますね。
茶葉の焦げを防ぐ方法①ロウソクの芯を短くする
ロウソクの芯が長いと火が大きくなります。
そして、火が大きいと高温になりやすいので、茶葉が焦げてしまっている可能性があるんです。
逆を言えば、ロウソクの芯が短ければ火は小さくなるので、温度も上がりにくくなります。
なので、ロウソクの芯を短くできるようでしたら、まずこちらを試してみてくださいね。
茶葉の焦げを防ぐ方法②背の高い茶香炉を使う
ロウソクの芯の長さの調節が難しい場合、茶香炉の大きさをロウソクに合わせるという方法もあります。
新しく買った茶香炉が、ロウソクを入れる空間の低いタイプのもので、いつものように使ってみたら、すぐに茶葉が焦げてしまったという報告も見かけました。
なので、茶香炉の高さとロウソクの芯の長さは、自分の持っているタイプに合わせて調節するのがおすすめです!
ちなみに、背が低くても茶葉を載せるお皿の部分が分厚くなっているものは、茶葉が焦げにくいそうですよ。
茶葉の焦げを防ぐ方法③アルミホイルを敷く
茶葉を載せるお皿に、少しくしゃくしゃとシワを付けたアルミホイルを載せることでも、茶葉が焦げにくくなります。
なぜかというと、アルミホイルをふんわりと置くことで、茶葉に直接熱が伝わらないからです。
茶葉の焦げを防ぐ方法④茶葉をかき混ぜる
茶葉をかき混ぜることで、同じ茶葉が長時間熱されることを防げます。
やはり、茶葉の下の方は一番火に近く熱くなるので、焦げやすいんです。
なので、上下を入れ替えるように時々かき混ぜてみてくださいね。
ちなみに、茶香炉の大きさやロウソクの芯の長さによってもかき混ぜた方がいいタイミングが変わってきます。
そういうわけで、持っている茶香炉や使いたい茶葉の様子を見ながらかき混ぜるタイミングを見つけてみてくださいね。
また、茶葉は多く入れている方が焦げにくいです。
だけど、かき混ぜる作業をしようと思っているのであれば、かき混ぜた時にこぼれないくらいの量を入れるのがいいと思います。
最後に、いろいろ工夫してみても焦げてしまう場合。
そんな時は、電気式の茶香炉に変えるのもおすすめです!
茶香炉の正しい使い方を解説!注意点と実際にあった火災例も!
はじめに茶香炉の正しい使い方について説明します。
使い方は至ってシンプルなので気軽に取り入れることができますよ。
②上皿に大さじ1程度のお好みの茶葉を入れます。
③キャンドルに火を点け、5~10分程で香りが充満してきます。
④温度が高いので、上皿にアルミホイルを敷いてから茶葉を入れると焦げにくく便利です。
緑茶以外にも紅茶の茶葉やコーヒーかすなども使えるので、好きな香りにチャレンジしてみるのもまた楽しいですよね。
茶香炉の取り扱い注意点を解説!
簡単に使えて便利な茶香炉ですが、やはり注意したいのは火を使うということ。
どんなことに注意すれば火災などの心配もなく安心して使うことができるのでしょうか。
茶香炉を使うときの注意点①安定した場所で子供の手が届かないところに置く
ごくごく当たり前のことですが、茶香炉が倒れてしまうとキャンドルの火が燃え移り火事の危険があります。
平らで安定した場所に置くようにしましょう。
また、子供は何にでも興味を示して触ってしまうので、必ず子供の手が届かないところに置くなどして気を付けてください。
火傷や大きな事故の原因になります。
茶香炉を使うときの注意点②外出時や就寝時は必ず火を消す
ディフューザー感覚で使用していると外出時にうっかり火を消し忘れてしまうなんてことも。
実際にに茶香炉の火を消し忘れて外出した結果、大火災に発展したケースもあるので、くれぐれも注意が必要です。
茶香炉を使うときの注意点③茶香炉の周りに燃えやすいものを置かない・カーテンの近くで使用しない
キャンドルが溶けてくると火の傾きが変わったり、空調などの風で煽られて紙が落ちてきたりと身近に危険は潜んでいるもの。
基本的な整理整頓を心掛け、雑誌や本などは近くに置かないようにしましょう。
茶香炉を使うときの注意点④キャンドルの下にアルミホイルは敷かない
実際の火災の原因の一つに茶香炉が汚れないようキャンドルの下にアルミ箔を敷いて使っていた例があるようです。
異常燃焼を起こし大火災の原因になりうるので、絶対にやらないようにしましょう。
茶香炉で電気式のおすすめ3選!安全に配慮した茶香炉も!
キャンドル式は就寝時や子供のいる家庭では使いにくいので、お茶の香りを楽しみたい人には電気式の茶香炉がおすすめです。
おすすめの電動式茶香炉①電気式茶香炉
おしゃれで雰囲気のある常滑焼きの電気式茶香炉。
間接照明としても使えるので、おうちでのリラックスタイムにもってこい。
寝室やリビングなどどこでも使えて便利です。
おすすめの電動式茶香炉②ティーセラピーライト
洋風でおしゃれなデザインが可愛い陶器の茶香炉。
温度調整機能、転倒時電源OFF機能がついた安心設計なので、お年寄りへのプレゼントにも最適。
温度を調節してくれるので、茶葉が焦げる心配もありません。
おすすめの電動式茶香炉③山房作 常滑焼 ふくろう電気式茶香炉
こちらはキュートなふくろうモチーフが可愛らしい電気式の茶香炉です。
香りだけでなくあどけない表情に思わず癒されてしまいますよね。
味のある風合いもまた雰囲気があって良いですよね。
茶香炉におすすめの専用茶葉をご紹介!
自宅にある茶葉を使うのも良いですが、特に香りが立つ茶香炉専用の茶葉も販売されています。
茶香炉におすすめの専用茶葉~茶香炉用 くき茶~
こちらは茶香炉専用にお茶屋さんが厳選したくき茶。
専用のものだけあって強い香りが楽しめるよう焦げにくい特徴があるそうです。
本格的にアロマを楽しみたい人には専用茶葉がおすすめです。
茶香炉におすすめの専用茶葉~茶香炉専用 茶葉~
飲料用に作られた市販のお茶は、堅く揉捻されているので、焚いたとき焦げやすく長時間熱すると焦げてしまいます。
こちらは香りを持続させるために、葉肉が厚い茶葉を使っているので、焦げにくく香りが立ちやすいのが特徴です。
※飲料用ではないので飲めません。
茶香炉は危険!?のまとめ
今回は「茶香炉は危険!?誤った使い方をすると火災の原因になりかねない!」について解説しました。
気軽に使えて便利な茶香炉。
ですが、一歩間違うと大火災が起きてしまう可能性があります。
取り扱いには十分注意して、お茶の豊かな香りを楽しんでくださいね。