夏場のイベントで大活躍する保冷バッグ!
そんな保冷バッグも「寒い冬場になると、使うことがないわぁ~」と思っていませんか。
でも実は保冷バッグって、冬になると「保温バッグ」として活躍できるんですよ!
寒い冬のお弁当、少しでも温かく食べられたら嬉しいですもんね。
そこでこの記事では
「保冷バッグを保温バッグとして使うときのポイント」
「保冷剤の驚きの効果とその使い道」
などについて、詳しく見ていきたいと思います。
これであなたのお宅では、
「夏に大活躍した保冷バッグが、冬になると押入れにしまいこまれる…」
なんてことがなくなりますよ!
保冷バッグの仕組み!どうやって冷たさを閉じ込めているの?
保冷バッグの中をよく見てみると、アルミシートが袋の内側にありますね。
これは冷たいものから出る放射熱(冷気)をアルミで反射させて、外に放射熱(冷気)を出さないことで、冷たいものが温まるのを防いでいるのです。
この仕組みがそのまま「温かいものの保温の原理」、要は保温バッグにも使われているんです。
温かいものの温度が外気に触れなければ、温かさが持続できるんですね。
保冷バッグはコタツの保温マットと同じ仕組み
冬になると、コタツの敷布団の下に「保温マット」を敷いたりしませんか?あのアルミのシートですよ。
コタツの保温マットも同じ原理で、コタツの熱がフローリングに伝わりにくくなり、コタツの中が暖かになるということです。
お弁当箱を工夫するだけでできる!保温力アップの裏技
保冷バッグの中に入れるお弁当箱を、前もってあたためておくことがポイントです。
ごはんを詰める前に、お弁当箱にお湯を入れて2~3分。それだけでも保温効果はアップしますよ!
やっぱりご飯は炊きたてが最強
そして大切なことは「炊きたてのご飯をつめる」ことです。
炊飯器の保温機能を使っていても、炊きたてのごはんの温度にはかないません。
どうしても時間の経過と共に、だんだんお弁当の温度が下がってしまうので、できるだけ高い温度でご飯をつめておくことが大切ですね。
保冷剤は保温剤として活用することが出来る!?
ケーキを買った時についてくる、小さな保冷剤。
みなさんのお宅の冷凍庫にもありませんか?
夏場は保冷剤として活躍しますが、保冷として使えるものは保温としても使うことが出来るんです。
子どもが小さいときに「ベビーカーの保温・保冷が出来る!」って買った保冷剤つきの汗取りマットからヒントを得ました。
保冷剤を保温剤として使用する方法
やり方は、まずお湯を沸かします。
どんぶりなどの、お湯が冷めにくい容器にお湯を張り、その中に保冷剤を入れて2~3分待ちましょう。
熱いので、菜ばしなどを使って取り出してください。
ヤケドには気をつけてくださいね!
そうやって出来た保温剤を、お弁当と一緒に保冷バッグに入れておけば、保温効果がさらにアップしますよ。
空気の層をなくすことも保温持続の秘訣
空気を伝わって、熱が放出されることを防ぐことも、保温(保冷)に効果があります。
なので、出来るだけ密封状態にすることも、温度の持続には大切なポイントです。
そこで、お弁当箱と先ほど作った保温剤の上に、小さなタオルやハンカチなどを入れておきましょう。
すると、保冷バッグとのすき間が少なくなり、保温効果持続が期待できますよ。
保冷バックに入れてはいけないものには何がある?
保冷バックに入れてはいけないもの、何かご存じですか?
あっつあつの料理?
いえ、違います。
いやまぁ、焼けてアツアツになった石とかは直接入れちゃだめですが(それはどんなバックであってもダメですよね。笑)
それよりも入れてはいけないものがあるのです。
答えは、なんと「乾電池」なんです。
なぜかというと、保冷バックの内側のアルミシートには通電する性質を持った素材が使われています。
そして乾電池の両端にアルミシートが触れると、放電して発熱・発火の原因になることがあるからなんです。
アルミは電気を通すって習ったはずなので、知っている方が多いとは思いますが。
使い古しの乾電池をお買い物のときに処分しようと思って、保冷機能のあるエコバックに入れてしまうと…!
実際にこれと同じことをして、乾電池が発熱してしまったという方もいるんですね。
アルミの上にラミネート加工されている場合は、電池も通電しないので大丈夫です。
でもそうでない場合は、絶対に直接乾電池を入れてはいけません!!
古電池であっても、わずかに残った電気が放電することもあります。
このようなことが起こらないように、古電池を廃棄するときは両端にセロテープを貼って絶縁するという習慣をつけることも大事です。
何より、古電池であろうが新しい電池であろうが、アルミシートの貼ってあるバックに直接入れないようにしてくださいね。
保冷バッグって保温もできるの?のまとめ
「保冷バッグを保温バッグとして使えること」についてお伝えしてきました。
お気に入りの保冷バッグがひとつあると、一年中使えてとても便利です。
とっても可愛くて、しかもちょっとしたアウトドアだけじゅなく、普段から「保冷エコバッグ」としても使えるので、1年中大活躍してくれてます。
寒い時期に温かいお弁当があると、心まで温かくなれますね。