忙しい主婦の味方である「食洗機」。
私もマイホームを購入してから備え付けの食洗機を使っているけど、手洗いよりもスッキリ洗いあがって節水にもなる便利家電ですよね。
寒い冬の手荒れも防げて助かっているけど、食洗機専用の洗剤をきらしてしまったことはありませんか？
「あるある！」という方お仲間です。
でも、「食洗機って専用の洗剤じゃないと使えないの？」と疑問に思いますよね。
実は、食洗機は専用の洗剤が無くても「酸素系漂白剤」や「クエン酸」があると代用できるんです。
そして、普通の「食器用洗剤」は故障の原因になるので絶対に使ってはいけません。
食洗機の洗剤で代用できるものは？普通の食器用洗剤は使えないの？
忙しい主婦の味方「食洗機」。
だけど、「専用の洗剤がない」「ネットで注文したら届くまで数日かかる」なんとことありますよね。
そんな時におススメなのが「酸素系漂白剤」と「クエン酸」です。
食洗機用洗剤の代用できるもの①酸素系漂白剤
「漂白剤」と聞くと「えっ」と思われるかもしれないけれど。
臭いのキツイ漂白剤は「塩素系漂白剤」で、食洗機に使える洗剤は「酸素系漂白剤」です。
食洗機で「オキシクリーン」を使う時の使用方法と注意点
代表的な酸素系漂白剤が「オキシクリーン」。
「衣類やタオルのオキシ漬け」、「お風呂場やキッチンの掃除」など幅広く使えるアイテムだから、お持ちの方も多いんじゃないでしょうか。
そんな「オキシクリーン」は、40℃～60℃になると洗浄効果が高まるから、高温で洗う食洗機洗剤の代用にピッタリなんです。
食洗機洗剤の代用として酸素系漂白剤を使う場合は、3g～5gで十分です。
基本的に食洗機は、高温洗浄だから油汚れが落ちやすくなって、洗剤の量は少量で良いんです。
「しっかり洗いたい。」と思って、多く入れてしまうと「あわあわ」になって食洗機の故障の原因になってしまいます。
また、金属系の食器は酸素系漂白剤と反応を起こしてしまって、質感や色が変わってしまう可能性があります。
同じく漆器も酸素系漂白剤の酸化力と反応を起こしてしまって、傷んでしまう可能性があります。
酸素系漂白剤は食洗機洗剤の代用として使えるけど、使用する食器には気をつけてくださいね。
食洗機用洗剤の代用できるもの②クエン酸
食洗機洗剤の代用が可能な2つ目のアイテムが「クエン酸」です。
クエン酸は、「レモン」や「みかん」などの柑橘類や「梅干し」に含まれている「酸味成分」です。
つまり、小さな子どもがいても安心して使えるアイテムです。
そんなクエン酸は、酸性の性質をもっているためアルカリ性の食器汚れをしっかり落としてくれます。
さらに、クエン酸には食洗機自体に付いている汚れも落としてくれるから、同時に食洗機のお掃除までできちゃう優れものです。
確かに私も食洗機や電気ケトルの掃除にクエン酸を使っていました。
食器も洗えるなんて常備しておいて損のないアイテムですね。
食洗機用洗剤の代用できるもの③普通の「食器用洗剤」は故障の原因になるので絶対NG
食洗機の洗剤の代用として一番に浮かぶのは普通の「食器用洗剤」ではないでしょうか。
実は、「食洗機用洗剤」と「食器用洗剤」では入っている成分が違うんです。
「食洗機用洗剤」の特徴
- 手洗いする必要がないので肌へ負担が大きい
- 泡立ちがほとんどない
- 高温で汚れが落ちる
「食器用洗剤」の特徴
- 肌への負担が小さい「弱酸性」や「中性」の界面活性剤が主成分
- 泡立ちが良い
- 低温で汚れが落ちる
似ているようで全く違うものだから、食洗機洗剤の代用では使わないでくださいね。
故障の原因にもなります。
掃除アイテム「重曹」は食洗機洗剤の代用に使える？
また、掃除アイテムとして人気の「重曹」も食洗機洗剤の代用として使ってはいけません。
重曹は、タンパク質やデンプンなどの汚れを落とす働きが弱い上に、成分が食洗機の中で固まって故障の原因にもなってしまいます。
ただし、食洗機の中には重曹が使える食洗機もあって「重曹洗浄モード」が付いています。
そのような「重曹洗浄モード」が無い食洗機に重曹は使わないように気をつけてくださいね。
食洗機にオキシクリーンってつかっても大丈夫？洗ったらダメな食器はないの？
オキシクリーンは食洗機に使うことができます。
食洗機用洗剤がないときは、オキシクリーンで代用することができるのです。
ただ注意したいのは、オキシクリーンを使ったときは食洗機用洗剤よりも、汚れが残っていることがあります。
オキシクリーンを食洗機で使った人の中には、油汚れの落ち具合が気になったという人もいます。
なぜオキシクリーンだと汚れが残りやすいのかというと、汚れの「再付着防止剤」が含まれていないからです。
食洗機で食器を洗うとき、機械の中では節水のため同じお湯で繰り返し食器を洗っています。
それで、汚れたお湯が食器に当たって汚れが付着してしまうことがあるのです。
オキシクリーンだと、汚れがもう一度付いてしまうのを防ぐことができずに、汚れが残ってしまうことがあります。
汚れをしっかり落としたい場合は、オキシクリーンで洗う前に予洗いしておくことをおすすめします。
オキシクリーンで洗えない食器は？
また、オキシクリーンで洗うことができない食器は、「金属系の食器」と「漆器など特殊な塗装がされた食器」です。
金属系の食器といっても鉄やステンレスなど材質は色々あり、中にはオキシクリーンで洗っても大丈夫なものもあるかもしれません。
それでもオキシクリーンは基本的に「金属には使用不可」だから、使わない方がよいでしょう。
また、特殊な塗装がされた食器は、塗装が剥がれてしまうこともあるから、やはりオキシクリーンは使わない方が無難です。
食洗機を使ってお湯だけで洗うとどうなる？汚れ落ちを検証！
「酸素系漂白剤」も「クエン酸」もない…。
そんな時「もうお湯だけでいいか。」と思うかもしれません。
でも、洗剤を使わずに食洗機で食器を洗うと、お皿はなんだかザラザラ…、ガラスはくもってる…という状況になってしまいます。
実は、お湯だけで食洗機を使っても食器にこびりついたタンパク汚れはほどんと残ったまま。
その上、食洗機の中もベタベタした汚れがたまっていくんです。
結果として、その汚れがまた食器にこびりつくサイクルが続くから、お湯だけでの食洗機利用はおススメしません。
実は、私も食洗機の洗剤が無かった時、お湯だけで食器を洗った経験があります。
「綺麗に汚れは取れないかな…。」と思ってはいたけれど、やっぱりお皿のベタベタが残ってました。
結局、手洗いし直したから勉強にはなったけれど、2度手間になっちゃいました。
食洗機で食器を洗い続けると発煙の原因に！
しかも、食洗機で汚れたままの食器をお湯だけで洗い続けると、食洗機のヒーターに油が付着して焦げたようなニオイや発煙の原因にもなります。
パナソニックの公式ホームページにも
洗剤を使用せずに運転してもいいですか。
（回答）
必ず専用洗剤をご使用ください。
汚れの少ない食器などを洗う場合に、洗剤なしでお使いいただいているケースもあるようですが、お湯だけではすべての汚れを十分に洗浄できません。
洗い上がりに十分ご満足いただくためにも、酵素配合の食洗機専用洗剤を必ずお使いください。
食洗機は洗剤なしで使ってもちゃんと洗える？のまとめ
便利でしっかり汚れを落としてくれる食洗機。
専用の洗剤が無い時は、「酸素系漂白剤」と「クエン酸」で代用ができます。
故障の原因にもなるから、普通の「食器用洗剤」や「重曹」は使えません。
それに、洗剤を使わずお湯だけで洗うのも汚れが落としきれなかったり、故障の原因にもなります。
「食洗機用洗剤」も「酸素系漂白剤」も「クエン酸」も無い場合は、いさぎよく手洗いで食器洗いをすることをおススメします。