桐たんすのカビにアルコールは使っても大丈夫?捨てる前にできること

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いやー!!桐たんすにカビが!!!

お嫁に行くときに両親に持たせてもらった大事な大事な桐たんす。

どうにかカビをやっつけたいです。

じゃないと、中に入れている着物にまでカビがうつってしまいます。

桐たんすの表面に黒い点々を発見してしまったら、それはおそらくカビです。

まずは、カビに気づいたら、すぐににやわらかい布で乾拭きをしてください。

桐たんすはとてもデリケートな家具なので、アルコールはおろか、水拭きすることもNGです。

水拭きすると、その部分だけ水のシミが付くこともあり得ます。
(オイル加工されている物意外、桐タンスは防水ではありません。)

科学雑巾を使うのも避けてください。

塗装がはげたり変色の原因になるからです。

カビが発生して間もない軽度の場合は、乾拭きを行うとそれ以上にひどくなることはありません。
(そのかわりキレイに元通りになることもありません。)

しっかりとカビが定着してしまっている場合は、ご家庭での対処は不可能です。

専門の方にお願いしてカンナで削ってもらうなどの処置をしていただきましょう。

カンナで削ってもうまく除去できない場合やカビの根が深い場合は、表面を張り替える作業をされることもあるようです。

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桐たんすに生える白カビの原因は?カビないためにできる対処法

桐たんすには白カビが生えることもあります。

白カビは、黒カビと違ってふわっとしたカビです。

ホコリと似ているので、見間違うことがあるかもしれません。

白カビが発生する原因は湿度にあります。

湿度が60%以上になると、白カビが活動を始めます。

そして、最も活発に活動するのは湿度70~80%。

これぐらいになると一気に白カビは増殖します。

白カビは、

「ホコリ」
「ダニ」
「皮脂汚れ」
「酸素」

があればどんどん繁殖します。

桐ダンスがカビないためにできる対処法は以下の通りです。

桐ダンスのカビを防ぐ方法①換気

湿度が高くならないように、こまめに換気しましょう。

天気の良い日であれば、たんすの引き出しを引き出して風通しをしてくださいね。

桐ダンスのカビを防ぐ方法②乾拭き

カビはホコリをエサに増えていくので、普段からの乾拭き掃除は必須です。

ついついサボってしまいますが、本来は1ヶ月に1~2回乾拭きをすることが推奨されています。

木目に沿って乾拭きすると良いです。

はたきをつかってホコリを落とすことも行うと良いでしょう。

そして、万が一カビができてしまった場合でも。

日常的に乾拭きをすることが習慣づいていると、初期段階でカビ菌を拭き取ることもできますよ。

桐ダンスのカビを防ぐ方法③適した場所に設置する

タンスを壁にひっつけて設置すると、湿気がたまりやすくなります。

なので、タンスは壁から10~15cm離し、風通しの良い部屋に設置しましょう。

そして、直射日光や空調設備の風を受けて温度差が激しくなってしまう場所は避けましょう。

寒暖差で結露することもありますし、直射日光に当たると木が劣化してしまいます。

もし、締め切った場所に置く場合は、こまめに換気と乾拭きを行うようにしてください。

桐ダンスのカビを防ぐ方法④湿った衣類を入れない!湿気た日に収納しない

桐たんすは、湿度を一定に保つようにできています。

そのため、湿った衣類を入れたり雨の日に収納したりすると、たんすの中の湿度が高くなってしまいます。

桐ダンスのカビを防ぐ方法⑤着物は定期的に陰干しをする

着物も、湿気を含んでしまうことがあります。

たんすのためにも着物のためにも、定期的に着物を陰干しをしましょう。

そして、そのときに着物やたんすの中の状態を見てカビなどがないかをチェックしましょう。

桐ダンスのカビを防ぐ方法⑥油単(ゆたん)を掛けている場合は定期的にめくる

「油単(ゆたん)」とは、桐たんすを保護するためにカバーとしてかけられる布のことです。

このカバーも、ずっとかけっぱなしにしていると湿気がこもります。

2~3ヶ月に1度は油単のホコリを払ったりめくったりして風通しをしてください。

桐ダンスのカビを防ぐ方法⑦木の部分をできるだけ触らない

桐たんすの木の部分は、手でベタベタと触ると皮脂汚れが付着してしまいます。

カビは皮脂汚れも大好物なので、できるだけ木の部分を素手で触らないように気を付けましょう。

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桐タンスの茶色いシミはどうすれば消せる?予防できないの?

桐たんすには、茶色いシミが出ることもあります。

これはカビの場合もありますが、「アク」が出ている可能性もあります。

カビの場合は、先ほどお伝えした対処法を行ってみてくださいね。

桐たんすの「アク」って何?

さて、桐たんすの「アク」って聞いたことありますか?

私は知りませんでしたが、桐たんすに使われている木材の「アク」のことです。

桐たんすを作るときには、桐材の「アク抜き」という作業をしています。

山で切り倒した桐の木を、桐材として使えるようにする大切な工程の一つです。

この「アク抜き」をしないと、桐材で作った商品はすぐに黒く変色してしまうのです。

アク抜きを丁寧に行った桐たんすでも、使用環境や月日がたつことで表面に「アク」が出てきてしまいます。

長年使った桐たんすが変色するのも、この「アク」が原因なのですね。

桐たんすに「アク」が出るのを予防するには

この茶色いシミに見える「アク」の出やすさは、湿気と深い関係があります。

桐材に水分が飽和している状態になると、「アク」が表面に出てきやすくなってしまうのです。

なので、予防方法はカビのときと同じです。

①こまめに換気をする
②湿気がたまりにくい場所に置く
③湿った衣類を入れない

といった点に注意することが、少しでも「アク」の出を遅くする予防法になりますよ。

どうしても変色が気になる場合は、専門業者の方に表面を削りなおしてもらうのがよいでしょう。

専門業者の方が見ると、茶色いシミが「カビ」なのか「アク」なのか見当がつくようです。

または、桐たんすを最初から濃い目の色に着色しておく手もあります。

こうすると、経年での変色も目立ちにくくなりますよ。

月日がたって変色するのは、桐たんすの味のある部分でもあります。

私は、経年変化で変色する「ヌメ革」が好きで、いくつか愛用しています。

ヌメ革は色が変わることを楽しみに使う人が多いんですよね。

桐たんすも同じように、大切に使うことで色が変わっていくことを味わいとして楽しむのもいいですよ。

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桐タンスの臭い取り!簡単にできる効果的な方法は?

桐たんすはにおいが付きやすいものでもあります。

新品のものだと、桐材のにおいなので時間がたつと消えていきます。

ですが、中古の桐たんすを買ったときや、長年使っている桐たんすのにおいはそのままにしていても消えてくれません。

昔の人は桐たんすの中に化粧品を入れていたりもするので、かなり強いにおいが付くこともあります。

また、カビが発生してしまうと、カビのにおいもなかなか取れないものです。

そんな時、手軽にできる臭い取りの方法をご紹介します!

桐タンスの臭い取りの方法①重曹を置く

重曹は臭い取りの効果があります。

重曹は、水に溶かしてその液で家具などを拭くだけでも消臭効果があります。

ですが、桐たんすは水拭きができないので、これはやらないようにしてください。

桐たんすの場合は、重曹をたんすの中に置いておくだけで十分です。

重曹は容器に入れたり、ティーパックや薄い布で包んでください。

消臭効果が続くのは1~2ヶ月なので、定期的に取り換えてくださいね。

桐タンスの臭い取りの方法②備長炭を入れておく

炭に脱臭効果があるのは有名ですよね。

備長炭の脱臭剤などは、靴箱や冷蔵庫に使っている方も多いのではないでしょうか。

炭には小さな穴が無数に開いていて、その穴がにおいの分子を吸着してくれるのです。

スーパーやホームセンターで手に入ります。

臭い取り用の商品として販売されているものは、取り換え時期が明記されているので分かりやすいですよ。

炭は湿気取りにも向いているので、桐たんすにもオススメです。

桐タンスの臭い取りの方法③ヒノキのチップを入れる

ヒノキのチップはホームセンターなどで簡単に手に入ります。

ヒノキチップにも、脱臭効果やカビ菌を抑制する効果があります。

重曹のように、ティーパックや薄い布に包んでたんすの中に置いておくだけで大丈夫です。

ヒノキのいいにおいが、カビなどのにおいを消してくれますよ。

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桐たんすのカビ取りを業者に頼むと値段はいくらかかる?

桐たんすのカビがどうしても家庭では取れず、気になるということであれば専門の業者さんにお願いしましょう。

桐たんすを購入したお店がわかるのであれば、そのお店に相談するのが一番良いと思います。

桐たんすのカビ取りをどのような行程で行われるのかによりますが、相場は5~10万円ほどだそうです。

<作業別の相場>

  • 桐たんす洗い…5~10万円
  • 桐たんす塗り直し…8~15万円
  • 桐たんす修理・リフォーム…11~19万円
  • カビを薬剤で洗い流した後にカンナがけをして仕上げるのは「洗い」という作業になると思います。

    洗ったあとに塗り直したり、その後修理やリフォームを行うのであればさらに金額は高くなります。

    たんすの状況次第での値段になるので、一度いくつかの業者に見積もりを依頼してみると良いと思います。

    タンスにカビが生えた!捨てる前にできる対処法と捨てるときの注意点

    あまりにもカビが大量だったり、空き家に長期間放置されていてどうしようもなくなってしまったたんすは

    「捨てる」

    という選択になってしまうかもしれません。

    捨てる前にできる対処法としては、今まで見てきた通り、自宅でできることは「乾拭き」のみ。

    もしくは、業者にお願いしてカビ取りをしていただきましょう。

    費用や置き場所などの問題で「捨てる」と決めた場合は、おそらく「大型ごみ」の扱いになると思います。

    自治体によって、大型ごみを捨てられる頻度やサイズ感などが異なってくると思うので、お住まいの市役所などに問い合わせて確認してください。

    桐たんすのカビにアルコールは使っても大丈夫?のまとめ

    桐たんすのカビにアルコールは使っても大丈夫?について、最後にポイントをまとめておきますね。

    • 桐たんすはデリケートなので、アルコールを使ったお手入れはNGです。
    • 水拭きもよくないので、家庭でできるお手入れは「こまめな乾拭き」だけです。
    • 白カビは、湿度が高くなると増殖します。
    • 「ホコリ」「ダニ」「皮脂汚れ」「酸素」があれば、どんどん増殖するので、それらを日常的に取り除けるようにお手入れをしてください。
    • 桐たんすのカビ取り(洗い)の相場は5~10万円です。
    • 桐たんすを捨てるのは「大型ごみ」扱いになります。