自分が1年間もしくは数年に渡って担任をしていた子供達の卒業式を終えると、無事に卒業を迎えたことの安堵感や寂しさが生まれますよね。
そして、新たな出発をする子供達に向けた、祝電の文章にも強い思いをきっと込められることでしょう。
私も卒園児を担任していた時には、卒園式の翌週には祝電を小学校の方へ送ってましたね。
せっかく祝電を送るならば、大切に関わってきた子供達が読んで嬉しくなるような文章になるように作成したいと思っているはずです。
早速、子供達の心をグッと掴むような文章例をご紹介していくので、是非参考にしながらあなたらしい祝電を作ってみてくださいね。
入学式に寄せる祝電…文例まとめを大紹介!思いを込めた言葉を選ぼう
祝電の内容を考える時に、まず大切なことは簡潔に文章をまとめることです。
祝電に限らず、手紙やお便りを作る時でも、様々な思い出が蘇ると、ついつい文章が長くなってしまうことってありますよね。
祝電は、大きさが決まっているほか、日付や学校名を入れる必要があるので、文章をわかりやすくまとめる必要があるのです。
例文を考える前に、まずは祝電の構成を一緒に確認していきましょう。
祝電の正しい構成ってどんなもの?書き方の注意点
祝電を作成するときの、基本的な構成をお伝えしますね。
さらに、祝電を作成する時には、「忌み言葉」という使用してはいけないNGワードも存在します。
こちらも一緒にご紹介をするので、文章の内容を考える時に使用しないように、意識して考えられると、後々楽できますよ。
祝電の書き方①祝電の基本的な構成
基本的には、以下のような構成で文章の組み立てをします。
- 祝 入学
- お祝いの言葉
- 日付
- 学校名
- 名前
どちらも間違いではないですが、学校によっては形式が決まっている場合もあるので、必ず事前に確認をしておきましょう。
祝電の書き方②祝電で用いてはいけないNGワードは?
うっかり文章の中に入れてしまったということのないように、きちんと確認したい言葉になっています。
こちらの「忌み言葉」を使用せずに、文章を組み立てましょう。
- 変わる
- 崩れる
- 倒れる
- 落ちる
- 終わる
- 負ける
- 破れる
先生から中学校へ送る祝電のおすすめ例文
それでは、例文を5つご紹介していきますね。
祝電の文章を考える時に参考にしながら、自分の思いを乗せ、誰にも真似できない素敵なものに仕上がることを応援しています!
〇〇小学校で出来た たくさんの思い出を胸に
新しい一歩を踏み出してください
これからも応援しています
これからの中学校生活でたくさんの事を学び、充実した日々を送ってくださいね。
益々の活躍を期待しています。
今日から新しいスタートですね
目標を持って 学業に運動にめいいっぱい励んでください
心身共に たくましく成長されることを願っています
大きな希望を胸に抱き 今日の日を迎えられたことでしょう
目標を持ってたくさんのことにチャレンジをし 実り多き中学校生活を送ってください
皆さんのご活躍を心よりお祈りしています
皆さんの新しいスタートに 心から祝福をいたします。
素敵な3年間を過ごしてくださいね
〇〇小学校から 応援をしています
卒業式にも祝電を出した方が良いの?祝電は手書きしなきゃ駄目!?
小学校を卒業してから3年後の卒業式にも、祝電を送った方が良いのか迷われている方もいると思います。
結論から言うと、送れば丁寧な方だなと好印象を持たれることに間違い無いですが、送らなくても失礼には当たりません。
祝電を披露する時間には、県知事や市長から始まり、教育委員会に続き、卒業学年を担任した元教師などの順に紹介されることが一般的です。
そう考えると、3年前の小学校の頃の担任の文章は、貼り出されるだけで読んでの紹介はされないことが多いのです。
卒業式に祝電を送りたいときに気をつけることは?
元担任など、その学年に関わった教師で、卒業式に電報を送りたいと考える時には、気をつけるポイントがあります。
実際に、私が祝電の掲示を担当したときの経験も交えて、送る前に気をつけることをお伝えしますね。
卒業式に祝電を送るときに気をつけること①2~3日前には学校に到着するように準備する
先ほどお伝えしたように、送られてきた祝電は、式当日掲示されます。
祝電が前日にたくさん届いてしまうと、
- 掲示の構成を変更したり
- 新たに掲示板を用意したり
また、1週間以上早く祝電を送ってしまうと、卒業証書や花の準備などに追われている期間なので、保管スペースに困ってしまう学校もあるかもしれません。
そういった学校の状況を考えると、2~3日前の到着がベストですよ!
卒業式に祝電を送るときに気をつけること②台紙の種類はカードタイプがおすすめ!
代表的なNTT電報など、祝電を扱っている業者は数多くあり、カタログを見ると祝電の種類も様々なのです。
その中でも、私のおすすめは、カードタイプです!
他には、フラワーアレンジ付きやだとか、ぬいぐるみがついてくる電報といったものがあります。
ですが、こういった祝電は飾るときに、置く場所や飾りつける方法に戸惑ってしまうことがあります。
私も実際に、ぬいぐるみ付きのものが届いた時に飾り方を迷って、最終的には天糸で吊るす作業をしたことがあります。
なので、学校側の負担を減らすことを考えると、カードタイプをぜひ選んで欲しいです。
卒業式に祝電を送るときに気をつけること③卒業生全員に通ずる内容がベター
特に、退職した方などは、担任当時のクラスの思い出を綴ったり、写真を入れたりしたいと考えている方もいるかもしれません。
だけど、転入性がいたり、クラス替えをしたりといった状況から、当時の様子が鮮明に分からない生徒もいるかもしれません。
全員に内容が通じるような文章にまとめた方が、わかりやすくて良い印象になりますよ。
祝電は手書きでなくても大丈夫!
思い入れのある生徒やクラスのことを思うと、より丁寧な手書きの方が良いかもと考える方もいるかもしれません。
でも、実際に私が祝電を掲示する担当だった3年間は、手書きの祝電は1件のみでした。
プライベートの時間を作ったり、今の仕事の業務をこなしたりと、忙しくしている方が多いですよね。
なので、自分の時間内で出来る最大限のことをして、花向けの言葉として送るだけでも、十分気持ちが伝わりますよ。
また、手書きでの作成を考える場合には、完成までの目処がつかなかったというリスクもあります。
そうしたことを踏まえて、業者に頼るか手作りするか、選ぶと良いですね。
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入学式に祝電を教師から贈るときのまとめ
祝電を送る際には、たくさんの配慮も必要になりますが、届いた祝電を知ったら子供達はきっと喜ぶことでしょうね!
新しいスタートや門出に不安を感じる生徒もいるはずなので、あなたの温かい言葉で勇気付けてあげてはいかがでしょうか。
是非、思い入れのある温かい祝電を送ってあげて欲しいと思います。