夏になると、毎年恒例の花火大会を楽しみにしている人も多いんじゃないでしょうか?
私もそのうちの一人で花火大会が大好きです。『日本の夏』って感じが大好きなんですよねぇ~。
なので毎年近隣である花火大会をいくつも見にいっていました。
旦那からは『対人恐怖があるのに人混みが好きとか、おもしろいよなぁ』ってよく言われてます。
まぁ対人恐怖も人混みの場合、誰かと話すわけでもないし、逆に人混みは安心する感じがして好きだったりします。
そんな私も、さすがに子供ができた時には花火大会に行くのをあきらめました。
いや、正確に言うと『近くで見る』のをあきらめて、遠く離れたところから見るようにしました。笑
だって最近の花火大会って人混みが尋常じゃないですもんねぇ。
そんな尋常じゃない人混みの中に、6月に生まれたばかりの娘を連れて行くのは、さすがに危険すぎると思ったんですよね。
そして、もう1つ気になるのが『音』です。
花火大会のときの花火があがった時の『ドーン』っていう音って、考えてみたら普段の生活の中では聞くことのないらいの爆音なんですよね。
間違いなく、赤ちゃんにとっては『生まれてきて耳にする、一番大きな音』になるでしょうから。
そんな大きな音を耳にしたら、まだ小さな赤ちゃんの
- 鼓膜が破れてしまったり
- 破れないにしても耳が悪くなったり
そこでこの記事では
- 花火大会の爆音で赤ちゃんの鼓膜が破れたりしない?
- 花火大会に赤ちゃんを連れていくと泣いちゃうのって何で?
- 赤ちゃんにとっての花火大会って
花火大会に赤ちゃんを連れていっても鼓膜が破れたりしない?
冒頭で書いたように、私の場合は、さすがに赤ちゃんをあの異常な人混みの中に、ベビーカーに乗せたりだとか抱っこしたりして連れて行く気にはなれませんでした。
なので、遠くから花火大会の花火を見ることにしました。
花火大会の大音量で赤ちゃんの鼓膜が破れることがある?
でも実は、その花火大会のある数日前に、私のかかりつけの耳鼻科に行くことがあって。
その時に先生に思い切って
『もしも赤ちゃんを花火大会になんか連れて行ったら、大きな音で耳の鼓膜が破れたりしないんですか?』
って聞いてみたんですね。
すると先生からは
『鼓膜が破れたり、耳に影響があることはないけど、びっくりして泣いちゃうかもしれませんね』
って言われてたんです。
どれくらいの音で鼓膜が破れる?
でも実際に『音の衝撃』で、鼓膜が破れちゃうことってあるんでしょうか?
これは、もちろん私自身が体験したことがある訳じゃないんですが、一般的には鼓膜が破れるのは
『耳元で飛行機のジェットエンジン音がなった時の音量と衝撃』
それくらいの爆音が必要っていう風に言われてます。
なので、いくら大音量と言っても、はるか上空で音がしてる花火の『ドーン』っていう音くらいでは、鼓膜が破れることはないんですね。
そして、赤ちゃんの鼓膜の強さも、実は大人とさほど違いはないんです。
なので、『赤ちゃんだから鼓膜が破れやすい』っていうこともないようです。
私の中での花火大会に赤ちゃんを連れていく事への結論
なので、一瞬
『だったら花火大会に行っても大丈夫なんじゃない?』
って考えが頭をよぎったけど、よくよく考えたら
- 先生の言うようにびっくりして泣きだしちゃったら、あの人混みの中で逃げ場がない
- 夜とは言え、真夏の夜に連れてでて熱中症になってしまわないか心配
- そもそもあの人混みの中に赤ちゃんを無事に連れて行って帰ってこれる気がしない
『赤ちゃんの耳の鼓膜が破れちゃわないか?』っていう不安が解消しても。
やっぱり、花火大会の尋常(じんじょう)じゃない人混みの中に赤ちゃんを連れて行くのは、あまりにも危険な気がしたので、遠くから花火を見ることにしたんです。
なので私の中の結論は
『花火大会の大音量でも鼓膜は破れたいしないけど、それ以外の危険がありすぎて、とても花火大会に赤ちゃんを連れて行く気になれない』
っていうことになりました。
花火大会に赤ちゃんを連れて行くと泣いちゃうのはなぜ?
赤ちゃんの鼓膜は花火大会での大音量でも、簡単に破れたりしないことはわかりました。
でも、それじゃなんで花火の音にびっくりして泣いちゃうんでしょう。
実は、うちの娘は2歳のときから徐々に、人出の少ない花火大会を選んで、花火大会に連れて行っていました。
(ここで私がいろんな花火大会に行ってた経験が役に立ちました^^;)
でも最初のうちは、やっぱり花火の音がこわい(嫌?)みたいで、耳をふさぎながら花火を見ていました。
(花火は『キレイ~♪』って楽しめていたようだったけど)
赤ちゃんは聴覚がまだ未発達
実は、鼓膜の強さは大人とそう変わらずしっかりしていても、赤ちゃんの『聴覚』はまだ未発達なんですね。
なので赤ちゃんは『音』にとっても敏感なんです。そして、この聴覚の発達は4~7歳くらいと言われています。
なので4歳くらいまでの子供の場合、花火の大きな音が苦手だったりすることが多いみたいです。
実際にうちの娘も4歳くらいまでは花火の大きな音が苦手だったけど、5歳の夏からは気にならなくなったようで『花火大会大好き』になっちゃいました。
(冬でも、ある日突然『花火大会がしたい』って言って、部屋の電気を消して真っ暗にした状態で、テレビでYOUTUBEの花火大会の動画を見ながら晩ごはんを食べさせられたこともあるくらいです)
赤ちゃんにとっての花火大会ってどんな感じなの?
まだ小さな赤ちゃんにとって、花火大会ってどんな感じなんでしょう?
前述したように、赤ちゃんの聴覚はまだ未発達なので、花火の大きな音にはすごくビックリしてしまいます。
それ以外には、次のような状況が考えられます。
- ベビーカーに乗ってると目線が低いから、視界には人混みの中の大人の足やお腹しか見えない
- 花火が始まる前から大音量で流れる音楽とか、大声での話し声で落ち着けない
- ベビーカーとか抱っこの高さだと人混みの熱気が息苦しくて熱中症の危険も
- 花火大会が始まる前の場所取りから、花火が終わった後も人混みの移動までの長時間、暑い外で体力も消耗しちゃう
それ以外にも、きっと赤ちゃんにしかわからない『思い』ってたくさんあって、決して楽しいものじゃないって想像できますよね。
赤ちゃんも、そんな大変な状況でストレスも溜まりまくっていて、お母さんも人混みと暑さでイライラしてしまってると、とっても心細い思いをしてると思います。
そんな時に『ドーン』っていう今まで聴いたこともないような大きな花火の音がしたら、そりゃ泣いちゃいますよね。
花火大会で寝てる赤ちゃんは度胸がすわってる訳じゃない
ときどき、花火大会のときに、ベビーカーとかお母さんに抱っこされてスヤスヤと寝てる赤ちゃんを見かけます。
一見、花火の大音量の中で寝るとか、『よっぽど疲れてるのか、度胸がすわってるんやなぁ』って思っていましたが、実はその理由は違うことが多いんです。
確かに疲れはてて寝ちゃってることもあると思うけど、花火が始まった途端に寝てしまう場合は『今の状況が赤ちゃんの許容範囲を超えちゃって、なかったことにしてるだけ』の可能性が高いんです。
赤ちゃんって、自分の許容範囲を超えたことがあると、自己防衛のために『寝ちゃって今の状況をなかったことにする』ことがあるんです。
そう考えてみると、あの時に寝ちゃったのってもしかして…とか、今寝てるのって許容範囲を超えちゃったのかなぁ…って思うことがよくあるんですね。
花火大会の大きな音で赤ちゃんの鼓膜は大丈夫かのまとめ
赤ちゃんを花火大会に連れていくときに『もしも赤ちゃんの鼓膜が破れちゃったりしたらどうしよう』って思ったことないですか?
でも花火の大きな音で赤ちゃんの鼓膜がやぶれたりすることはないってことを紹介してきました。
でも鼓膜は安心でも、赤ちゃんを連れて花火大会に行くのって、いろんな危険ととなりあわせですよね。
でもそれを承知の上で、連れて行くときには最大限赤ちゃんの安全と健康に配慮してあげてくださいね。
間違っても
『きっと赤ちゃんもキレイな花火を見れたことだし、何かしら楽しめたんじゃない?』
なんて簡単に考えないようにしてくださいね。
やっぱり私は、少なくとも『子供が花火の音をこわがらなうなるまで』は、あんまり連れていかないことをおすすめします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。