メダカを飼っていると、水槽の底砂利をつついている姿を見かけたことはありませんか?
「お腹が空いているのか?」
「それとも別の理由があるのか?」
悩ましいところですよね。
そんな、メダカが水槽の底をつついている理由。
それは、ズバリ「お腹が空いているから」なんです。
ただ、だからといって「よしよし、だったら餌をたくさん食べてね♪」と何も考えずにエサを与えるのはちょっと待ってください!
メダカが底をつつく空腹サインが頻繁な理由!エサのあげすぎに注意!
メダカが水槽の底をつつくのは「お腹がすいているから」なんです。
なので、底をつつくようなときには、次の3つの事が考えられます。
メダカが底をつつく理由①エサを探している
単純に、エサを探してるんです。
だから底に沈まないタイプのエサをあげていたとしても、「ごはん、ないかな~」って探してます。
メダカが底をつつく理由②本能的なもの
野生で暮らすメダカにとって、エサは川底に存在していることが多いです。
普段から水槽の底を探すのは、メダカの習性のようなものなのでしょうね。
メダカが底をつつく理由③砂利についているコケを食べている
水槽の底砂利についている苔も、メダカにとっては立派なエサ。
しかも苔はメダカにとって自然食なので、健康にも良いです。
でも、底砂利に隠れている汚れも食べてしまう可能性もあります。
水槽の掃除を疎かにすると、メダカのフンや食べ残しが少しずつ底に溜まっていきます。
これらの汚れは時間の経過とともに腐敗し、毒素を出してしまいます。
そうなると体調を崩したり、病気の可能性も出てきてしまいます。
水槽の掃除も大事ですが、底砂利の掃除も忘れずに行ってくださいね。
食いしん坊のメダカにエサをあげすぎないで!
メダカはとても食いしん坊。
「エサをちょうだい!」って寄ってくるメダカ、かわいいですよね。
だからと言って、その都度エサをあげてはいけません。
メダカにエサをあげすぎてはいけない理由~胃がなくて満腹中枢も鈍い~
メダカは胃を持たない生き物です。
なので、一度にたくさんのエサを食べることができません。
加えて、メダカは満腹中枢が鈍いので、満腹を感じにくいんです。
これらの特徴から、エサをあげてもすぐにお腹が減ってしまったように感じ、エサを探し出します。
メダカにとって食べすぎは絶対に良くありません。
消化不良をおこし、病気になってしまいます。
メダカは1週間ほど絶食しても生きていけます。
常にエサを探し回って底をつついたりするのは、メダカの習性だと割り切って、見守ってあげてください。
「お腹すいた・・・エサちょうだい・・・」って、かわいい顔で近づいてきても、だまされちゃダメですよ。
メダカのストレス行動とは?激しい動きをする理由を解説
メダカはお腹がすくと、
- 人が近づくと口をパクパクさせながら近づいてくる
- 水槽の壁や底をつつく
- 水草を食べる
空腹のときのこれらの行動とは別に、激しい動きを見せる時もあります。
これは、どんな時のサインなのでしょうか。
メダカは実は臆病!ストレスには気を付けて!
メダカが激しく泳ぎまわったり、飛び跳ねる時は、ストレスが原因となっていることが多いです。
考えられるストレスの原因はこちら↓↓↓
メダカのストレスの原因①水質や水温の急変
水槽の掃除後によく見られますが、水合わせは必ず行いましょう。
水合わせを怠ってしまうと、メダカにとっては急に環境が変わってしまうことになります。
メダカは環境の変化にとても弱いです。
水質もですが、水温もちゃんと合わせてあげてくださいね。
メダカのストレスの原因②エアレーション
メダカは実は泳ぎは得意ではありません。
野生のメダカは、田んぼや池など、ほとんど流れが無いような場所に生息しています。
そのため、強い水流を好まないんです。
なので、メダカにストレス行動がみられるときは、エアレーションを少し弱めてあげると良いでしょう。
メダカのストレスの原因③水換えの時の注水
水換えの時の注水、じゃぶじゃぶ入れちゃってませんか?
強い水流が苦手なメダカにとっては、けっこうストレスです。
メダカのストレスの原因④雨水の振り込み
外飼いの場合は、雨水の振り込みにも注意してください。
雨水が大量に水槽に振り込むと、水温が急激に低下します。
これらのストレスの原因が、すぐさま病気などに直結するわけではありません。
でも、この状態が長く続くと、健康を害し、そのまま寿命にもつながってしまいます。
メダカを長生きさせるためにも、ストレスは減らしてあげましょう。
メダカが激しく泳ぎまわる原因【病気編】
メダカが激しく泳ぎまわる原因には、ストレスだけでなく、病気が原因であることもあります。
ここからは病気と思われるメダカの行動を見ていきましょう。
病気と思われるメダカの行動①激しくクルクル・フラフラ泳ぐ場合
白点病や尾ぐされ病の可能性があります
これらの病気にかかると、体のむず痒さを少しでも減らそうと、クルクルと泳ぎ回っている可能性があります。
病気の症状があるか無いかを確認し、症状が見られる個体を隔離してください。
その後、塩水浴や薬浴を行いましょう。
白点病の場合は、水温を少し高めに設定すると寄生虫である白点虫の増殖を抑えることができます。
水槽用のヒーターを使い、少しずつ水温をあげていきましょう。
病気と思われるメダカの行動②上下に激しく動く場合
上下に激しく動いているなら、アンモニア・亜硝酸中毒の可能性を疑ってください。
メダカのフンや食べ残しと言った有機物は、時間がたつと強い毒素を発生させます。
これらの毒素はアンモニアであり、濾過バクテリアがアンモニアを亜硝酸に変化させますが、この亜硝酸にも毒性があります。
水槽の掃除をしないで放置していると、メダカがアンモニア・亜硝酸中毒になってしまう可能性が出てきてしまいます。
なので、掃除や水換えは小まめにやりましょう。
病気と思われるメダカの行動③pHショック
水槽の引っ越しや水換えの時に見られがちです。
ちゃんと水合わせを行わないと、急なpHの変化にメダカが付いていけず、ショック状態に陥ってしまいます。
pHショックを起こしてしまうと、残念ながら回復は厳しいでしょう。
ここまでの説明でお分かりのように、メダカが普段と違う泳ぎをする時は原因があります。
これらの泳ぎ方に気づくか気づかないかは、普段からのお世話にかかってきます。
メダカの異変を見逃さないためにも、しっかり観察してくださいね。
メダカが底をつつく理由のまとめ
メダカは丈夫な生き物ですが、反対に環境の変化にはとても弱いです。
ストレスにも弱いので、水質や水温の環境の変化には注意深く観察しておく必要があります。
だからと言って、エサをあげすぎたりして過保護になる必要はありません。
それはそれで病気になってしまいます。
兼ね合いって、難しいですね・・・
それらを見極めるためにも、普段からの観察はしっかり行ってくださいね。