メダカが底をつつくのは空腹?正常と病気を見分ける7つの観察項目

メダカが水槽の底をつついている姿を見かけると、「もしかしてお腹が空いているのかな?」と心配になりますよね。

この行動は、空腹によるエサ探しや、砂利の隙間にある微細なコケやエサの残りをついばんでいる、メダカにとってごく自然な習性のひとつです。

ただし、頭を下げて口で底をつつく動きと、体の側面や腹側を底へこすりつける動きは分けて観察してください。

前者は採餌行動の可能性が高い一方、後者は白点病などの異常サインとして見られることがあります。

メダカはもともと胃を持たない魚で、食べたものを腸で消化します。

しかし、底をつつくたびにエサを足すと、食べ過ぎや食べ残しによる水質悪化につながるので注意が必要です。

底をつつく様子を見たら、まず次の点を一緒に確認しましょう。

  • 口先で底をつついているか、体をこすりつけているか
  • いつものエサに反応し、普段どおり泳いでいるか
  • 1匹だけか、水槽内のメダカ全体に起きているか
  • 白点、綿状のもの、尾びれを閉じる、充血などがないか
  • 水換え、掃除、導入、大雨、強い注水の直後ではないか
  • 水温が低く、活動量そのものが落ちていないか
  • 底砂に食べ残しやフンがたまっていないか

口でつつくだけで、食欲も泳ぎ方も普段どおりなら、すぐに病気と決めつける必要はありません。

反対に、体をこする、呼吸が速い、食べない、姿勢がおかしい、体表に異常がある場合は、エサを足す前に体調や飼育環境の確認を優先します。

急に泳ぎ回る、水面でジャンプするといった動きも見られるなら、水温・水質の急変や強すぎる水流、体調不良も確認します。

毎日の様子を知っておくことが、小さな変化へ気づく近道です。

わが家では、エサを食べた後も複数のメダカが頭を下げ、口先で砂利をつつくことがあります。

その後も食欲や泳ぎ方に変化がなければ見守っています。

一方、体を底へこすりつけたり、1匹だけ餌に反応しなかったりしたときは、体表と水温、水換え前後の変化を先に確認しています。

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メダカが底をつつく空腹サインが頻繁な理由!エサのあげすぎに注意!

メダカが水槽の底をつつく理由は、空腹だけではありません。

エサを探す動き、野生下から続く習性、底砂に付着したコケや微生物を食べる動きが考えられます。

食後も底をつつくことがあるため、行動だけでエサ不足と判断せず、姿勢や食欲も合わせて見ていきましょう。

メダカが底をつつく理由①エサを探している

単純に、エサを探している場合があります。

水面に浮くタイプのエサをあげていても、食べこぼしが沈んでいないか、「ごはん、ないかな~」と底を探します。

ただし、エサをあげた直後にも口先でつつき続けるなら、それだけで量が足りないとはいえません。

いつもどおりエサへ反応し、泳ぎ方や体表にも変化がなければ、まずは採餌の習性として見守りましょう。

メダカが底をつつく理由②本能的なもの

野生で暮らすメダカは、水田や池、水路など流れの緩い場所に生息し、環境内にある小さな食べ物を探します。

普段から頭を下げ、口で水槽の底を丹念につつくのは、メダカの習性と考えられます。

屋外飼育では自然に付着した藻や微生物も食べるため、底つつきを人工餌の不足だけに結びつけないことが大切です。

メダカが底をつつく理由③砂利についているコケを食べている

水槽の底砂利についているコケも、メダカにとってはエサになります。

一方、底砂は食べ残しやフンがたまりやすい場所でもあります。

隙間に汚れが目立つなら、エサを増やすよりメンテナンスを優先しましょう。

水が透明でも安全とは限らないため、底つつきの頻度が急に変わり、全体の元気や食欲も落ちているなら、水質も確認してください。

通常の掃除では、底砂を一度にすべて取り出して強く洗うのではなく、飼育水と一緒に底のゴミを吸い出すなど、環境を急変させない方法が向いています。

食いしん坊のメダカにエサをあげすぎないで!

メダカはエサへの反応がよく、「エサをちょうだい!」と寄ってくる姿はかわいいですよね。

だからといって、底をつつくたびにエサをあげてはいけません。

量はつつく回数ではなく、メダカの大きさ、水温、成長段階、飼育環境、食べ切る速さで調整します。

給餌の目安には製品、水温、個体サイズなどの前提があります。

食べ残しが底へ沈むなら、多く与えすぎている可能性を先に考えましょう。

メダカにエサをあげすぎてはいけない理由~胃がなくて満腹中枢も鈍い~

メダカは胃を持たない生き物です。

一度に多く与えるより、食べ切れる量を飼育条件に合わせて調整することが大切です。

見出しにある「満腹中枢も鈍い」という点だけを根拠にせず、食べ残しを確認してください。

エサのあげすぎは、消化への負担だけでなく、残ったエサや排泄物による水質悪化にもつながります。

健康な成魚なら数日から1週間ほどの絶食に耐える場合がありますが、稚魚や痩せた個体、冬眠明けなどには同じように当てはまりません。

低水温期は活動量と消化能力が落ちます。

水温が10~12℃を下回る時期は、底にいるからといって空腹と決めつけず、給餌を大きく減らす、または止める判断が必要です。

常にエサを探し回って底をつつくのは習性でもあります。

「お腹すいた……エサちょうだい……」とかわいい顔で近づいてきても、食べ切れる量を超えて追加しないようにしましょう。

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メダカのストレス行動とは?激しい動きをする理由を解説

メダカはお腹がすくと、

  • 人が近づくと口をパクパクさせながら近づいてくる
  • 水槽の壁や底を口でつつく
  • 水草を食べる

などの行動を見せます。

一方、激しく泳ぐ、飛び跳ねる、体を底や側面へこすりつける動きは、エサ探しと分けて考えます。

直前の水換え、掃除、導入、大雨、水流の変化と、食欲や体表の異常を確認しましょう。

メダカは実は臆病!ストレスには気を付けて!

メダカが激しく泳いだり、飛び跳ねたりするときは、ストレスが関係している場合があります。

複数が同時に普段と違う動きを始めたなら、水温、水質、水流など水槽全体の変化を先に振り返ります。

考えられるストレスの原因はこちらです。

メダカのストレスの原因①水質や水温の急変

水槽の掃除後や新しい環境へ移した後は、水合わせを必ず行いましょう。

水合わせを怠ると、メダカにとって水質や水温が急に変わることになります。

メダカは環境の急変に弱いため、水質だけでなく水温も合わせてあげてくださいね。

水換え後から全体の動きが変わった場合は、空腹より急変の影響を優先して考えます。

メダカのストレスの原因②エアレーション

メダカは、田んぼや池、水路など流れの緩い場所に生息する魚です。

そのため、水槽内に強い流れができると、泳ぎ続ける負担になることがあります。

メダカにストレス行動が見られ、エアレーションの近くで流されるような様子があるときは、水流を弱めて変化を観察しましょう。

メダカのストレスの原因③水換えの時の注水

水換えのときの注水、じゃぶじゃぶ入れていませんか?

強い水流が苦手なメダカにとって負担になるだけでなく、水温や水質も急に変わりやすくなります。

底砂の汚れを大きく巻き上げないよう、静かに注水してください。

メダカのストレスの原因④雨水の振り込み

外飼いの場合は、雨水の流れ込みにも注意してください。

雨水が大量に水槽へ入ると、水温や水質が急に変わる可能性があります。

大雨の後から複数の個体が普段と違う動きをするなら、直近の環境変化として確認しましょう。

これらのストレス要因がすぐ病気へ直結するとは限りませんが、状態が長く続くと体調を崩すきっかけになり得ます。

急変と強すぎる水流は避けてあげましょう。

メダカが激しく泳ぎまわる原因【病気編】

激しく泳ぎ回る原因には、病気が関係する場合もあります。

泳ぎ方だけで断定せず、食欲、呼吸、体表、尾びれ、1匹だけか全体かを合わせて確認してください。

ここからは、病気の可能性も考えて観察したい動きを見ていきましょう。

病気と思われるメダカの行動①激しくクルクル・フラフラ泳ぐ場合

激しくクルクル回る、フラフラする、体を底や水槽の側面へこすりつける場合は、白点病や尾ぐされ病なども疑います。

特に、口先で底を探るのではなく、体側をクネクネさせてこする動きは、正常な底つつきとは異なるサインです。

白点、綿状のもの、尾びれを閉じる、充血などがないかを確認し、異常が見られる個体は隔離を検討してください。

塩水浴や薬浴は、疑われる病気や個体の状態を確認してから適切な方法を選びます。

白点病では水温管理が治療に関係しますが、急な昇温自体が負担になります。

ヒーターを使う場合も、病気の状態と飼育条件を確認しながら少しずつ調整しましょう。

病気と思われるメダカの行動②上下に激しく動く場合

上下に激しく動き、複数のメダカの呼吸や食欲にも異常があるなら、アンモニア・亜硝酸による水質悪化の可能性も確認してください。

メダカのフンや食べ残しなどの有機物は分解される過程でアンモニアを生じ、ろ過バクテリアによって亜硝酸へ変化しますが、どちらもメダカに有害です。

水が透明でも安全とは限りません。

底砂の汚れ、掃除の間隔、エサを増やした時期も合わせて確認しましょう。

ただし、一度に大量の水を換えたり、底砂をすべて強く洗ったりすると、別の急変を起こすおそれがあります。

普段の管理では、底のゴミを飼育水と一緒に少しずつ吸い出し、環境を大きく変えないようにします。

病気と思われるメダカの行動③pHショック

水槽の引っ越しや水換えの後に見られやすい異常です。

水合わせをせず、pHや水温が急に変わると、メダカがショック状態に陥る可能性があります。

pHショックは回復が難しい場合もあるため、起きてからの対処より、水換えや導入時に急変を防ぐことが大切です。

メダカが普段と違う泳ぎをするときは、何らかの原因があります。

異変に気づいたら、姿勢だけを見るのではなく、食欲、体表、呼吸、個体数、直近の環境変化を一つずつ確認してくださいね。

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メダカが底をつつく理由のまとめ

メダカが頭を下げ、口先で底をつつきながら普段どおり泳ぎ、エサにも反応しているなら、エサ探しやコケ・微生物を食べる自然な行動の可能性が高いです。

反対に、体を底へこする、食欲がない、呼吸が速い、体表に異常がある、1匹だけ姿勢がおかしいといった場合は、病気や個体の不調を疑います。

複数の個体が同時に変化したなら、水温、水質、水流、水換えや大雨など水槽全体の要因を先に確認しましょう。

メダカは丈夫な生き物ですが、環境の急変には注意が必要です。

だからといって、底をつつくたびにエサを追加する必要もありません。

エサのあげすぎは、消化への負担や食べ残しによる水質悪化につながります。

正常か異常かは、ひとつの動きだけでは決められません。

毎日の観察を続け、口でつつくのか体をこするのか、食欲や体表に変化がないかを確認してくださいね。