神棚っていうのは「神様が宿る場所」で、家の中でも神聖な場所ですよね。
新しい年を迎えるにあたり、神棚も大掃除しておいて、きれいな神棚に神様にきてもらい、気持ちよく新年を迎えたいですよね!
でもそんなときに気になるのが「神棚の大掃除っていつすればいいんだろう?」っていうことじゃないですか?
「あまりに早くしすぎても、新年まで期間がありすぎてしまってよくない気がするし」
「遅すぎると、逆に神様の機嫌を損ねちゃったりしないか心配だし」
と、自分自分たちの部屋を大掃除するのと違って、心配になってしまいますよね。
そこで今回は
- 神棚の大掃除って年末のいつ頃の時期にしたら良いの?
- 神棚の掃除には、何か特別な仕方があるの?
神棚の年末掃除はいつしたらいいの?
年末の神棚の大掃除は、神様に失礼が無いように早めに済ませておくことがおすすめです。
12月に入ったら、あなたの都合の良い日にちで掃除をしましょう。
ただし、気をつけないといけないのが「神棚の掃除を行ってはいけない日」があるということなんですよね。
神棚の掃除をしない方がいい日って?
その人は「9」の付く日です。
9の数字が苦労を連想させることで、昔から神棚の掃除には避けた方が良いとされてるんです。
なかでも、「29日」は、二重苦を連想させるのでタブーとされています。
また、31日は一夜飾りといって、葬儀の時に一夜で祭壇を飾る事から「元旦の前に、あわてて年越しの準備をするのは神様に失礼!」と、いうことで縁起の悪い日にちとされています。
なので、遅くとも30日までには終らせておきたいものです。
神棚というのは神様の休まれる場所なので、年越し前になってバタバタと掃除をすることが失礼にあたります。
余裕を持って、早めに大掃除をすませるようにしておきたいですよね。
神棚の掃除の方法は?
神棚は「神様がいらっしゃる場所」ですので、部屋の大掃除とは違って「失礼の無いように」気を配って掃除をする必要があります。
では、そんな神棚の掃除の手順を紹介しますね。
神棚の掃除の手順①身を清める
神棚の大掃除は「神聖な場所」の掃除なので
- 手を洗い
- 口の中をゆすいで
神棚の掃除の手順②挨拶をする
神様の住まいを掃除するのですから、いきなり掃除を始めては神様がびっくりされてしまいますよね。
あなただって、いきなり誰かが家の中や庭などを掃除し始めたら、ビックリしますよね。
なので掃除を始める前に、はじめに断っておきましょう。
「これからお社の掃除をさせていただきます」とお知らせをしておけば、大丈夫でしょう。
神棚の掃除の手順③マスクをしましょう
神棚にある「お札」には、神様が宿っておられます。
そこに人の息を吹きかけるのは、とっても失礼にあたるので、昔は半紙を口にくわえて掃除をしていました。
今はマスクをすれば、お札に息をかけてしまう心配もなく、また掃除の最中にほこりを吸いこむことも防ぐことができますよね。
神棚の掃除の手順④神棚のものを下ろす
神棚にお祭りしてある
- 花立てなどの神具
- お社(おやしろ)
- お札(おふだ)
ここで気をつけないといけないのが、おろしたものを床にじかに置かないようにするということです。
机の上などに白い布をひいて、その上に置くのがいいでしょう。
神棚の掃除の手順⑤きれいな乾いた布で拭くこと
神棚やお社は神聖なものですので、使い古しの雑巾などではなくきれいな新品の乾いた布で拭くようにしょう。
神棚にほこりが多くて大変な場合は、新品のハンドワイパーでほこりを取り除いたり、細かい部分はエアスプレーでほこりを取り除いたあと、キレイな布で乾拭きしましょう。
このとき「神棚専用のぞうきん」があるような場合は、新品でなくてもかまいませんよ。
使い終わった後は、洗濯をして保管しておきましょう。
神棚の掃除の手順⑥神棚をもとに戻しましょう
- お社やお札を元に戻して
- しめ縄を新しくかけて
- 新しい榊(さかき)や米などのお供えをして
神棚の掃除のときに気をつけることがあるの?
神棚にまつってある「天照大神様(あまてらすおおみかみさま)」は女性の神様で、「女性に対して嫉妬(しっと)される」といういわれがあることをご存知ですか?
女性には月経があって、流れる血が死を連想させることで、月経中はけがれているということで嫌われていたようです。
なので男性でも、ケガをしていたりするときには控えたほうが安心です。
だからといって、年末に神棚の掃除をしないわけにもいきませんよね。
働きに出ているママさんだと、月経の時期と掃除の段取りを考えるのは大変です。
そんなときには
- 鏡を身に持っていたり
- 塩をパウチ袋に入れて持っておく
神棚の年末掃除はいつすればいい?のまとめ
年末の神棚の大掃除について、お伝えしてきました。
「家を守ってくださっている神様」に、気持ちよくいていただくために、正しい手順で掃除をして、新しい年も大切な家族を守って頂きたいですね。
新しく迎える年が、あなたとあなたの大切な人にとって、より良き年となりますように。