春のお花の代表格であるチューリップは、家に庭がないと育てられないと思っていませんか?
実は、プランターがあればチューリップを育てられるのです!
しかしチューリップをキレイに咲かせるには、ただ球根を植えて水をやるだけでは上手くいきません。
今回はプランターでチューリップを育てる為に、必要な知識をピックアップしてご紹介しますね。
これであなたも、チューリップのある生活を送ることができるようになりますよ。
チューリップの植え方!重要なのは球根を植える間隔!
まず、チューリップの球根を植える時期についてです。
球根を植える時期は、「紅葉が見頃の時期から」と言われています。
球根の根が伸びるのは、土の温度が10℃~15℃くらいであるからです。
紅葉が見頃になる時期は、土の温度も10℃~15℃になります。
ただし、同じ日本でも地域によって、球根を植える時期は違ってきます。
最北端である北海道は10月上旬に植えるのが適切なのに対し、最南端である沖縄は日本11月下旬に植えるのが適切なのです。
プランターにチューリップの球根を植える方法とは?
プランターに球根を植える際に気をつけたいのが、球根同士の間隔をしっかり開ける事です。
市販の球根用の土、あるいは水はけの良い土をプランターに入れ、10cm程間隔をあけて植えましょう。
球根は玉ねぎのような形をしていますが、細くとんがっている方が上になります。
球根を植える前に、茶色い皮の部分を剥がす必要があるので注意です。
皮を剥いた後は、球根を消毒液できちんと消毒しましょう。
消毒した球根を土に並べたら、球根がしっかり隠れるように土を被せてくださいね。
チューリップを育てるにあたって気をつけたいポイント
球根を植えたら、その後2週間はたっぷりと水やりをしましょう。
植え付け後2週間は、球根から根が伸びる大事な時期です。
水やりの仕方は、ゆっくり時間をかけてする事がポイントです。
たっぷり水やりすると書きましたが、大量の水を一気にあげると、土が水分を吸収する前に流れてしまいます。
数分ごとに分けて、同じ場所に水やりをしないよう気をつけましょう。
土が水を十分吸ったかどうか判断するには、プランターを持ってみると分かります。
普段より重くなっていれば、十分水を吸った証拠です。
冬になると水やりを忘れがちになってしまいますが、冬場に水やりを怠ると根が乾燥してしまいます。
そうなると、いくら水をあげても吸収しなくなってしまい、葉は育つけれども花が咲かなくなってしまうのです。
冬場も雪が降っているから大丈夫と安心せず、欠かさず水をあげて下さいね。
春に咲くチューリップ!植え方はわかったけど時期はいつ?
チューリップは春に咲くと言われていますが、何月ごろに咲くのでしょうか?
実は、春になって暖かくなったからとすぐに咲くわけではないのです。
ですので、何月に咲くとは決まっておらず、毎年チューリップの咲く時期は違います。
だいたい目安としては早咲きですと3月下旬?4月中旬、普通咲きであれば4月中旬?5月頃、遅咲きだと4月下旬?5月中になります。
何故バラツキが出るのかと言うと、チューリップが咲くのには、一定期間低温の時期が必要です。
低温の時期に球根内部で、チューリップの開花に必要なホルモンが生成されるのです。
この仕組みは、同じく春に咲く桜と似ています。
桜も低温に晒されることにより、蕾を成長させて花を咲かせる準備をします。
暖冬と言われる年の春は、桜もチューリップも咲くのが遅くなるという、面白い現象が起きるのです。
チューリップのプランターでの植え方のまとめ
チューリップは広い庭がなくても、プランターで育てる事が出来るお花です。
球根を植える前に茶色い皮をむき、消毒液で消毒します。
植えるときは10cm程間隔をあけて植えましょう。
水やりはたっぷりで、数分毎の間隔をあけてあげるようにしましょう。
チューリップの花は、色とりどりで可愛いですよね。
私は童謡の「チューリップ」で、「赤 白 黄色」を「赤 青 黄色」と、信号の色で歌っていたと言う思い出があります。
ちなみに、青いチューリップは2018年現在、まだ存在していないようです。