ポピーは3月~5月の間に咲く花で、色とりどりの可愛らしい花です。
空に向かって花開くその姿は、春の青空に良く映えて美しいですよね。
ポピーの花言葉は、ポピーの色によって違います。
赤いポピーは「なぐさめ」
白いポピーは「疑惑」
薔薇色のポピーは「活発」
と、異なった花言葉を持ちます。
ポピーという名前の由来は、ラテン語で「幼児に与えるおかゆ」という意味の「papa」から来ています。
ポピーの実から出来る乳汁には催眠作用があり、それを入れたおかゆを食べさせ寝かしつけていたのです。
今回はそんなポピーの花を育てたいと思う方に向けて、ポピーの育て方のポイントや注意点をご紹介します。
お家の庭にポピーの花が咲いたら、一気に春らしく華やかになりますよ。
いつが最適?ポピーの種まきの時期
ポピーは10月~11月にかけて種まきをし、翌年の春に花を咲かせるというスケジュールで成長します。
ポピーの種は大変小さく、強い風が吹くだけでも簡単に吹き飛んでしまうほど細かい種です。
種をまく前に水をかけて土を湿らせ、その上に種をまいて薄く土をかけます。
芽が出て、本葉が2枚になったら間引きします。20cm程の間隔を開けつつ間引きしましょう。
ポピーの苗植えの方法
ポピーは種からだけではなく、苗を植えて育てる事も出来ます。
種まきする時同様、10月~11月に苗を植えましょう。
鉢植えやプランターで育てるならば、1つの鉢に2株くらいにし、余裕をもって植えるようにします。
花壇や庭に植えて育てる場合は、大体30cm程の間隔を開けつつ植えると元気に育ちますよ。
とっても簡単!ポピーの花の育て方
ポピーの花を育てるにあたって、気をつけたいポイントをまとめました。
ポピーを育てる時に、是非参考にしてみてくださいね!
ポピーを育てるポイント①水やり
土に指を差し込み、指の深さまで土が乾燥していたら水やりをします。
土が湿るまでしっかり水をあげましょう。
数日に1回の水やりで問題ありませんが、気温が高い夏場やポピーが茶色くなってきたら、水やりの水の量を増やして対応します。
水やりの時間帯は朝早くから、夕方頃がお勧めです。
昼間の日差しが強い時間帯に水やりをすると、日差しで暖められた水が葉を焼いてしまう恐れがあります。
ポピーを育てるポイント②肥料
ポピーは日頃から日光を浴びせていれば、特別肥料を使う必要はありません。
ただし日光を十分浴びせているにも関わらず、葉が黄色く変色した場合は栄養不足のサインです。
薄い液体肥料を与えて、ポピーか枯れるのを防ぎましょう。
肥料をあげすぎると根が腐ってしまう為、様子を見ながら量を調整してくださいね。
ポピーを育てるポイント③ポピーの増やし方
ポピーは根伏せという方法で、簡単に増やす事ができます。
根伏せは10月~11月に行います。
18cm程度に成長したポピーの根を用意し、3~5cmに切断します。
新しく土を入れたプランターや鉢に、根を横向きにして入れます。
根の半分を土の中に埋め、根の半分を外に出します。
プランターや鉢受けにビニール袋をかけ、乾燥しないように密閉します。
葉が出てきたらビニール袋を取り、水をあげてじっくり育てていきましょう。
うまくいけば来春には開花しますので、楽しみに待っていてくださいね。
ポピーがかかる病気の種類
ポピーは害虫がつかず病気になりにくい花ではあるのですが、葉や蕾にカビが発生する「灰色カビ病」を発症する事があります。
一度灰色カビ病にかかれば、治る事はほぼありません。
灰色カビ病になってしまったポピーは取り除き、処分してしまいましょう。
灰色カビ病を防ぐためには、風通しの良い場所で育てる事が大事です。
水やりの際もポピー全体にかけるのではなく、根元に注ぐように水やりをするといいでしょう。
ポピーの花の特徴は?のまとめ
ポピーは3月~5月にかけて咲く花で、色とりどりの可愛らしい花を咲かせます。
秋の間に種をまくか苗を植えて、翌年の春に咲かせるというスケジュールで育てます。
私はポピーの花と聞くと、魔法瓶の柄に使われていた事を思い出します。
祖母の家にあった魔法瓶の柄がポピーの花で、いつも素敵だなと思って見ていました。
そんな素敵なポピー。ぜひ、上手に育ててあげてくださいね。