職場でお昼休みの時間に雑談をしていた時のこと。
同じ職場で働いてる、太田さん(仮)の子どもの就職先が決まったそうなんですよね。
でも、子供の就職が決まって嬉しい反面、太田さんが言うには
「自宅から職場まで結構遠いから、この春から一人暮らしをさせるんだけど。
部屋を探したり家電を買ったりと、お金がかかって大変なんだよね~」
っていう話をしてました。
今度の週末に、一人暮らしで使う家電を近くの家電量販店に買いに行くっていう事だったので、私が
「値切らないと本当、損ですよね~」
って話をしました。
すると、どうやら太田さんは今まで値引きなんかしたことがなかったみたいで
「値切ったりとかできるものなの???」
と、私の中では常識だった「値切ること」に、びっくりしてました。
新生活を始めるのに必要な家電 値切りってしてもいいの?
新生活を始めるときには、結構なお金がかかりますよね。
住むところを決めたら、
「敷金」
「礼金」
「前家賃」
それに家電と、お金のかかることだらけです。。
一人暮らしで必要な家電は思った以上に多い!
家電での必要なもの、あれば便利なものと、いろいろと考えていると
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 掃除機
- 炊飯器
- ガスコンロ・調理コンロ
- テレビ
- ドライヤー
- エアコン
- 電子レンジ
- トースター
- 扇風機
- 布団乾燥機
でも最低限、生活ができるようにしてやりたいのが、親心ですよね。
でも、これらを必要なものだけ買ったとしても、軽く10万は超えてしまいます。
家電量販店での値切りはしてもいいの?
そんな新生活に必要な家電製品を買うとなると、最近ではネットショッピングで買うって人も増えてきていますよね。
でもやっぱり、家電量販店で実際に物を見て選びながら買うって人が多いです。
その家電量販店で新生活に必要な家電を買うとき。
表示されてる価格よりも安くしてくれるようにお店の人と交渉する「値切り」はしてもいいものなんでしょうか?
答えは「YES」です。
値引き交渉はしてもいいんです。
もちろん、すべてのものが値引けるわけではなく、お店的に
「値引きできるもの」
「値引きできないもの」
があるので、交渉したからって、必ず値引きしてくれるって訳じゃないですが。
でも、値切り交渉した時としない時では、購入金額が全然違ってきちゃうんです。
なのに、実は太田さんのように値引きをせずに、そのまま買うって人がとっても多いんです。
理由として、よくあるのが
家電を値切ることをしない理由
- 値切るのがはずかしいから
- めんどくさいから
- 値切ってもいいって知らなかったから
「お金があるから、わざわざ値切ってまでして安くならなくても」
なんてうらやましい人もいるんでしょうけどね。
そもそも、お店側も「値引きありき」で、価格設定してるんです。
よくお店の商品についてる価格の下に「更にお値引きします。ご相談ください」って書いてるのを見たことないですか?
「それなら最初っから安くしとけよ」って思ったりもしますが。笑
こういった場合、普通に買っても店員さんの方から
「お値引きして〇〇円にしておきますね~」
なんて言ってくることもあるけど、「やった!ラッキー」なんて思っちゃいけません。
こうすることで、お値打ち感を出してるだけで、最初から値引く前提で価格設定してるだけなんです。
しかもちゃんと値切れば、もっと安くしてもらえちゃう事がほとんどだったりもします。
なので、値切り交渉は「やらないと損」なんですよね。
家電を値切る簡単にできるコツってあるの?
家電量販店に行くと、「他店よりもお安くします。ご相談ください」って書かれてるの見たことありますよね。
値引き交渉って聞くと
「ヤマダで2万円にしてくれたんだけど、もっと安くできます?」
って感じで、いろんなお店をまわって他店と競合させて値引き交渉していくってイメージがあります。
確かに「他店競合」は値引き交渉の基本だし、確実に安くしてもらえる方法です。
だけど、新生活準備で他にもやらなきゃいけないことがたくさんで、そんな時間もないですよね。
他店競合せずに簡単に値切り交渉するコツ
いろんなお店をまわって、価格調査をしてまでして値切り交渉をする時間もないし。
「そんなことめんどくさいよ」って人におすすめの、「初めての値切り交渉のコツ」をまとめてみました。
- 買いに行く日を選ぶ
- 声をかける店員さんを選ぶ
- いきなり値段の話をしない
- その場で買うと宣言する
他店競合なしでの値切り交渉ポイント①まずは家電を買いに行く日を選ぶ
まず、家電量販店には「値引きしてくれやすい時期」があります。
- 四半期の決算時期
- 月末
- 日曜日の夕方
「決算期」だったり
「月」だったり
「1週間(週末)」だったり
の売り上げを上げる為に、その期間の終わりに近づくと値引きしてもらいやすくなる為です。
ただ、この時期は確かに値引きはしてもらいやすいけど、特に週末なんかだとお客さんも多くて店員さんをつかまえるのも大変です。
それに、ゆっくり説明を聞いたり値切り交渉する余裕もありません。
なので、できれば週末よりも「平日の昼間」が、値切り初心者にはおすすめです。
他店競合なしでの値切り交渉ポイント②声をかける店員さんを選ぶ
家電量販店の店員さんにもいろんな人がいます。
中でも気をつけたいのが、ヘルパーさんと呼ばれる、メーカーから雇われた店員さんです。
この人達は、雇われたメーカーの商品を売ってなんぼなので、自分の雇われ元のメーカーしか紹介してくれません。
そして何よりも「値引きする権限」がありません。
このヘルパーさんは、他の店員さんと服装や名札の色が違ったりするので、そこで見分けましょう。
次に気をつけたいのが、まだ若くていかにも「入社してまだ日が浅い」って感じの店員さん。
まだ、入ってそんなに経ってない店員さんには値引きする権限がないことが多いので、そういった店員さんを捕まえてしまっても値切り交渉なんてできませんからね。
なので、捕まえるべきは、ある程度ベテランっぽい店員さんです。
年をとってればいいってもんじゃないけど、雰囲気や立ち振る舞いで「この人」って思った店員さんを捕まえましょう。
あとは、気持ちよく「いらっしゃいませ」と笑顔で挨拶してくれる店員さんも、捕まえるときのポイントですね。
他店競合なしでの値切り交渉ポイント③家電交渉ではいきなり値段の話をしない
お店の人を捕まえて、いきなり
「で、これいくらになるの?」
なんて感じで、いきなり値段の話をするのはNGです。
いきなりそんな風に話しかけられても、店員さんに「なんだいきなり」って思われてしまいます。
まずは「〇〇が欲しいんだけど」と、店員さんに相談する感じで話しかけてみるようにしましょう。
その話の中で「△△って商品が気になるんだけど」と話を進めて行って
「自分は、冷やかしや価格調査じゃなくこのお店で買う気があってきています!」
ってことを見せるのが、この後の「値切り交渉」につながっていきます。
他店競合なしでの値切り交渉ポイント④その場で家電を買うと宣言する
この前の話の中でもあった
「このお店で買う気があるってことを見せる」
と同じようなことなんですが
「この後、他店も見に行って検討するつもりじゃなく、この場で買うんです!」
ってことを宣言しちゃいましょう。
そうすることで何がいいかって言うと。
家電量販店をまわって検討する場合って、ほとんどの客さんが自分のお店の価格を参考に他店で交渉して、他店で買うことが多いんです。
それに、他店から自分のお店に戻ってきた時にも、他店の提示価格を引き合いに、値引き交渉してきます。
その時の為に、まだ余裕を見込んだ値引き価格しか提示してきてくれません。
そこで最初に「他店はまわらずに、この場でこのお店で買うよ」って宣言することで、最初から値引き限度額の値段を提示してもらいやすくなるんですね。
手っ取り早くできる家電の値切り方
お伝えしてきた、簡単に値切りするコツを踏まえて、いよいよ値切り交渉の実践です。
実際にどんな感じで値切り交渉していけばいいかを見ていきましょう。
値切り交渉しても値引きが難しいもの
まず、知っておきたいのが、交渉しても「値引きが難しい商品」があるってこと。
家電量販店で売られてるもので、値引きが難しい商品の代表的なものとしては
- 携帯電話
- ゲーム機・ゲームソフト
- 電池
- 記録メディア
- インクとかの消耗品
あと、この他にも「広告の品」とかで売り出されている「特価品」も、値切り交渉しても値引いてもらうのが難しいです。
逆に、もちろん高額なものの方が値切っても値引きをしてもらいやすいですけど、そんなに高額じゃないもの。
例えば2千円くらいのヘアドライヤーなんかでも、交渉すれば値引きしてもらうことができちゃいます。
もちろん値引き額は微々たるものだけど、新生活ではたくさんの物を買うので「ちりつも(塵(ちり)も積もれば山となる)」も、とっても大切ですよ。
新生活の準備で忙しい時の事前準備のいらない値切り交渉
そんな値引きが難しい商品を踏まえた上で、実際に店員さんを捕まえて「値切り交渉」をしていきましょう。
ここで、実際に他店の価格調査とかをせずに、値切り交渉をする場合を想定して。
できるだけ簡単に「私がやるなら」っていう交渉例を例として見ていきましょう。
「子供が新しく一人暮らしを始めるので冷蔵庫と洗濯機と・・・etcを見にきたんですが、どんなのがいいんですかね~」
と聞いてみる。
この時”ちゃんと聞いてるよ。真剣ですよ”ってわかってもらう為に、いくつか簡単な質問もしてみる。
(色はどんなのがあるんですか?とかでもOK)
この時、最初から決めてる商品があれば、最初に「〇〇が気になってるんですけど」って伝えておくといいですね。
「今日はここで購入しようと思ってるんだけど」
ということを伝えて。
気になってる商品があれば「○○が気になったんだけど、これはいくらくらいになります?」って聞いてみる。
(気になったものがいくつかあれば、それも聞いてみる)
「商品の説明を聞く」→「値段の確認」→「商品決定」
を繰り返す。
この時、決めていくのは、上で書いた値引きができない商品(消耗品とかメディアとか)を除いたものだけ。
なぜ最後にするかと言うと、値引きできないようなものでも、まとめて買うことでちょっとだけ値引いてくれることもあるから。
実際に私も800円くらいのUSBまで値引きしてもらいました。
「まとめていろいろ買うんだから、ここからもう少し引いてもらったりできませんか?」
と聞いてみる。
「せめて100円単位の端数まで切ったりとかはしてもらえませんか?」
と最後のひと押し。
本当なら金額の下調べをして、1つ1つ細かく交渉していくのが理想的です。
でも新生活準備で忙しくって、いろんなお店もまわっていられないので、ここはあえて
- 「店員さんの提示してきた価格」で決めていって ↓
- 値引きしてくれにくい商品とか安価な商品を決めて、値引きしてくれればラッキー的な感じで ↓
- 最後に「支払い総額」に対しての「ね値切り交渉」
それでなくても、購入する商品の数が多くって時間がかかってしまいます。
なので、まずは最低限の値引きをしてもらいつつ商品をサクサくと決めていきましょう。
値切り交渉でやってはダメなこと
逆に「値切り交渉をする上で、やってはダメなこと」もあります。
値切り交渉でのタブー①強気な態度にでない
まず、値切り交渉をするときにしてはいけないことは
「今日はたくさん買ってやるんだぞ」
って感じで、強気で横柄な態度にならないこと。
店員さんも人間です。
「なんだこの客は。感じ悪いなぁ」って思ったら、頑張って値引きしてあげようって気にもなってくれません。
一番理想的なのは
「店員さんも客(自分)も気持ちよく買い物できて、気持ちよく値引きしてもらえること」
です。
値切り交渉でのタブー②嘘の金額やネットの最低価格で交渉しない
次にやってはダメなのが、見に行ってもないのに「うその金額」を言って、値引き交渉することです。
「〇〇電気ではXX円にしてくれたけど、ここではいくらになります?」
って適当な金額とか、ネットで調べた最低価格を伝えての交渉はしないこと。
まず、どのお店も仕入れ価格は同じようなものなので、原価割れしちゃう「底値」も同じようなもの。
あきらかにその底値を下回るような金額で交渉しても「当店ではその価格ではムリです」って断れるだけです。
「他店の価格よりも安くします」の他店にはネットは含まれないから「そうなんですね~」って言われて、値引き材料にはならないんです。
そもそも、他の店で原価割れするような金額で提示されてるのに、そのお店でそのまま購入なんてしてしまったら。
店員さんからすると
「だったらそのときに言ってた金額って何?安ければそっちで買えばいいでしょ?」
って、嘘がバレバレな訳です。
値切り交渉でのタブー③店員さんの話をあまり聞かない
急いで買い物を終わらしてしまいたい気持ちもわかるけど、
- 店員さんが説明してるのに話半分でしか聞かなかったり
- 説明してる最中に「これこれ、これにするわぁ」って、話をぶった切って決めてしまったり
これも、はっきり言って「相当に感じ悪い」です。
店員さんも、少しでも満足して良い買い物をしてもらおうって一生懸命、説明してくれてます。
できれば、時間に余裕をもって買い物に行くようにしましょう。
こういったポイントを意識して、スムーズに気持ちよく買い物ができて、気持ちよく値引いてもらえるようにしてくださいね。
それが「値引きへの一番の近道」だったりしますよ!
家電の値引きを手っ取り早くするコツのまとめ
子供が新生活を始めると、何かと出費も多くって、安くできるところは少しでも安くしたいですよね。
今まで、家電を買う時に「値切り交渉」なんてしたことがなかった人でも簡単にできるように、そのポイントと方法をご紹介してきました。
いろいろと書いてきたけど、それでも最初は不安ですよね。
そんな時には、ひととおり店員さんの説明を聞いた後で、思い切って
「で、これいくらになりますか?」
のひと言を伝えてみましょう。
お店も「値引きありき」で値段設定してるので、「えっ?こんなに簡単なものだったんだ」って思うくらい、簡単に値引きしてくれますよ。
本当に「言ったもん勝ち」なんです。
ただお店によっては「値引き」をしてくれないことろもあるので、その時は「そういうお店なんだ」って割り切っちゃいましょう。