「ハッカ油が、虫除けに効果的」という話をご存知でしょうか?
ハッカ油は植物由来の精油で、原料となっているハッカソウに防虫効果があるんですね。
爽やかな香り成分であるメントール、それが虫除けに効果を発揮するのです。
なぜかと言うと、ハッカの爽やかな香りは人間には人気ですが、虫たちにとっては「物凄い悪臭」に感じるからなんです。
ただ、赤ちゃんがいる家庭でハッカ油を使っても、赤ちゃんには影響はないのでしょうか?
ハッカ油の虫除けを自作してみよう?用途に合わせて濃度調整しよう!
まずハッカ油を虫除けに使う場合、原液をそのままスプレーして使うわけではありません。
用途や家庭環境に応じて、濃度を調整して使用します。
ハッカ油スプレーを作ってみよう!
用意するものは、以下の通りです。
ホームセンターやドラッグストアに売られている場合が多いです。
基本的にどのメーカーを選んでも問題ないので、好きなメーカーを選んでくださいね。
■エタノール
エタノールはアルコール濃度が高く、強い殺菌性があります。
揮発性が高い為、赤ちゃんのいるご家庭で使っても大丈夫です。
■精製水
精製水は不純物を取り除いた、純度の高い綺麗な水です。
こちらもドラッグストアで購入できます。
■スプレーボトル
エタノールを入れる為、耐アルコールのスプレーボトルを選んでください。
分からなければ、ガラス製のものを選べば間違いありません。
そして、これらの材料を使った「ハッカ油スプレー」の作り方は、とっても簡単です。
- エタノール10ml
- ハッカ油20滴~60滴
- 精製水90ml
ハッカ油の量に幅があるのは、用途によって濃度を調整する為です。
虫が湧きやすい場所には濃いハッカ油スプレーを使い、赤ちゃんの周りに使う場合は薄くするなどして、適宜濃度を調整して使ってくださいね。
赤ちゃんでも安心して使える?ハッカ油使い方の注意点とは?
赤ちゃんにハッカ油を使うのは、問題ありません。
ハッカ油は自然由来の成分ですので、赤ちゃんにも安心して使えますよ。
ただ、ハッカ油を使いすぎるのはよくありません。
使いすぎてしまうと「肌トラブル」の原因になりますので、使用量は十分に気を配る必要があります。
また、ハッカ油の清涼感の元である「メントール」は、刺激作用もあります。
傷口や目や鼻などの粘膜に塗ってしまうと、それはそれは痛い思いをしてしまいます(><)
赤ちゃんに使うときには「少な目」に使うことを意識すると、トラブルなく使えるはずです。
ハッカ油スプレーを虫除けとして使う場合の注意点は?
ハッカ油の虫除けスプレーは、自然由来で安全に使えますが、その分効果が切れやすいのが難点です。
1時間に1回程度スプレーするようにしますと、効果が持続するまで言われています。
また、虫除け効果はありますが、虫がいなくなる訳ではありません。
家の中や自分たちに虫が寄ってくるのを防ぎはしますが、家にいる虫を追い払ったり、駆除する役目はないのです。
ただし虫除け効果は高く、以下のような虫に効果を発揮します。
- 蚊
- クモ
- ハチ
- アリ
- ゴキブリ
- カメムシ
- アブラムシ
- てんとう虫
- バッタ
家庭菜園の虫除けは他の方法をとるといいですね。
最後に、ハッカ油の虫除けスプレーは1週間程度で使い切るようにしましょう。
作り置きはできないので、その都度作って作るようにしてくださいね。
ハッカ油作った虫除って赤ちゃんにも安心?のまとめ
ハッカ油は、清涼感を味わえるだけではなく、高い虫除け効果もあります。
その上自然由来の天然成分ですので、赤ちゃんやペットのいる家庭でも安心して使う事ができます。
しかし、清涼感の元であるメントールは、肌に刺激になる場合もあります。
更に目や鼻などの粘膜に入ると、とても痛い思いをしてしまいます。
赤ちゃんがいる家庭では原液で使わず、しっかり希釈して使用するのがポイントです。
正しく使い、安心安全に虫除けをしてくださいね!