スマホ依存症の中学生の割合は?ならないためにできることは?

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現代社会に必要不可欠な道具と言えば、スマホです。

スマホを持っているのは、大人だけではなく、今や小学生や中学生の子どもたちも持っています。

2019年度の調査では、全国の中学生の50%以上がスマホを持っていて、特に関東では80%以上の中学生がスマホを持っていました。

子どもがスマホを持つことによって、

  • 保護者が子どもと連絡を取りやすくなったり
  • GPS機能が付いていると、子どもの居場所がわかったり
といったこともあって、安心ですよね。

子どもにスマホを持たせるメリットは大きいです。

一方で、スマホは子どもにとって非常に魅力的なツールでもあります。

ゲームをしたり動画を見たり、SNSで友だちとコミュニケーションをとったり、飽きずに楽しむことができます。

また、手軽に持ち運べるので、家の中だけでなく外出先でもスマホを使うことができてしまいます。

そのため、長時間スマホを使うようになる子どもたちも少なくないのではないでしょうか?

でも自分の子どもが長時間スマホを使っていると、心配なのがスマホ依存症ですよね。

スマホ依存症とは、スマートフォンの使用を続けることで

  • 昼夜逆転する
  • 成績が著しく下がる
など様々な問題が起きているにも関わらず、使用がやめられず。

スマートフォンが使用できない状況が続くと、イライラし落ち着かなくなるなど精神的に依存してしまう状態

のことです。

大人に比べて中学生くらいの子どもは、まだ自分の欲求をコントロールする能力が未熟なので、より依存症になりやすいと言われています。

「スマホ依存の中学生がどのくらいいるか」という明確な割合はわかりませんでしたが、2017年度の厚生労働省の調査によると、インターネット依存の疑いがある中高生は全国で約93万人にものぼり、3年前の調査よりも増加していると発表されています。

インターネットはスマホでも使えるので、インターネット依存と同じくらいたくさんの中高生がスマホ依存でもあるのではないかと考えられます。

中学生がスマホ依存に?させないための対策や親にできること!

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では、中学生の自分の子どもがスマホ依存にならないためにはどうしたらよいのでしょうか?

中学生がスマホ依存にならない対策①スマホの時間制限をする

まず考えられるのは、スマホを使う時間を決めて使わせる方法です。

スマホを持っている中学生の平均使用時間は約2時間だそうです。

どのくらいの時間スマホを使えるのかは、子どもと話し合って決めるとよいと思います。

口約束で時間を決めても、守らせるのが難しい場合は、時間制限アプリやスマホに搭載されている機能を使うとよいでしょう。

時間制限アプリや機能を使うと、約束の時間になったら強制的にスマホが使えなくなるので、スマホの使いすぎを防ぐことができます。

中学生がスマホ依存にならない対策②使う場所を決める

時間制限をしても、親の見えないところでスマホを使っていることもありますよね。

なので、スマホを使う場所を決めることも大切です。

例えば、家の中では親の目が届くリビングなら使ってよい、寝るときはリビングにスマホを置いて充電する、トラブル防止のため学校へは持って行かない、といった具合です。

特に寝る前にスマホを使うと、不眠にもつながるので、ベッドの中でスマホを使わせるのは禁止した方がよいでしょう。

中学生がスマホ依存にならない対策③約束を破ったらスマホを没収

これは、約束を守らせるための最終手段と考えた方がよいでしょう。

素直にスマホを没収される子もいれば、中学生にもなると、親にスマホを没収されて余計反発する子も出てくるのではないでしょうか。

なので、子どものタイプによっては向かない対策だと思います。

また、スマホを買い与える前に、

こういった「誓約書」

を作ってもよいかもしれませんね↓

書面にしておけば、いつでもルールを確認でき、ルールを守る約束をしたという証明にもなります。

いずれにしても、スマホを買い与える前に子どもと話し合ってルールを決めることが重要です。


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中学生がスマホ依存になってしまったら・・・治療はどうすればいい?

でも、万が一自分の子どもがスマホ依存になってしまったら・・・どうすればいいんでしょうか?

「スマホ依存の治療」ということになると、専門機関で受けることができます。

東邦大学医療センター大森病院には「スマホ依存外来」があって、専門医の診察や検査を行い、スマホ依存から脱却するためのアドバイスを受けることができます。

外来で通院して治療することが難しい場合は、入院することもできます。

まだまだ数は少ないですが、スマホ依存治療の専門機関は他にもあるので探してみてください。

それに、まだ依存の程度が軽い時期であれば、家庭でもできることはあります。

例えば、普段の日常生活の中で

  • 親子でスマホ以外の会話をしたり
  • 達成できそうな小さな目標を子ども自身が決めて、達成できたらほめる
などといったことです。

スマホに依存しているからといって、一方的にスマホを取り上げてしまうことは、治療としてはあまりおすすめできません。

子どもがスマホに「自分の安心できる居場所を見出している」といった場合。

そんな状況でスマホを取り上げてしまうことは、「子どもの大切な居場所を一方的に奪ってしまう」ということになって、子どもを追い詰めてしまう可能性があります。

治療としては、スマホ以外のところで、子どもの居場所や楽しいことを見つけていくことが大切なんですね。

なにか1つでも、あなたのご家庭でできるkとを始めていくことが、何よりも大切です!

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スマホ依存症の中学生の割合は?のまとめ

スマホ依存は、大人でも問題となりますが、大人よりも未熟な中学生にとってはより深刻な問題となりますね。

スマホを与える際には、ぜひ一度スマホの使い方を親子で話し合ってみてください。