喪服カビへの応急処置!緊急事態に簡単に目立たなくする方法

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お葬式に参列しなければならない時は、突然やってきます。

そんなとき「急に喪服が必要になったけど、喪服を出してみたらカビが生えていた!」という経験はありませんか?

喪服は普段着ないため、クローゼットにしまいっぱなしになりがちですよね。

なので、喪服が必要になりクローゼットから出した時に、ようやくカビに気が付きます。

でもその時にはもう、喪服をクリーニングに出している時間はありませんよね。

「明日すぐ喪服が必要!でも喪服にカビが生えちゃった!」

そんな時の家でできる応急処置の方法をご紹介します。

★お湯とタオル
30~40℃くらいのぬるま湯に喪服を浸し、固くしぼったタオルでカビが生えている部分をたたくようにしてカビを落とします。

タオルでゴシゴシと強くこすりたくなりますが、こするとカビが服の繊維の中に入り込んでしまうので注意しましょう。

カビが目立たなくなったら、アイロンやドライヤーを使って濡れた部分を乾かします。

★クレンジングシート
メイク落としようのクレンジングシートは、女性ならお持ちの方も多いと思います。

クレンジングシートもカビ落としの応急処置で利用することができます。

使うクレンジングシートは油性のものを使いましょう。

白カビは油性のものに溶けやすい性質があります。

この性質を利用して、クレンジングシートでカビをふき取っていきます。

クレンジングシートがない場合は、クレンジングオイルをキッチンペーパーなどに含ませて代用することができます。

★酸素系漂白剤
30~50℃程度のぬるま湯1リットルと、酸素系漂白剤10gを用意します。

お湯に酸素系漂白剤を溶かし、カビが生えた部分を漬け置きします。

お湯が冷めてきたら優しくもみ洗いします。

喪服の種類によっては酸素系漂白剤が使えない素材もあるので、必ず品質表示を確認しましょう。

また、喪服の生地が傷んだり色落ちしたりする場合があるので、最初に目立たない場所で試してから行うことをおすすめします。

喪服のカビにアルコールが有効?使用するときの注意点は?

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上でご紹介した3つの方法以外にも、消毒用アルコール(エタノール)を使う方法があります。

エタノールはアルコールの一種なので、アルコールと同じような効果があります。

似ている名前のメタノールは有害な毒性を含んでいるので、カビ落としには決して使わないでくださいね!

また、エタノールには

  • 無水エタノール
  • エタノール
  • 消毒用エタノール
の3種類があります。

それぞれ何が違うのかというと、「エタノールの濃度」です。

最もカビ落としに適しているのは、濃度80%前後の消毒用エタノールです。

しかし、最近はコロナの影響で消毒用アルコールや消毒用エタノールが品薄になっています。

手に入らない場合は、無水エタノールやエタノールを使うこともできます。

消毒用エタノールよりも濃度が高い無水エタノールとエタノールをカビ落としに使う場合には、精製水で薄めて濃度を下げましょう。

消毒用アルコール(エタノール)でカビ落としをするには、洋服用ブラシを用意します。

洋服用ブラシに消毒用アルコール(エタノール)をつけて、喪服のカビの部分に軽くたたくようにしてブラッシングします。

洋服用ブラシがない場合には、歯ブラシを使っても大丈夫です。

ブラッシングした後は、アルコールは自然と揮発していくので、特に拭き取ったり乾かしたりする必要はありません。

注意する点は、以下の通りです。

①火気の近くで行わない
アルコールやエタノールは引火しやすいです。

火気の近くでカビ取りをしないようにしましょう。

②通気性の良い場所で行う
ご紹介した全ての方法に共通して注意したいのは、通気性のよい場所で行うことです。

カビを叩き落としたり拭き取ったりしていると、カビが空気中にまき散らしてしまうことがあります。

空気中にまき散ったカビを自分で吸い込んだり、他の洋服に付かないようにするためにも、屋外やしっかり換気できる場所で行いましょう。

③品質表示を必ずチェック
これも全ての方法を試す前に行う必要があります。

喪服の品質表示を確かめて、可能な方法を選ぶようにしましょう。

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クリーニング屋さんでのカビ取りの料金は?持っていくときの注意点

実は、クリーニング屋さんでカビ取りをしてくれるところは少ないらしいです。

白カビは取れやすいですが、色素系の黒カビなどは専門知識が必要で手間もかかるからです。

カビ取りをしてくれるクリーニング屋さんでも、料金設定はピンからキリまであるようです。

通常のクリーニング代にプラスして500円~2000円程度です。

カビ取り自体が安い料金設定のクリーニング業者は、きちんと除去できない可能性もあるようです

なので、あまりにも安すぎるところは避けた方が無難でしょう。

「カビ取り」というメニューがない場合は、「シミ抜き」という扱いになるそうです。

その場合、一か所500円ほどでできるところもあるようです。

よく行くクリーニング屋さんがあるのであれば、一度現物を持って行って相談してみると良いですね。

カビがついた衣類をクリーニングに持っていくとき最低限のマナー

カビは、胞子で増えていきます。

なので、持って行くときは他の衣類に付着しないように、別のポリ袋などに入れていくことをオススメします。

一緒に持って行く自分の服に、カビの胞子が付着するのは嫌ですよね。

そしてクリーニング屋さんからしても、他のお客様の衣類に胞子が付くのはとても困ります。

なので、他の人に迷惑をかけないように「最低限のマナー」として「別袋に入れる」ようにしましょう。


喪服を天日干ししても大丈夫?カビが生えない為のケアと保管方法

普段使わない分忘れがちですが、喪服もケアが必要です。

まず大切なのは、喪服は一回でも着たらクリーニングに出しましょう。

汚れていないように見えても、汗や食べこぼしなどが付いていて、それがカビや黄ばみの原因となることがあります。

すぐに他の法事で使う場合以外は、その都度クリーニングに出すのが基本です。

クリーニングから返ってきたら、ビニール袋を外して一度陰干しします。

その後通気性の良い不織布の洋服カバーに入れ、喪服の形が崩れないように太めのハンガーにかけて収納します。

クローゼットに収納した後も、カビ予防に年に数回は虫干ししたり、クローゼットの扉を開けて換気しましょう。

天日干しするとからっと乾いてカビ予防に効果的かと思われるかもしれませんが、実はあまりおすすめできません。

喪服は色が黒いので、天日干しすることによって色落ちする可能性があるからです。

また、綿や麻、シルクなどの天然繊維の喪服の場合、紫外線のダメージを受け、繊維を劣化させたり、汗を酸化させ黄ばみの原因となっていきます。

なので、喪服は天日干しではなく陰干しするのがおすすめです。

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喪服を出したらカビが!応急処置のまとめ

めったに出さない喪服を出したらカビが!そんなときの応急処置についてみてきました。

急に必要になる喪服にカビが生えていたら、かなり慌ててしまいますよね。
でも家にあるもので応急処置できるので、ご照会した方法をぜひ試してみてくださいね!