レトルト食品を温めると絶対にできあがる「お湯」。
ですが、このお湯には注意が必要なんです。
「せっかくガスを使って温めたお湯なので、そのまま捨てるのはもったいない。
そのままこのお湯を使ってインスタントラーメンを作ろう。」…というのは、実はNGなんです!
レトルト食品の大手のハウス食品ホームページでは、このような注意書きがありました。
パウチの成分が溶け出るようなことはありませんが、残り湯を再利用することは想定していません。
■参照元「レトルト商品を温めるときの注意点 | HOUSEヒント (house-hint.jp)」
体に影響があるわけではないと思うけど、そんなこと考えるとは思いもよらなかった、というハウス食品さんの驚きが伝わってきました。笑
私も、実家暮らしをしているときにも「レトルトのお湯の再利用」を考えたことは一度もありませんでした。
でも、一人暮らしをしている友人や節約生活についてか何かのテレビで「レトルト食品と麺を一緒に茹でる」というのを見聞きすることがあり、
「めっちゃエコやし時短やん!!」
と思い、結婚後パスタソースとパスタの麺を同時茹でしたことが何度かあります。
なんとなく後ろめたい(?)気持ちがあって、家族にはバレないようにこっそり茹でていたのですが。
あるとき夫に見つかり「え、一緒に茹でてんの?!」とびっくりされ(ちょっと引かれ)、やめました。
ハウス食品さんのホームページでの注意事項も読んだので、今後はしないようにします。
正直、今のところ体の調子に変化はないので。
大丈夫っちゃぁ大丈夫なのかもしれませんが、大きな声では「茹でたお湯も料理に使っていいよ!!」とは言えません。
これなら安心!?レトルトを温めてできたお湯の有効利用方法
しかし、この「レトルトのお湯がもったいない!」と感じる方はたくさんいらっしゃるようなんですよね。
なので、そのような方々は以下のような再利用方法をされているようです。
レトルトのお湯の再利用方法①一緒にゆで卵を茹でる
レトルト食品にとっても卵にとっても、茹で時間の調整が必要かもしれませんが、一気に二つできあがるので良いですね。
卵をお湯に入れたままにしておくと、温泉卵風になるかも!?
レトルトのお湯の再利用方法②シンクの掃除やお皿洗いに使う
シンクの汚れやお皿にこびりついた汚れは、お湯の方が落ちやすいです。
お鍋からじゃじゃーっとシンク全体や汚れたお皿にまいて“ついで掃除”しちゃいましょう。
レトルトのお湯の再利用方法③虫退治
家の外にいるナメクジとかムカデとか…?
そんなタイミングよく出現するとは思いませんが(笑)、お湯で退治できる虫もいます。
レトルトのお湯の再利用方法④カップラーメンや焼きそば・みそ汁・コーヒー
これについては、小声でのご紹介です。笑
自己責任で!お願いしますね。
このように利用したい場合は、最低限レトルトの袋を一度きちんと洗ってからにしてください。
菌やホコリが付着していると、さすがにちょっとよろしくないですので。
レトルトのパウチはお湯に溶けるの?使用後の鍋はしっかり洗わないとダメ?
先ほどご紹介したハウス食品さんのホームページでは
「パウチの成分が溶け出るようなことはない」
と書かれていました。
なので、レトルトを温めたお湯に、何かしらの有害な成分が溶け込むことはないと思って良いでしょう。
しかし、パウチの外側にホコリや雑菌がついていた場合は、
「単に汚いお湯」
になっているので、使用後の鍋はきちんと洗った方が良いです。
これでもか!というほど洗う必要はないと思いますが、普通の洗い方でお手入れしてあげましょう。
パウチを洗ってから温めたということであれば、お湯を捨てるだけでも良いのかもしれません。
あなたの気持ちが落ち着くような方法でお願いします。
レトルトの正しい温め方!ものによって温め方が違うって本当!?
レトルトの正しい温め方は、パウチに記載の通りなので、よくよんでその通りにしましょう。
どのレトルト食品でも共通して言えることは、「お鍋であたためるときはお鍋のふちにパウチが触れないようにする」ことです。
お鍋のふちにパウチがあたっていると、パウチが溶けて変形してしまう恐れがあります。
今の世の中には、本当に多くの種類のレトルト食品があります。
ものによっては、お鍋でああためる以外に
- 電子レンジ可/不可
- あたためずにそのまま食べられる/食べられない
これらのこともきちんと書いてあるので、まずはよく読んでくださいね。
「お鍋を出すと片付けが大変」ということであれば電子レンジであためられる商品を購入すれば良いと思います。
私も普段カレーをあたためるのは電子レンジでしています。
ただ、これは個人的な思いですが、電子レンジであたためると温度にムラが出ることもあって。
(混ぜれば良いのですが)
お鍋で温めた方が、全体に均一な温度になっておいしいような気がします。
なので、あなたのお好みの方法であたためてみてください。
私が意外だなと思った温め方は、子どもカレーのあたため方です。
ずっと大人の分と同じようにぐつぐつお鍋で温めていたのですが、改めてカレーのパウチの説明を読むと
「お鍋にお湯を沸かしたところにパウチを入れ、火を止めて1分放置」
と書いてありました。
「えっ?!ぐつぐつしなくていいの?」とびっくりしました。
と、商品によって、微妙に温め方が違ってくるのだなぁと勉強になったエピソードでした。
レトルト亭でレトルトがお湯いらず!?その評判は?
レトルトの加熱に使ったお湯を再利用する方法はあっても、やっぱり水がもったいない気がしてしまうこともありますよね。
電子レンジは使えない場合があるし、使える場合でも中身を移し替えるのが面倒だったり…。
「もっと楽にエコな方法はないのかな…」
そう思ったあなた!
なんと、電子レンジも火もお湯も使わずにレトルト食品を温められる方法があるんです!
早速紹介していきますね。
その正体はズバリ、「レトルト亭」という家電なんです!
「レトルト亭」の詳細を見てみる
なんと、レトルト食品の温め専用、火もお湯も使わずレトルト食品を温めるという家電です。
そんな家電があるなんてびっくりですよね…!
「レトルト亭」、一体評判はどうなんでしょうか?
実際に利用している方の声はこちら!
- 「目盛りを回すだけで調理ができてしまうのですごく楽」
- 「レンジでご飯を解凍しながらすばやくレトルト食品を温められるので時短」
- 「火を使わないから、温めている間放置できるのがありがたい。小さい子どもがいるので…」
- 「火の消し忘れの心配がないので、高齢の父にプレゼントしました」
「でも、具体的にどれくらい時短&省エネになるの?」
と疑問に思うあなたのために、もっと詳しく解説していきます!
レトルト亭の使い方!どれくらいの時間で食べることができるの?
ではまず、「レトルト亭」を使った場合、どれくらいの時間でご飯の準備をすることができるのでしょうか?
まず、使い方から確認してみましょう。
「レトルト亭」の使い方
①電源プラグをコンセントにさしこむ。
②「レトルト亭」の投入口に温めたいレトルトパウチをセットする。
(※この時、レトルトパウチの切り口や蒸気口を上向きにする。)
③内容量に合わせて、つまみ(小盛/普通/大盛)をセットする。
出来上がり!
とても簡単ですね!続いて、調理時間についても見てみましょう。
「レトルト亭」の調理時間
- 小盛以下(内容量:100~129g)…約5分
- 小盛 (内容量:130~179g)…約6分30秒
- 普通 (内容量:180~259g)…約8分
- 大盛 (内容量:260~300g)…約10分
時間としては、お湯を沸かしてからレトルトパウチを温める方法と大差なさそうですね。
しかし、
「水をくんだり」
「お湯が沸くか気にしていたり」
「レトルトパウチを入れたり」
と、なんだかんだ鍋をずっと気にしていなければいけないのはやっぱり大変。
「レトルト亭」を使う場合は、一度セットしたら放置しておけますよね。
その分他の事をしていられますから、その点で、「レトルト亭」の方が時短になりそうですね。
また、調理時間として一番早いのは電子レンジの場合は多いかもしれません。
しかし、レトルトパウチのまま電子レンジにかけられる商品はほんの一部、あとは中身を食器に移し替える手間がかかるので、そこはマイナスポイントですよね。
「レトルト亭」の場合は、レトルトパウチのあたためと同時に電子レンジが使えるのも嬉しいですね!
「レトルト亭」の詳細を見てみる
レトルト亭の消費電力は?ガスでお湯をわかすのとどっちが経済的?
では続いて、経済的なポイントも確認してみましょう。
ガス火に比べて、どちらの方がエコで経済的なのでしょうか?
まずは料金からみていきます!
「レトルト亭」の電気代
タイマー最大の10分程度使用した場合→1円未満
「ガスコンロ」のときにかかる金額
- 都市ガス…中火10分で約5円
- LP(プロパン)ガス…中火10分で約9円
これに加え、ガスコンロの場合は水道の使用量もかかることを考えると、コスパの面からはレトルト亭の方がお得と言えそうです。
ちなみに、電子レンジを使用した場合との比較もご用意してみました。
「電子レンジで5分加熱した場合の電気代(600W使用を想定)⇒約1,35円」
電子レンジよりも、「レトルト亭」を使用した場合の方が経済的ですね!
続いて、エコについても調べてみました。
「レトルト亭」を発売しているアピックスによると。
ガス火+お湯を使う場合に比べ、レトルト亭を使用すると、CO2排出量を約82%削減できるそうです!
水もガスも使わない調理はかなりのエコになりそうです!
細かな積み重ねにはなりますが、「塵も積もれば山となる」と言うように、積み重なっていくと大きな差になります。
よくレトルト食品を食べるという方であればあるほど、レトルト亭の利用がおすすめですよ。
「レトルト亭」の詳細を見てみる
レトルト亭で使えないものは?どんなレトルトでも大丈夫なの?
では最後に、レトルト亭を使う際の注意点についてもちゃんと確認しておきましょう。
レトルト亭ではどんなレトルトパウチでも温めることができるのでしょうか?
調べてみたところ、一部対応していないレトルト食品もあるようです。
「レトルト亭」を使うことができないもの①サイズや容量に合っていないもの
<サイズ>
縦:150~170mmまで
横:148mmまで
厚さ:20mmまで
<容量>
100g~300gまで
「レトルト亭」を使うことができないもの②冷凍のレトルトパウチ
「レトルト亭」を使うことができないもの③レトルトご飯
ご飯とパックのフィルムとの間に空洞があるため、熱が上手く伝わりません。
「レトルト亭」を使うことができないもの④「ぜんざい」や「おしるこ」のレトルト商品
調理中にパウチが破裂する危険があります。
以上に当てはまるレトルト商品は、レトルト亭を使用して温めることはできません。
ここに当てはまるものをよく食べるという方は、レトルト亭を書くメリットが少ないかもしれませんね。
ついついレトルト亭を使ってしまいそうですが、危険な場合もあるので必ず避けるように注意しましょう。
次に、使い方の注意についてもご紹介していきます。
レトルト亭の間違った使い方①2パックを同時に温めようとする
レトルト亭は1パックしか温めることができません。無理矢理2パック以上を温めようとするのはNGです。
レトルト亭の間違った使い方②レトルトパウチ以外のものを温める
レトルト亭は、レトルトパウチを温めることに特化した家電です。
フリーザーバックなどのレトルト以外のものを温めようとするのは危険なので、絶対にやめましょう。
せっかくの時短&簡単調理、正しい使い方を守って安全に行いましょう!
「レトルト亭」の詳細を見てみる
レトルトを温めたお湯でインスタントラーメンはヤバいって本当?のまとめ
「レトルトを温めたお湯」について、最後にポイントをおさらいしておきましょう。
- レトルトパウチを温めたお湯は、別の料理に使うことはオススメできません。
- お湯にパウチの成分が溶けだすことはありませんが、残りのお湯を料理に使うように想定されて作られているわけではありません。
- レトルトパウチをあたためたお鍋は、普通の洗い方でお手入れしてください。
- レトルトをお鍋で温めるときは、お鍋のふちにパウチが触れないようにしてください。
- 商品によって温めた方が違ってくるので、パウチの裏面をよく読んでください。
ただ、やはり安全な方法での再利用を基本に、たまにちょっと冒険(おぃ!笑)くらいでエコに努めていきましょうね!