夏になると桃が食べたくなりますよね!
あのみずみずしさは、他の果物にはないですし…
桃が好き!という方も多いかと思います。
しかし、桃を始めとした果物って日持ちするイメージないですよね。
私自身も、買ってくるとわりと早めに食べきらないと!というイメージでした。
そこで、もし「少しでも大好きな桃を日持ちをさせたい!」という方におすすめなのが、桃のコンポートです。
そのままの桃よりも日持ちするためおすすめの食べ方です!
今回は、そんな桃のコンポートは実際そのぐらい日持ちするのか…
おすすめの保存方法とあわせてご紹介させていただきます。
桃のコンポートってなに?どのぐらい日持ちする?
そもそもコンポートとは、保存方法を意味しています。
「コンポート」というのは、ヨーロッパに伝わる伝統的な果物の保存方法で、薄めの砂糖水で果物を煮詰めて作ります!
ジャムにするような果物は、ほとんどがコンポートにできるようですが、未開封のままであれば長期保存できるようです。
桃のコンポートは、砂糖をあまり多く使わないことで、果物そのものの甘さを楽しめることでも知られています。
そのまま食べるのももちろん美味しい桃のコンポートですが、ケーキやアイス、ヨーグルトに添えるのがおすすめです!
コンポートは果物の形が崩さずに煮詰めるというのは、ジャムとの大きな違いでもありますね!
わりとケーキ屋さんに行くと、桃のコンポートが売られていたり、桃のコンポートがのったケーキもよく見かけるイメージです!
我が家でも、夏になったら必ず桃は食べる果物の1つです。
桃は夏の代表的な果物で、フルクトースという果糖が多く含まれています。
これはエネルギー代謝に変わるので、疲労回復も期待できるようですね。
食物繊維も多く含まれていて腸内環境をよくしてくれますし…夏バテをしやすい時期にはぴったりの食べ物なのです!
桃のコンポートはどのぐらい日持ちする?
桃のコンポートの日持ちに関しては、開封後か未開封かによって変わるようです。
熱い状態でガラス瓶などに入れて密閉するので、密閉状態が保たれていれば保存できる期間も長くなります!
開封してしまった桃のコンポートであれば、日持ちは4~5日程度です。
ただ「未開封の場合」だったら、常温保存でも2週間ぐらいは持つんです!
どんな食べ物でもそうですが、開封してしまうと空気に触れますよね。
そうなると気を付けていても空気中の菌が中に入り込んでしまいます。
なので、一度開封してしまった桃のコンポートは冷蔵保存であっても、なるべく早めに食べきるのがおすすめです。
桃のコンポートのおすすめの保存方法は?長期保存は可能なの?
桃のコンポートは、未開封でも最長で約2週間ほどは日持ちしますが、もう少し長く日持ちさせる方法はあるのでしょうか?
自宅で桃のコンポートを作る場合は、コツを掴めばもっと日持ちさせることができます。
詳しくご紹介をしていきますね。
桃のコンポートを日持ちさせるには①手作りの場合は作り方にコツが必要!
桃のコンポートをなるべく日持ちをさせたい場合、作り方にコツが必要です。
まずは容器として使う瓶を煮沸消毒しておきます。
次にできあがった桃のコンポートを熱いうちに瓶に入れて、逆さにして冷まします。
実はたったこれだけで、長期保存できるようになるんです!
容器を煮沸消毒することで滅菌させてから、熱いうちに瓶に入れてさかさまにすることで、空気が入らないようにして完全密閉できるんですね。
この方法で上手く作れば、半年~1年ほど日持ちするようになるんです。
少しでも長く桃を楽しみたい場合には、開封後もキレイで乾いたスプーンを使ってコンポートを取り出しましょう!
また、桃のコンポートを保存するときは、必ずシロップに桃全体が浸かるようにしてあげてくださいね。
桃のコンポートを日持ちさせるには②万能なのは冷凍保存!
やはりどんな食べ物でも、冷凍保存は万能ですよね。
もちろん冷凍をしても永久に保存が効くわけではないですが、やはり日持ちをするという意味では強い味方です!
私自身も日頃から、野菜でも果物でも食べ物は基本的に「冷凍保存ができるものは冷凍してしまう」ということが多いです。
そして、桃のコンポートも冷凍保存が可能です!
ただし、桃のコンポートを冷凍する場合には、瓶のままではできません。
必ずジップ付きの密閉袋を用意してくださいね。
このとき、プラスチック製の保存容器を使いたいという方もいるかもしれませんね。
でも、プラスチック製の容器だと、保存はできても上手く密閉できないことがあります。
ジップ付きの密閉袋に桃のコンポートを入れて、しっかりと空気を抜いた状態で冷凍庫に入れてみてください。
この方法であれば、桃のコンポートが1年ぐらいは日持ちするようです!
要は「今作っておけば、翌年の桃の時期まで楽しめる!」ということですね。
もし解凍をしても、冷蔵保存であれば2週間は楽しむことができます。
桃のコンポートを冷凍保存するときは小分けにするのがポイント!
桃のコンポートを冷凍保存をするときの注意点としては、大容量をいっきに袋に入れるのではなく。
「1回で食べきれる量」を目安に、桃のコンポートを小分けにして入れるようにしましょう。
私自身も日頃から、つい面倒くさくて「たくさんの量をいっきに保存袋に入れて冷凍!」ということをやってしまいがちなのですが。
冷凍したものは一度解凍したら食べきるしかないので、失敗したなと思うことも多々あります。
回答してしまったら雑菌などが発生しやすくなるので、再冷凍はしないようにしてくださいね!
桃のコンポートを変色しないように保存するにはどうすればいい?
桃は、切った後にしばらく時間が経つと変色してしまいますよね。
これは、ポリフェノールオキシターゼという酵素が原因です。
空気に触れると変色してしまうので、出来るだけ空気に触れさせないようにしましょう!
とはいうものの、桃を空気に触れさせないようにするのは難しいですよね。
そこで、多くの桃のコンポートレシピに登場する「レモン水」の出番です!
レモンに含まれるビタミンCが、酸化酵素を抑制して変色を防いでくれます。
また、レモン汁を加えて煮ることで、シロップも綺麗なピンク色になりますよ!
その他にも
- 塩水に浸ける
- 砂糖水に浸ける
- 皮付きのまま煮る
- しっかり煮る
桃のコンポートを変色を防ぐ保存法①塩水に浸ける
塩水はレモン水同様、食塩の成分が酸化酵素の働きを抑制してくれます。
塩水を作る際は、水200mlに対して塩1gがおすすめです。
桃のコンポートを変色を防ぐ保存法②砂糖水に浸ける
砂糖水は、桃の表面をコーティングすることができます。
桃をコーティングすることで空気に触れにくくさせ、変色を防ぐことができます。
砂糖水は、水200mlに対して砂糖大さじ1が目安です。
桃のコンポートを変色を防ぐ保存法③皮付きのまま煮る
桃の皮には、アントシアニンが多く含まれています。
ちなみに、このアントシアニンがビタミンCと結合することで、鮮やかな色になります。
そのため、桃を皮付きのまま煮ると、皮の色素がシロップに出てきて。
そこにレモン水を入れることで、さらに綺麗なピンク色のシロップになるんですよ。
このアントシアニンで変色を防ごうというのが、皮付きのまま煮る狙いです。
桃を皮付きのまま煮た場合、皮は冷めた後にむいてくださいね。
桃のコンポートを変色を防ぐ保存法④しっかり煮る
酵素は高温になると壊れます。
そこで、酵素を壊すために85℃くらいの温度で中心部分までしっかり加熱するという方法です。
半分にカットしている桃なら、10分くらい煮るのがおすすめですよ。
桃のコンポートを失敗してもあきらめないで!アレンジレシピで大変身!
せっかく桃のコンポートを作ってみたのに、失敗してしまった!そんなこともあると思います。
でも、大丈夫!あきらめないで!
アレンジすることで、失敗してしまった桃のコンポートを美味しく食べることができますよ!
桃のコンポートの保存を失敗したときのおすすめアレンジ
「桃のコンポートのシロップが濁ってきてしまった」そんな時はすぐに食べるようにしましょう!
この場合は、瓶の殺菌消毒が失敗してしまっています。
まだ食べられるうちに食べきってしまいましょう。
桃のコンポートが甘くならなかったときのおすすめアレンジ
作った桃のコンポートが、好みの味になってなかった場合。
そんなときには、砂糖を足して煮詰めてジャムにしてしまうという方法が簡単です。
桃のコンポートが煮崩れしてしまったときのおすすめアレンジ
桃が煮崩れしてしまった場合、ジャムにするのもいいですが、桃のスープなんていかがでしょうか?
ミキサーやハンドブレンダーなどでコンポートにした桃を潰してヨーグルトを足して、冷製スープにしちゃうという方法です。
また、甘酒と豆乳を混ぜるというレシピもありましたので、動画を紹介いたします。
こちらは桃缶を使うレシピですが、コンポートも甘く煮たものなので、応用することが出来ますよ!
桃のコンポートがたくさん余ったときのおすすめアレンジ
失敗した桃のコンポートの量がたくさんある場合、冷凍保存できる「桃アイス」にするのもおすすめです。
冷たいと甘みを感じにくくなりますので、コンポートの時点で好みの甘さではない場合、少し足しておくといいですね。
桃のコンポートの日持ちまとめ
桃のコンポートは、生のままの桃よりも日持ちがするためおすすめです!
いろいろな料理にも使えて、スイーツ感覚で楽しめるのも魅力的ですよね。
桃のコンポートは自宅でも簡単に作ることができるので、興味がある方は是非チャレンジしてみてください!
何度も楽しみたい方は、小分けにして冷凍保存がおすすめです。
冷凍はシャーベット感覚でも楽しめますし、暑い夏にはぴったりですよ!