マテ貝の刺身は安全?入手経路で変わる3つの判断基準と貝毒への注意点

マテ貝って寄生虫がいるの?と気になる方も多いかもしれませんが、基本的にはアニサキスのような危険な寄生虫は確認されていないので安心して大丈夫です。

ただし、自然の中で育つ貝類には、まれに微生物や寄生虫が付着していることもあるため、過信は禁物。

特に注意したいのが「貝毒」です。

これは体調を崩す原因にもなるので、各自治体が発表している最新の貝毒情報を必ずチェックしてから採取・調理するのがおすすめです。

さらに、マテ貝は「砂抜きが不要」と言われることもありますが、少量ながら砂が残っていることもあります。

気になる方は軽く砂抜きをしておくと、より美味しく食べられます。

そして、「マテ貝を刺身で食べても大丈夫か」という判断は、鮮度だけでなく、どこでどう手に入れたマテ貝かによっても変わります。

このことを頭に入れておくだけで、ぐっと判断しやすくなりますよ。

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マテ貝には寄生虫がいる!?食べるときに注意すべきポイントは?

マテ貝には寄生虫はいないけれど、マテ貝の殻にはいろんな生物や汚れも付着しています。

なので、調理する前にはキレイに洗ったり、殻から身を取り出してから調理したりした方が、より安全に美味しくいただけますよ。

マテ貝ではないですがこちらのサイトでは、稚貝にくっついていたいろいろな生物を解説してくれています。

■「稚貝にくっついているいろんな生物」を見てみる
もし持ち帰ったマテ貝に何か付いていたら、参考にしてみてくださいね。

また、こちらのサイトは、ほとんどの写真が「通常状態で非表示にしてくれている」という優しい仕様でした。

グロテスクな画像を見るのが苦手という方も、すっごく苦手というわけではなければ見ても大丈夫かなと思いますよ。

マテ貝には貝毒がある!?

さて、マテ貝について寄生虫の話は聞きませんでしたが、貝毒という食中毒症状への注意は必要そうです。

マテ貝は独特の見た目をしていますが、実はアサリやホタテと同じ二枚貝なんですよ。

私も知った時は「そうなの!?」と驚きましたが、初めて見る人はびっくりしてしまいそうな情報ですね。

で、この二枚貝のエサはプランクトンなのですが、そのプランクトンが有毒になっている場合があります。

そして、貝たちが毒を持ったプランクトンを食べてしまうことにより、貝が毒化してしまうんです!
最終的に人が毒化した貝を食べることにより体に毒が溜まっていき、麻痺や下痢などの症状が起こってしまいます。

さらにこの貝毒の怖いところは、熱に強いので加熱しても無毒化できないというところです。

しかも見た目では毒化しているかどうかも判断できません。

この貝毒を回避するためには、貝毒情報を確認し、貝毒の可能性がある場合は二枚貝などを持ち帰って食べることは控えるようにしましょう。

いくつかの都道府県にて貝毒についての記載(2021.6調べ)がありましたので紹介させていただきます。

■北海道の貝毒情報

■青森県の貝毒情報

■岩手県の貝毒情報

■宮城県の貝毒情報

■福島県の貝毒情報

■茨城県の貝毒情報

■千葉県の貝毒情報

■神奈川県の貝毒情報

■愛知県の貝毒情報

■三重県の貝毒情報

■大阪の貝毒情報

■兵庫の貝毒情報

■和歌山の貝毒情報

■岡山の赤潮・貝毒調査結果

■広島県の貝毒情報

■愛媛の貝毒情報

■佐賀の貝毒情報

これらの貝毒情報は、海域や時期、貝の種類ごとに今も更新が続いています。

「以前ここで採って大丈夫だったから今回も大丈夫」とは言い切れないので、潮干狩りの前に必ずチェックしておきたいところです。

それから、マテ貝のような二枚貝には、貝毒以外にも注意したいリスクがあります。

加熱調理用の二枚貝には、A型肝炎ウイルスやノロウイルスが内部に存在するおそれがあると、厚生労働省は案内しています。

ノロウイルスは二枚貝の中腸腺(内臓)に蓄積・濃縮されることがわかっており、しっかり加熱(中心部まで85〜90℃で90秒以上)するのが安心です。

また、沿岸の海水に広く存在する腸炎ビブリオという細菌も、加熱が不十分だと喫食後6〜24時間で激しい腹痛・下痢の原因になることがあります。

これらのウイルスや細菌は、見た目や臭い、活き具合では判断できません。

「活きているから大丈夫」「鮮度がよければ大丈夫」とは言い切れないのが、二枚貝のむずかしいところです。

せっかく楽しく潮干狩りして、マテ貝を美味しく食べたのに、その後に体調不良になってしまってはいい思い出も悲しい教訓になってしまいますので、よく確認し注意しておきましょう。

マテ貝の下処理で内臓は取り除く?食べることはできるの?

マテ貝の内臓は食べることもできますが、お刺身にする場合や気になる場合は取り除くことが多いです。

マテ貝が大きくなれば、内臓も同じく体に合わせて成長しているので、大きい場合も取っておいた方がより美味しく食べられますよ。

こちらのブログで画像付きの下処理方法が紹介されています。(ページの半分より下にあります。)

■「マテ貝の内臓の処理方法」の詳細を見てみる

初めて内臓を取り出すという場合は一度予習してからの方が上手くいきそうですね。

ちなみに、内臓(中腸腺)はノロウイルスや貝毒が蓄積しやすい部位とされているので、取り除くことには意味があります。

ただし内臓を取れば完全に安全になるわけではありません。

砂抜きと同じく、「より美味しく、より安心して食べるための下処理のひとつ」として捉えておくのがちょうどいいです。

内臓を取り出すのは難しそうだし、面倒くさい!そんなときは、内臓ごと料理しちゃいましょう!
こちらのサイトではマテ貝のいろんな調理方法を簡単にですが紹介されていました。

独特の見た目をしていますが、どれも美味しそうですよ。

■「マテ貝を内臓ごと調理!」の詳細を見てみる

またマテ貝を使った

  • 焼きマテ貝
  • バター醤油
  • ボンゴレロッソ
の3種類の料理の作り方を動画で紹介してくれています。

中でもボンゴレロッソがおしゃれで美味しそうでしたよ!

マテ貝の臭みが苦手という方は、こちらの動画がおすすめです。

少し長めですが、いろいろ作ってみて実際に食べた時の感想も聞ける動画となっています。

動画の15:50頃に臭みの取り方のまとめをお話しされていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか?

マテ貝チャウダーとグラタンは子どもも美味しそうに食べていて、つい「マテ貝を買いにいってしまいそうになる」そんな動画です。笑

マテ貝の安心安全な保存方法は?どれくらいの期間保存できるの?

テレビの特集などで、アサリなんかは「冷凍保存することでうまみが倍増する」とよく聞きますが、マテ貝はどうなのでしょうか?

実はマテ貝も冷凍することによって、うまみが増すと言われています。

下処理したものをそのまま冷凍してもいいのですが、解凍して使うときに茹でて身を取り出したもののほうがすぐ使えて便利ですよね。

そこで、冷凍するまでの手順をご紹介したいと思います。

また、殻をむいておけば冷凍庫の場所もとらないのでおすすめですよ。

マテ貝の冷凍保存方法
①まず、マテ貝の砂抜きをしておきます。

②次に内臓も取っておきましょう。

③下処理をしている間に、水と酒を1:1の割合で鍋に入れ沸騰させます。

④沸騰したら下処理を済ましたマテ貝を鍋に入れて数分(1~2分程度)茹でていきます。

⑤茹であがったらザルなどに移して冷まします。

⑥最後にキッチンペーパーなどで水気を拭き取り、

密封できる容器や袋に入れて冷凍庫に入れて保存します。

この時に、マテ貝の量が多い場合はラップなどで包み小分けにしておくと、調理する時に使いやすくて便利ですよ。

なお、持ち帰ったマテ貝に死貝や割れ貝が混ざっていると、強い臭いや腐敗の原因になります。

冷凍する前に必ず取り除いてから処理しましょう。

上手く保存できていれば、冷凍したマテ貝は最大で1ヶ月くらい保存ができます。

ですがこれは目安ですので、できるだけ早めに食べるようにしてくださいね。

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マテ貝はアサリと違って砂抜きがいらないって本当?

私の個人的な感想で言わせていただくと「砂抜きは必要!」です。

貝の中でも、比較的砂が入ってないマテ貝ですが、「マテ貝に砂抜きは不必要だよ~」と聞いていたので、砂抜きをせずに食べたことがあります。

確かに、ほかのアサリなどの貝に比べれば少なかったですが、食べるときに砂のじゃりじゃりは口のなかで感じました。

多分、気にならない人は気になりません。

が、私は気になってしまいました。

なので、私的には「砂抜きは必要!」と言ってしまいました。

だって「食感に問題がなくても、体の中に砂が入ると思うと抵抗がありませんか?」というのが、私の個人的な感想です。

後は、砂が入っていることで調理内容や、海のにおいが結構残る感じがするのでということもあります。

結構私の意見が多いですが、

  • 食べるうえでマテガイ本来の味を楽しむのであれば
  • 体の中に砂が入るのに抵抗があるのであれば
  • 少しの砂の「じゃりっ」とした食感に抵抗があるのであれば
やはり手間はかかるかもしれませんが、砂抜きすることをおすすめします。

ただし、砂抜きはあくまで食感や口当たりを良くするための下処理です。

ウイルスや貝毒、細菌の問題は砂抜きでは解決しないので、そこは切り分けて考えておきましょう。

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マテ貝の美味しい食べ方は刺身がおすすめ!甘みと磯の香りが絶品です

「マテ貝の刺身」ってあまり聞かないですよね?

しかし、結構刺身にして食べてる人もいるそうです。

私もそのうちの1人です。

実は、マイナーな食べ方なのかもしれませんが、一度食べると癖になる美味しさなんですよね。

刺身以外だと、私の地元の方だとバター炒めにしたりとかが多いですね。

ただ、刺身に挑戦する前にひとつだけ確認してほしいことがあります。

それは、手に入れたマテ貝がどういう経路のものか、という点です。

実はマテ貝には、市場やネットショップで「加熱用」として売られているものと、内臓を取り除いて「生食用(寿司ネタ)」として加工・販売されているものの両方があります。

消費者庁のガイドでも、生食用には「生食用」、そうでないものには「加熱調理用」等の表示がされると案内されていて、入手経路によって刺身向きか加熱向きかが変わってきます。

  • 生食用と明記された加工品・寿司ネタ用の商品
    生食を前提とした処理がされているので、刺身にするならこちらが基本です。
  • 「加熱用」と表示された殻付きのマテ貝
    加熱を前提にした商品です。刺身にするのは避けましょう。
  • 潮干狩りで自分で採ってきたもの
    採取した海域の貝毒情報を確認したうえで判断を。基本は加熱調理が安心です。
表示のない殻付き貝や自家採取品を、市場の生食用加工品と同じ感覚で刺身にしてしまうのが、いちばん避けたいパターンです。

また、高齢者や妊娠中の方、体力が落ちているときは、農林水産省も刺身や生食全般を避けたほうがよいと案内しています。

無理に生食にこだわらず、加熱して食べる方が安心な場合もあることは頭に入れておいてくださいね。

では、そんな「マテ貝の刺身」はどうやってやるのか?

その調理の仕方をご紹介していきますね。

マテ貝の刺身の作り方

まず、上(頭の方から)表面の貝を取るようにします。

包丁で切れ目を入れると、意外と簡単に取れますよ。

そして、マテ貝の中身を取り出します。

取り出した中身を包丁で

  • 食べれる身の部分
  • ヒモと言われるいらない部分
に分けて二つに切ります。

次にマテガイの真ん中を裂くように、包丁で切っていきます。

そうするとマテガイの内臓が出てきます。

あんなに細いのにしっかり内臓があるんです。

内臓を取ったら完成です。

これは好みの問題ですが、塩を少しも見込むようにして洗うと美味しくなって、私は大好きです。

これで刺身の完成です。

本来のマテ貝は少し甘みがあるものなので、甘みを楽しみたい方は塩を使わない方がいいかもしれません。

その方が磯の香りも楽しめるかもしれませんね。

「マテ貝で刺身なん…」と思った人も多いでしょうが、意外と皆さん、自分なりの食べ方を紹介している人も多いですよ。

そしてマテ貝には、刺身以外にも美味しい食べ方もあるので、興味がある人は調べてみて、自分のお気に入りの食べ方を見つけてくださいね。

マテガイは砂抜きがいらないは本当?のまとめ

アサリなどに比べれば、マテガイはそんなに有名ではない貝ですが、食べてみるととても美味しいです。

最初にも言ったように、見た目は正直微妙なところですが…。笑

あと、「マテ貝はお刺身がおススメ」という事でご紹介してきましたが、普段お刺身は何で食べていますか?

普通は「醤油とワサビ」が定番かもしれませんが、私はマテ貝の場合「ポン酢と柚子胡椒(ゆずごしょう)」で食べるのが好きです。

ぜひ、こちらも試してみてください。

お店で買うときは「生食用」か「加熱用」かの表示をチェックして、自分なりのベストな食べ方を見つけてみてくださいね。

そしてマテ貝には、実は食べる以外にも、おすすめの楽しみ方があるんです。

それは「マテ貝の潮干狩り」です!

そんなマテ貝の潮干狩りのことについてを

マテ貝の潮干狩りの時期はいつ頃?取り方のコツ教えます!

に詳しくまとめていますので、ぜひ「マテ貝の潮干狩り」にもチャレンジしてくださいね。