日本の食事マナーの基本を紹介!外国とはここまで違うって知ってた?

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日本人であっても、食事のマナーを完璧に知っているという人は少ないと思います。

一般家庭で育った人は、ある程度は知っていても料亭のようなお店の料理を食べるとなると不安になりますよね。

きっとそういうお店で食事をする時は、大事な場面のことが多いですから、自分には関係ないと思わずに覚えておきましょう。

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日本食のマナーといえば箸の使い方

日本食のマナーといえば箸の使い方がとても大事です。

顔がきれいだとかスタイルがいいだとか言われている人でも。

箸の使い方や食べ方が汚いと、それだけですごくマイナスイメージになってしまいます。

今はもう終わってしまった番組ですが、とんねるずの食わず嫌い王決定戦というのがありましたよね。

嫌いなものがどれかを当てるという内容ではありますが。

食べるシーンがでるので視聴者も「あの人の箸の持ち方最悪」とか「口の中にほおばりすぎて汚い」など言われ放題でした。

日本と外国のマナーの違い!麺類を食べるとき

日本と外国のマナーの違いですが。

料理自体が違うものなのでそんなにはないですが、麺類に関してはかなり違いがありますね。

日本ではラーメンでもそばでもずるずると音を出して食べるのが普通ですよね。

なんならわざと音だしてる?みたいな。

その方がとてもおいしそうな感じがするくらいですが・・・

外国人が日本に旅行に来てラーメンを食べるとしても音は絶対に出しません。

すするなんてもってのほかです。

音を立てるというより、すするという行為がマナー違反となります。

だから、イタリアに行ってパスタを食べるとしても、すすって食べたりしないでくださいね。


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食事のマナーで日本と外国の違いを解説!お互いを知っておこう!

食事のマナーは国によって違いますよね。

日本のマナーのままで外国で食事をするとマナー違反と言われることもあります。

食事のマナー①日本編

日本での基本的なマナーとしては、

  • 箸の持ち方
  • 食べる時は茶碗やお椀を持つ
  • くちゃくちゃ食べない
  • 残さず食べる
などでしょうか。

食事のマナー②アメリカ編

アメリカなどではフォークとナイフが基本ですよね。

席に座ると、料理で使うナイフやフォーク、スプーンがすでに置いてあります。

これは外側から順に使っていけば大丈夫です。

ここで注意なのは、スープを飲むとき音を立てないということですね。

麺類でもそうですが、スープでももちろん音は出さずに口に流しいれるように飲みます。

食事中にトイレに立つなどの時もありますよね。

そんな時に大事なサインです。

  • お皿にフォークとナイフをハの字に立てかけて置くときは「食事中です」のサイン
  • フォークとナイフと揃えて横に置いたときは「食事終了」のサイン
となります。

ここをちゃんとしないと、トイレから戻ったら料理が片付けられていたってことにもなってしまいますよ。

食事のマナー③中国編

次に中国のマナーですが、だいたい大皿料理を取り分けることが多いですよね。

こちらでは直箸OKなんです。

取り分ける時は、別の箸を使うことが多いですが、中国ではそういうのは気にしないようです・・・

潔癖な人は大勢で行くとなると厳しいかもしれませんね。

あと、日本との最大の違いなんですが、きれいに完食するのはだめなのです。

一口分だけ残すのがマナーとなっています。

なぜかというと。

完食してしまうと「物足りない」と言っているのと同等で、一口残すことで「もうお腹いっぱいで食べられませんよ」という意味になるのだとか。

日本でなら、残さず食べなさいもったいない!って怒られるのに、中国に行ったら残さないと失礼にあたるなんて文化って面白いですね。

食事のマナー④韓国編

最後は韓国です。

日本とそんなに違いはないですが、ごはんはスプーンで食べておかずは箸で食べます。

ごはんを食べる時茶碗を持つなどのマナーはなく、食べる時も音を立てるのは問題ないです。

日本ではくちゃくちゃ食べるなと言われますが。

韓国ではくちゃくちゃ音を出すのは「おいしい」という意味だそうで、音を出した方がよいと言われているそうですよ。

なかなか奥が深いですし、国ごとで間違えると大変だなと改めて思います。

食事のマナーを一覧で紹介!日本の場合の所作と食べ方!

日本の食事のマナーを一覧で紹介したいと思います。

日本の食事マナー①箸のマナー

まず箸のマナーでしてはいけないものを紹介します。

  • 刺し箸(箸を刺して食べること)
  • 拾い箸(箸から箸へ渡すこと。火葬後の骨拾いと同じだからよくない)
  • 渡し箸(茶碗の上に箸をおくこと)
  • 涙箸(箸でつかんだ食べ物から汁が垂れていること)
  • 寄せ箸(箸を使ってお皿などを引き寄せること)
  • 迷い箸(料理の上で何を食べようかなって箸をうろうろさせること)
  • 立て箸(ごはん茶碗に箸を立てること。人が亡くなった後に枕元に置く枕飯と同じだから)
  • 探り箸(煮物などを上から食べるのではなく、奥の方をほじって食べること)
  • ねぶり箸(箸についたご飯粒や汁などをなめること)
他にもありますが、大体こんな感じです。

日本の食事マナー②椀物のマナー

次に椀物のマナーです。

家のお椀だと蓋はないですが、料亭などでは蓋があるのが一般的ですね。

  • 左手を添えて右手で蓋を持ち上げる
  • 手前から持ち上げる感じで裏返す(水滴が落ちないように)
  • 蓋を裏返しのままお椀の横に置きます。食べ終わったら蓋をもとに戻します。
  • 食べ終わったあとの蓋を裏返しのままお椀に乗せる人がいますが、それだと洗う時にはずれなくなることがあるので、来た時と同じようにかぶせてください。
お刺身のお造りが出た時は、左側から食べていきましょう。

また、小皿に醤油とわさびを溶いて刺身につける人もいますよね。

ですが、マナーとしては刺身にわさびをのせて、醤油をつけて食べるのが美しいと言われています。

難しいなと思う場合は、わさびをつけないという手もありますね。

日本の食事マナー③焼き魚も食べるときのマナー

一番難しいのは焼き魚かなと思います。

  • 魚の上半分を左から食べます。
  • 魚の下半分を左から食べます。
  • 骨が見えてきたら、裏側の身と骨をはがして骨だけを取って左奥へ置きます。
  • 裏側の身を左から食べます。
この時やってはいけないのは、表側を食べ終わったらひっくり返してしまうことです。

そのままの状態で、骨をはずして裏側の身を食べましょうね。

食べる順番などは特にないので、好きなように食べていいのですが。

大事なことは箸を持ったまま何かをすることはしないでください。

ごはん茶碗を持つときは、一度箸をおいて茶碗を持ったらまた箸を持つなど。

お椀の蓋を開ける時も、箸を一度置いて、蓋を置いてからお椀を持って箸を持つという流れになります。

え?どういうこと?と思うかもしれませんので、動画で確認してみてください。

日本の食事マナーの基本のまとめ

今回は、日本の食事のマナーや外国と日本との違いなどをご紹介しました。

日本のマナーが外国に行くとマナー違反になることもあるのだなと再確認できましたね。

麺類をすする、スープをすするというのは日本でだけ!(アジア圏はOK)

ということを忘れずに頭に入れておきましょう。

マナーで有名な話で「フィンガーボール」ってありますよね。

指が汚れたら洗う水の入ったボールです。

フィンガーボールを知らなくて、水を飲んでしまった人がいて、その国の偉い人がその人に恥をかかせないために自分も飲んだといういい話です。

マナー違反は極力しないようにしたいものです。

そして、もし間違ってしまっていても怒ったり笑いものにしない優しさも大事ですよね・・・

実はそのあたりに相手の人の懐の大きさとか、器のでかさが表れるような気がします。