百人一首の恋の歌でおすすめの切ないもの集!43首の恋の歌から紹介

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百人一首って、言葉もわかりにくくてちょっと難しそう・・・なんて思ってませんか?

昔の言葉なので、ちょっと馴染みがないから敬遠してしまうかもしれませんね。

でも歌の内容は、季節の移り変わりを歌ったり、日常の出来事を歌ったり、現代でいうところのブログやTwitterのような感覚に近いといえば、ちょっと親しみわきませんか?

そのなかでも恋愛の歌は親近感がかなりわきます!

あなたの声が聞きたい・・・

あの日楽しかった記憶が思い出されて胸が苦しい・・・

そんな切ない歌や胸がキュンとする歌、思わず赤面してしまうほどの情熱的な歌など、皆さん様々です。

今も昔も、恋する気持ちは変わりませんね~

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百人一首の恋の歌で片思いを歌ったものは?とっておきの3つのおすすめ!

さて早速、百人一首に詠まれている恋の歌を見ていきましょう。

ここからは切ない片思いの歌をご紹介します。

百人一首の片思いをうたった歌3選

①「しのぶれど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと 人の問ふまで」(平兼盛)
<この歌の意味>
人に知られまいと恋しい思いを隠していたけれど、とうとう隠し切れずに顔に出てしまったようだ。

「恋の想いごとでもしているのですか?」と人に尋ねられるようになって。

<この歌のポイント>
恋心を知られたくないのに顔に出てしまう・・・

この歌は誰にでもきっと思い当たる体験や思い出があるのではないでしょうか。

恋煩いのデリケートな最中に「恋してるんでしょう!」なんて茶化されたくないですよね・・・

②「憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを」(源俊頼)
<この歌の意味>
私につれないあの人が、私を想ってくれるようにと初瀬の観音様にお祈りしたのに、まさか初瀬の山おろしよ、お前のように「より激しく冷淡になれ」とは祈らなかったのに・・・

<この歌のポイント>
相手と仲良くなりたいと思っても、冷たく振り向いてもらえない。

そこで初瀬の観音様にお祈りしたのだけれど、ますます相手は冷たくなるばかり・・・

山おろしみたいに、より激しくなれとは祈ってないのに・・・と嘆いている歌です。

あー、身に覚えがあります・・・

辛い片思い・・・(泣)

今も昔も、つらい恋ってあるんですね・・・思わず同情してしまいます。

③「玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする」(式子内親王)
<この歌の意味>
私の命よ、絶えることなら早く絶えてほしい。このまま生きながらえていると、耐え忍んでいる私の心も弱くなってしまい、秘めている想いが人に知られてしまうと困るから。

<この歌のポイント>
式子内親王は生涯独身でいなければならない身分だったために、恋をかなえることはおろか、人に伝えることもできませんでした。

そのため、恋心を抑えなければならないのですが。

でも長く生きれば生きるほど、その意志が弱ってしまいそう・・・

だから命が絶えてしまってもかまわないと歌っているわけですね。

「忍ぶ恋」の苦しさを、切なくも激しい表現で詠みあげています。

このような感情を抑えきれずに詠んだ恋のお相手は、どなただったのでしょうね。


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百人一首の恋の歌で両想いを歌ったものは?おすすめ4選

ここからは両想いの歌を紹介します。

両思いだからって、常に幸せいっぱい!というわけではなく、身分や環境、制約のせいで切なさが止まらないようです。

私の選ぶ百人一首の両想いをうたった歌4選

「忘れじの 行く末までは 難ければ 今日を限りの 命ともがな」(儀同三司母)
<この歌の意味>
「いつまでも忘れない」というあなたの言葉はとても嬉しいのですが、いつまでも変わらないというのは難しいでしょう。

だから、その言葉を聞いたこの幸せな気持ちのまま命が尽きてしまえばいいのに・・・

<この歌のポイント>
新婚ホヤホヤの幸せ最高潮のときに歌われた歌です。

愛されている幸福の中に、将来へのかすかな不安を感じる・・・

そんなストレートな気持ちがとても共感できます。

当時の結婚というのは男性が女性の家へ通う「通い婚」が主流。

ただこの「通い婚」、夫が妻に愛情を感じなくなると家を訪れなくなり、そのまま離婚となってしまう残酷な一面をもっています。

儀同三司母はそういう将来のことを、幸せの絶頂で感じてしまったのかもしれませんね。

②「開けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな」(藤原道信)
<この歌の意味>
貴方と一晩中過ごした夜が明けていく。

夜はまたすぐに来るとはわかっているが、それでもこの夜明け前の時間がうらめしい。

<この歌のポイント>
愛の熱量がすごいですね!!

こんな言葉をささやかれた日には、顔から火が出るくらい真っ赤になってしまいそうです。

情熱的だなぁ・・・。

③「わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身をつくしても 逢はむとぞ思ふ」(元良親王)
<この歌の意味>
これほど思い悩んでしまったのだから、今はどうなっても同じことです。

難波の海にさしてある澪標(みおつくし)ではないが、この身を滅ぼしてもあなたに逢いたいと思ってしまいます。

<この歌のポイント>
元良親王は平安時代中期の皇族で、なんと女好きの超プレイボーイ!

和製ドンファンと呼ばれるほどです。

そんなドンファンが本気になったのが、時の法皇(宇多天皇)が寵愛する絶世の美女、京極御息所。

しかも政敵側の人物。

この歌は元良親王と京極御息所の不倫が発覚したときのものです。

まるでドラマのようですね。

不倫がばれてしまって謹慎を命じられるのですが。

そのときに「もうどうしていいかわからない!でもこの身を滅ぼしても逢いに行こうと思っているよ」という気持ちを込めた歌なんです。

なんて情熱的なラブレター・・・

天皇のお妃様と恋に落ちるなんて、今に置き換えても超特大スクープですね。

④「今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふもよしがな」(藤原道雅(左京大夫道雅))
<この歌の意味>
「あなたを諦める」と直接伝えたいだけなのに、人づてでしか伝えられない。

あなたに逢って伝えられたらいいのに。

<この歌のポイント>
この歌を送った相手は伊勢で巫女をしていた女性と言われています。

巫女は神に仕える身なので、当然ながら恋愛はご法度です。

しかし、その任を解かれれば一人の女性に戻ってしまいます。

そして、想い人への気持ちに応えることも叶ったはずなのに、親に反対されて、その恋は破れてしまうのです。

両想いなのに結ばれないなんて・・・。

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百人一首の恋の歌で切ないもののまとめ

ここまで百人一首の恋歌を紹介させていただきましたが、いかがでしたか?

分かりづらい言葉も、慣れてくれば意外にも耳なじみのいい言葉だったりします。

歌の一つ一つにさまざまなドラマがもりだくさん過ぎて、その歌の背景、状況、その後の話も気になってしまいます。

現代のように、好きになったからと言って気軽に話しかけることも、ましてや気持ちを伝えるなどということが簡単にはできなかった時代。

だからこそ、この短い文字数に想いのすべてを詰め込んだんでしょうね。

百人一首は難しくて手の届かないものではありません。

もっともっとドラマにあふれた歌もたくさんあるので、ぜひ百人一首の世界にどっぷり浸かってみてください。