子供が産まれてから、我が家では毎年の恒例になってる「七夕さまへのお願いごとを書いた短冊」。
最初のころは100均で短冊セットを買ってきて、お願い事を書いたのまではいいんですけど。
「さて、その短冊をどこに飾ればいいんだろ?」と、頭を悩ませていました。
だって、せっかくお願いごとを書いてかざるんだったら、「願いがかないそうな場所」に飾りたいっていうのが、人の心情ってもんですもんね。
七夕さまの短冊を飾る場所ってどこがいい?
七夕の短冊っていうと、やっぱり「笹の葉っぱ」に飾り付けるのが定番ですよね。
でも、何で「笹の葉」なんでしょう?
七夕に笹の葉(竹)に短冊を飾る理由
そもそも、竹っていうのは昔から「神聖なもの」として、大切にされてきたものなんですね。
その理由は「竹(笹)は根強くって繁殖力もとっても強いし、風や雪、寒暖にも強い」っていう特性があります。
その生命力と神秘性から「笹の葉がこすれあう時の音は神様を招く」とも言われ、神事などにも使われていました。
なので、神様へのお願い事を書いた短冊を飾るのに「神聖な笹の葉」に飾るようになっていったんですね
ただ、今の日本の住宅事情では、なかなか「笹の葉」を家に飾り付けるっていうことは難しいですよね。
我が家も賃貸のアパートなので、ベランダに笹の葉を飾ったりしてると、大家さんから注意されそうですし、笹の葉を入手するのも大変です。
なので、我が家では「ベランダのハト除けネット」に短冊のこよりを結びつけて、飾っています。
こんな感じです。
家の中に飾ってもいいんですが、やっぱり外に飾った方が「織姫さまと彦星さまによく見えて、願い事もかなえてもらえるかなぁ」
と思って、お星さまから良く見えるベランダに飾ってます。
家の中でも七夕気分を味わいたい
せっかく短冊にお願い事を書いたんだから、子供達と七夕気分を味わいたいですよね。
でも、外に短冊を飾ってると、当然だけど「家の中は七夕の気配は全くなし」な状態になっちゃいます。
そんな時にお勧めなのが、「七夕ステッカー」というアイテムです。
これは、笹の葉とか短冊のステッカーを壁に貼り付けることができて、張り付けた短冊にお願いごとを書くこともできちゃいます。
うちのような賃貸アパートの壁でも簡単にはがすことができるステッカーなので、安心して使うことができます。
子供の学習机の前の壁に貼り付けたりして、七夕気分を盛り上げたり、お部屋のインテリアとしてもいい感じですよ。
★「おしゃれに飾りつけ♪七夕ステッカー」の詳細を見てみる
七夕の短冊って飾る時期に決まりはあるの?
七夕の短冊って
- 幼稚園
- 保育園
- 商店街
- ショッピングモール
- JRの駅
そんなのを見ると「うちもそろそろ短冊を準備しなきゃ」って思ったりするんだけど、七夕の飾りつけって、いつくらいからしてもいい物なんでしょう?
あと、例えば、3月の節句だと「お雛様を出したままにしておくと、お嫁に行き遅れる」なんて言いますよね。
同じように「七夕の短冊も飾ったままだと、お願い事もかなえてもらえない」なんてことがあったりするんでしょうか?
七夕の短冊を飾っておく時期はいつからいつまで?
実は、七夕のお願い事を書いた短冊って、本来は飾りつけをする期間ってとっても短いんです。
何と、
「7月6日の夕方から夜にかけて飾りつけをして、7月7日のうちに片づけてしまう」
といった「一夜飾り」が基本とされているんですね。
しかも、おそろしいことに「7日のうちに飾り付けをしないと願い事がかなわない」とされているんです。
もしかして、今まで私のお願いごとがかなわなかったのは、欲深い願いごとばっかりだったからじゃなく、これが原因だったのかも…。
なので、この事実を知ってからは
- ベランダに飾った「織姫さまと彦星さまから見えるところにある短冊」は7日のうちに片づけてしまって
- 7日以降は室内の七夕ステッカーで七夕気分の余韻(よいん)を楽しむ
やっぱりせっかく飾りつけをした七夕飾りですから、たった2日足らずで片づけてしまうのはもったいないですもんね。
きっと、お星さまから見えない部屋の中の短冊(厳密に言うと短冊ステッカー)は見逃してくれますよね。
ちなみに、神社なんかで七夕祭をしているようなところでは、やはり6日~7日の夜中に祭事をとりおこなっていて、早いところだと7日の朝には片づけてしまうようなとこもあるようです。
なぜ七夕の日には短冊にお願い事を書くの?
七夕さまと言えば「織姫さまと彦星さまが、1年に1度だけ天の川で会うことが許された日」ですよね?
そもそも、何でその再会の日に、見ず知らずの私達の「お願い事をかなえてもらえる」っていう事になってるんでしょう?
七夕にお願い事を書く理由
実は、現代の七夕は中国や日本のいろんな行事や風習がミックスされてできた行事なんです。
そして「短冊に願い事を書くとかなえてくれる」っていうのは、中国の「乞巧奠(きこうでん)」っていう行事がもとになってるって言われています。
乞巧奠とは、7月7日に最も輝く織女星(しょくじょせい⇒日本で言う織姫のこと)にあやかって、はた織りが上達するように、お祈りをする行事のことです。
その「願い事」が時と共に「いろんなお願い事」をするようになっていって、今の形になったとされています。
また、短冊に願い事を書くのは、江戸時代に寺子屋で学んでいた寺子たちが、「字が上達しますように」と、短冊に書いてお願いしたのが始まりとされてるんですね。
織物が上手だった織姫様に「自分も織物が上手になりますように」とお願いしていたのが、時の流れと共に「いろんなお願いごとをする日」になっていったって事なんですね。
そうやって7月7日には「~できますように」っていう風に神様にお願い事をするっていう日になっていったんですね。
現代の七夕っていうのは他にもいろんな行事や風習、伝説がミックスされたものなので、きっといろんな神様がいろんな願いごとにも、ちゃんと対応してくださってるんだと思いますよ。
短冊に書く願い事も子供へのものにしよう
短冊に書く願いごとも、独身のころや結婚しても子供が生まれる前だったりなんかだと
- 宝くじで1等が当たりますように
- 毎日が楽しく過ごせますように
でも自分にも子供ができると、やっぱり子どもに対しての
- 病気をせずに元気で大きくなりますように
- 私みたいに勉強嫌いになりませんように
もちろん「自分よりも人のため」なんて感じで悟りをひらいてるわけでもなく、自分の欲望や願い事は「心の中」にそっとしまっているだけなんですけどね。笑
きっとこれから先、子供が大きくなっていっても、大切なわが子のことを「短冊のお願いごと」に書くことになると思います。
七夕の短冊って飾る場所に困る!のまとめ
七夕のお願いごとを書く「短冊」をどこに飾るかについて、ご紹介してきました。
それぞれ、家々の事情が違うので、参考にならない部分もあるかもしれないけど。
そんな「あなたの家での七夕飾り」をする時の、何かいいアイデアを考えるときの何かしらの参考にしてもらえると嬉しいです。