健康診断で、老若男女問わずにする検査に「検尿」がありますよね。
たかがおしっこをして、検尿用の紙コップに採尿するだけなんだけど、意外とこれが苦手っていう人が多いんです。
その苦手な原因っていうのが「そんな時に限っておしっこが出ない」っていうことなんですよね。
あせればあせる程、出そうなのに出る気がしなくなってくる、そんな経験ないですか?
そこでこの記事では
「健康診断の検尿で採るおしっこって何であんなに出にくいの?」
「健康診断での検尿用の尿って朝一番のおしっこじゃないとダメなの?」
「健康診断での尿の取り方について」
っていうことについて、詳しく見ていきたいと思います。
健康診断で検尿のおしっこが出ない
会社での健康診断の時って、検尿用の尿は健康診断が始まってから病院でとることが多いですよね。
中には事前に「検尿キット」を渡されて、自宅で採尿したものを持って行く場合もあるみたいだけど。
私の場合も「病院で採尿する」という検尿のやり方です。
検尿用の尿がなかなか出てくれない
そんな「病院で採尿する検尿用のおしっこ」だけど。
普段は何気にしている「トイレでのおしっこ」も、私の場合なかなか簡単に出てくれないんですよね。
今まで1回だけですが、健康診断前にいつもの流れで、家を出る前に何気なくついついトイレに行っておしっこを済ませてしまったことがあったんです。
その時は、その直後にあった健康診断での検尿の時にも、もちろん「ついさっき済ませたばっかり」だったので、なかなか出てくれなくって苦労しました。
この場合の出なかった理由は「直前におしっこをしてしまったから」です。
でもそうじゃなくって、普段の検尿のときは
「尿が出そうなんだけど、なかなか出てくれない」
っていう、、そんな感じなんですよね。
おしっこってちょっとした環境の変化で出にくくなる
実は、私の場合は健康診断の時だけじゃなくって、普段から、そのときにもよりますが
「自宅以外のトイレでおしっこをする時、出そうなんだけど出ない」
っていうことが良くあるんです。
これは、私が根っからの超小心者な性格なので、
「同じトイレにだれか別の人がいたりすると無意識に緊張しちゃって(きっと膀胱(ぼうこう)がキュッとなっちゃってて)、出そうなのに出ない」
っていう事になってしまっているんだと思います。
そしてトイレから誰もいなくなると、何事もなかったかのように、とってもスムーズに排尿が終わるんです。
以前、私が手術をして入院してたことがあったんですが。
その時に手術後ベッドから動けない時があって、「おしっこを尿瓶(しびん)にする」という経験を初めてしました。
その時は、ベッドの周りのカーテンも閉め切って部屋に誰もいなかったんですが。
それでも「やばいくらいに溜まってるはずの尿」はなかなか出てくれませんでした。
なので、人って(その人の性格にもよるけど)ちょっとした環境の変化にも思った以上に敏感で。
いつもと違うシチュエーションだと、おしっこもすごく出にくくなってしまうことがあるんだと思います。
健康診断の時の検尿の量はすこしでも大丈夫
健康診断の検尿って採尿用の紙コップに尿をとりますよね。
この時「どこくらい量があればいいんやろう?」って不安に思ってかなりの量入れてる人もいるんじゃないでしょうか?
でも、実は健康診断の検尿検査で必要な尿の量って、そんなに必要ないんです。
健康診断での尿検査の場合、ほとんどが「ペーパーテスト」と言って、尿に紙を浸して色の変化を見るものです。
この検査の場合だと、5~10ccもあれば十分検査が可能なんです。
まぁあんまり少なくても不安なので、それでも50cc程(紙コップの1/4程度)もあれば完璧です。
なので、「検尿のときにおしっこが出ない」って言うと、よく
「たくさん出さなきゃ!って思うから、それがプレッシャーになってるんだよ。
ほんの少しでも検査はできるんだからって思えば、気も楽になって出るようになるよ」
って言われることがあるんだけど、私の場合は「ビビリで緊張しぃ」なことが原因なので、全然解決にならなかったですね。
なかなか尿が出ない時
トイレで四苦八苦しながら、時には子供がおしっこをするときみたいに「しーしー」なんて小声でささやきながら頑張っても。
やっぱり出ない時には全然出てくれません。
そんな時には「もともと尿が出にくくて、なかなか出てくれない」っていうことを看護師さんに伝えるようにしましょう。
採尿を後回しにしてもらったりすることで焦る気持ちも少なくなるし。
後からだとトイレに人がいない時を見計らってトライすることもできるので、出やすくなりますよ。
そして、なんとか頑張ってほんの少量でも出すことができたら、それを提出してみて、その量でも大丈夫か相談してみるといいですよね。
健康診断の検尿って朝一番のおしっこじゃないとだめなの?
健康診断の検尿って、朝一番の尿をとらなきゃいけないって思ってたり、そう聞いたことがあるからと、朝から健康診断までおしっこを我慢してたりしてませんか?
確かに、検査をする為の尿をとるベストなタイミングは「朝一番の起きてからすぐにとる尿」です。
起きてから体を動かした後の尿の場合、病気じゃなくても尿の中にタンパクとか血液が検出されることがあります。
なので、本当は「朝一番の尿がいい」っていうのは事実なんです。
ただ、激しい運動をしたりぜずに
「普通に起きて、普通に病院に行って健康診断を受ける」
程度に体を動かすくらいなら、健康診断の尿検査には影響はほとんどないようです。
精密検査なんかで、お医者さんからの指示がない場合には、無理をしてやばい汗をかいてまで我慢「その日の一番しぼり」のこだわる必要はありませんよ。
健康診断での検尿の取り方
健康診断のときの検尿で紙コップに尿を入れるとき、どのタイミングの尿を入れていますか?
私は、昔から何となく最初の出始めのときの尿はとらずに、キュッと止めてから途中の尿から入れていました。
理由は「何となく最初の尿は古い尿っぽい気がするから」でした。
要は、旅行なんかでしばらく家を留守にしてた時に、水道の蛇口をしばらく出しっぱなしにしてから使うような感じですね。
健康診断のときの尿をとるタイミング
検尿の時の尿で、どのタイミングの尿をとるかは、検査の目的によって違います。
まず、普通の健康診断のとき。
この場合は、最初の出はじめのタイミングではなく、私がやっていたように「中間尿」と呼ばれる「途中からの尿」をとるようにします。
理由は、別に最初の尿が古いからじゃなく、尿道の分泌物とか雑菌を省いた尿が採取できるからです。
なので、生理中の女性の場合の場合、血液が混ざりやすかったりしますが。
でも、検尿の前に軽くティッシュでふいた後で中間尿をとると、尿に血液が混じりにくくなりますよ。
ちなみに、膀胱炎(ぼうこうえん)の検査をする場合の検尿も、この中間尿を採取して行われます。
その他の検査のときの尿をとるタイミング
健康診断以外の場合でも、検尿で検査をするケースがあります。その検査目的によって、それぞれ尿を採取するタイミングが違ってきます。
検査目的ごとの尿をとるタイミング①肝機能検査の場合
肝機能検査の場合の場合の検尿は「全尿」といって、出始めから全ての尿を採取する方法になります。
この場合、できるだけ長い時間おしっこを我慢して、溜まりにたまった尿を一気に出し切って、膀胱に蓄積された尿を採取し検査を行います。
検査目的ごとの尿をとるタイミング②クラミジアなどの菌の検査の場合
クラミジアなどの菌の検査が目的の検尿の場合、「初尿」と呼ばれる出始めの最初の尿を採取し検査を行います。
検査目的ごとの尿をとるタイミング③出血の位置を判断する為の検査
出血の位置を判断するための検尿の場合。
このときには
- 出始めの「初尿」
- 途中からの「中間尿」
これによって、初尿にのみ血液が混じっているのか?中間尿に混じっているのか?で判断します。
健康診断の時に尿がでないことのまとめ
健康診断で必ずある検尿。そんな時になかなか尿が出てくれないっていうことについて、紹介してきました。
私の場合は、本来の性格によるものが大きいので「仕方ない」と割り切って。
出ないときは看護師さんに伝えて、少しの量でもいいから検査に必要な量がでるまでじっくり待つようにしています。
「こんな風になっちゃうのは自分だけじゃない」って思うだけでも、ちょっとは気持ちが楽になりますよ。
そして、健康診断の時の「尿」のことで、もう1つ多くの方が悩んでいる問題があります。
それが「検便の便に尿がかかってしまう問題」です。
実際に、便だけ出して尿を止めるって、意外と難しかったりするんですよね。
そんな「検便の便に如意うがかかってしまったときの対処法」についてを
に詳しくまとめていますので、参考にされてくださいね。