髪がゴワゴワして広がってしまったり、なかなかまとまらなかったりすると、朝のスタイリングも思うように決まらず、気分まで落ち込んでしまいますよね。
特に湿気が多い日や乾燥しやすい季節には、髪が広がって扱いにくくなることも多く、鏡を見るたびにため息をついてしまう…そんな経験はありませんか?
この記事では、そんなゴワゴワ髪に悩んでいる方に向けて、髪質をやさしく改善していくための具体的な方法をわかりやすくご紹介します。
取り入れやすい日常のヘアケアの見直しから、髪に必要な栄養を意識した食生活のポイントまで、無理なく続けられるステップを中心にまとめました。
髪がやわらかく指通りの良い状態になることで、毎日の気分も上がり、自分に自信を持つことができますよ。
ゴワつきや広がりにさようならして、サラサラでツヤのある理想の髪を一緒に目指していきましょう!
どうして髪がゴワゴワになるの?その主な原因とは
乾燥やダメージによるキューティクルの乱れ
髪の表面には「キューティクル」と呼ばれるウロコ状の部分が何層にも重なって存在しています。
このキューティクルは、髪の内部を守るバリアのような役割を果たしており、ツヤや手触りを左右する大切な部分なんですね。
でもこのキューティクル、日々の生活の中でとてもデリケートに影響を受けやすいんです。
たとえば乾燥した空気、アイロンやドライヤーの熱、紫外線、さらにシャンプーの成分やタオルでのゴシゴシ拭きなどでも、簡単に剥がれてしまうことがあります。
一度キューティクルが乱れてしまうと、髪の中の水分や栄養がどんどん外に逃げてしまい、乾燥してパサつきやゴワつきを感じやすくなります。
表面がザラついてしまうので指通りも悪くなり、まとまりにくい状態になってしまうんですね。
また、キューティクルがダメージを受けたまま放っておくと、枝毛や切れ毛の原因にもなってしまいます。
だからこそ、普段からキューティクルを守るケアを意識することが、ゴワゴワ髪の改善につながっていくんです。
毎日のヘアケアの中で
- 「やさしく扱うこと」
- 「保湿を意識すること」
- 「熱や摩擦をできるだけ減らすこと」
毎日のヘアケア方法に問題がある場合も
毎日何気なくしている髪の扱い方が、実はゴワゴワ髪を引き起こしている原因になっていることがあるんです。
たとえば、自分の髪質に合わないシャンプーを使い続けていたり、洗った後にタオルでゴシゴシこすって水分を取っていたりしていませんか?
それらの行動がキューティクルを傷つけ、髪の表面をザラつかせてしまうことがあるんですね。
また、濡れたままの髪で寝てしまうと、寝返りなどによる摩擦で髪にダメージを与えてしまい、翌朝にはさらに広がってゴワゴワしてしまうことも。
髪が濡れているときは特にキューティクルが開いていてダメージを受けやすいため、乾かしてから寝るのが基本です。
毎日の積み重ねが髪の状態に大きく影響するからこそ、一度、自分のケア方法を丁寧に見直してみることが大切です。
シャンプーはノンシリコンやアミノ酸系など、やさしいタイプに変えてみたり、タオルで押さえるように拭いたり、ドライヤーの温風と冷風を使い分けて優しく乾かしたり…。
ちょっとした工夫を取り入れることで、髪の状態は大きく変わっていきますよ。
栄養不足による髪の内部の不調も関係
髪は体の中でつくられるものであり、健康な髪を育てるためには栄養バランスの良い食事が欠かせません。
髪の主成分であるたんぱく質をはじめ、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足してしまうと、髪のツヤやハリが失われ、乾燥しやすくなってゴワついた質感になってしまいます。
とくに、朝食を抜いたり、ファストフード中心の生活が続いていたりすると、必要な栄養が不足しがちになり、髪だけじゃなく肌の調子にも影響が出てきますよね。
そんなときは、納豆や卵、野菜、海藻類など、バランスよく取り入れる食生活を意識してみてください。
内側からしっかり栄養を届けることで、髪そのものが健やかに育ち、外からのケアの効果もグンと高まりやすくなりますよ。
髪質がゴワゴワなら試したい4つの改善習慣
木櫛(きぐし)で静電気を防ぎつつ優しく整える
ゴワゴワした髪に悩んでいるなら、まずは「木櫛(きぐし)」を取り入れてみるのがおすすめです。
特に、つげやミネバリなどの上質な天然木から作られた木櫛は、静電気が起きにくく、髪の毛一本一本をやさしく整えてくれます。
プラスチック製のブラシと違って、木櫛は髪に与える摩擦が少なく、髪への負担をグッと減らしてくれるんですね。
朝のスタイリング前や就寝前のブラッシングに木櫛を使うと、広がりやうねりを抑えながら髪を落ち着かせることができて、まとまりのある髪に仕上がりやすくなります。
また、木櫛は地肌にもとても優しく、頭皮マッサージにも活用できるのがうれしいポイント。
血行促進にもつながるので、髪の健康維持にもひと役買ってくれるんですよ。
さらに、木櫛は定期的に椿油などでお手入れしてあげると、櫛自体のコンディションも保たれて、より髪に潤いを与えやすくなります。
使うたびに椿油が髪にほんのり移り、しっとりとまとまりの良い髪へ導いてくれるんです。
木櫛は丁寧に使えば何年も長く愛用できる道具なので、ちょっと高価でも“髪の相棒”としてひとつ持っておくと安心ですよ。
トリートメントは「手+クシ」でしっかり馴染ませて
ゴワゴワした髪質を改善するには、トリートメントやコンディショナーの使い方にも工夫が必要です。
単に髪に塗るだけではなく、髪の内側までしっかりと成分を行き渡らせるためには「手でなじませたあとにクシやコームを使う」のが効果的なんです。
特に入浴時、シャンプー後にコンディショナーやトリートメントを髪に塗布したら、目の粗いコームで毛先からゆっくりと梳かしていきましょう。
こうすることで、成分がムラなく浸透しやすくなり、髪一本一本をしっかりケアすることができます。
実際にこの方法を取り入れた人の中には「これだけでゴワつきがかなり落ち着いた!」と実感する声もあります。
さらに、湯船にゆっくり浸かりながら時間をおいてトリートメントをなじませると、よりしっとりまとまりのある髪になりやすくなりますよ。
コームは無理に引っ張ると髪が切れてしまうことがあるので、優しく少しずつとかすのがポイント。
時間に余裕のある日だけでも意識して取り組むと、日々の積み重ねが髪質の改善につながっていきます。
タオルでこすらない!やさしい水分オフのコツ
お風呂あがりのタオルドライも、髪質を整えるためにはとても大切なポイントです。
つい無意識にゴシゴシとタオルで拭いてしまいがちですが、その行為こそが髪に大きなダメージを与える原因になってしまいます。
濡れた髪はとてもデリケートで、キューティクルが開いていて傷つきやすい状態なんですね。
ゴシゴシこすってしまうと、髪の表面が削られてしまったり、摩擦によって静電気が起きやすくなったりして、結果的にゴワつきが悪化することがあります。
だからこそ、タオルドライをするときは“優しく包むように”を意識することが大切です。
やり方としては、タオルで髪をふんわりと包み込んで、手のひらでやさしく押さえたり、ポンポンと軽く叩くようにして水分を吸い取るといいでしょう。
特に毛先はダメージを受けやすいので、丁寧に扱ってあげることがポイントです。
さらに、吸水性の高いマイクロファイバー素材のタオルを使うと、短時間で余分な水分を取り除くことができるので、髪への負担も軽減できます。
毎日使うタオルだからこそ、素材や使い方に気を配るだけでも、髪への優しさが変わってくるんですよ。
髪を乾かしてから寝るのがゴワつき対策の基本
濡れた髪のまま寝てしまうと、枕との摩擦や頭の重みで髪がこすれたり、湿気がこもったりして、キューティクルに大きなダメージを与えてしまうことになります。
これが翌朝の広がりやゴワゴワ感の大きな原因になっているんですね。
髪は濡れているときに最も傷みやすいので、できるだけ早く乾かす習慣をつけることが大切です。
まずはタオルドライでしっかり水分をとったあと、根元から毛先に向かってドライヤーで丁寧に乾かしていきましょう。
このとき、ドライヤーを振りながら風を分散させることで、熱の集中を避けて髪への負担を減らすことができます。
また、乾かしすぎるとパサつきやすくなるので、最後に冷風を使って仕上げると、キューティクルが引き締まってツヤ感もアップしますよ。
寝る前に髪をしっかり乾かしておくことで、翌朝のスタイリングもグッと楽になりますし、ゴワつきも確実に減っていくはずです。
髪質改善には栄養も大事!内側から整える成分とは?
タンパク質で髪の主成分「ケラチン」をサポート
髪の主成分である「ケラチン」は、実はタンパク質の一種。
つまり、しっかりとタンパク質を摂取することが、健やかでツヤのある髪づくりの基本なんですね。
特に、ササミや鶏むね肉、納豆や豆腐などの大豆製品、卵、牛乳といった食材は、体内で良質なケラチンを作るためにとても役立ちます。
毎日の食事に意識的に取り入れていくことで、髪の土台となる部分を内側からしっかり支えることができますよ。
また、筋肉をつけたい方と同様に、髪の健康も「タンパク質ありき」。
不足すると髪が細くなったり、抜け毛が増えたりすることもあるので、バランスの良い食生活が重要です。
さらに、タンパク質は朝食や昼食など、活動前のタイミングでしっかり摂るのがポイント。
体の修復と生成が活発に行われるタイミングで摂取することで、より髪に効果が届きやすくなります。
ビタミンA・B6・Eが頭皮と髪に良い理由
ビタミン類もまた、髪にとって欠かせない栄養素。
まずビタミンAは、頭皮の乾燥やかゆみを防いで健康な地肌を保つ役割があります。
これが結果的に、髪の根元からの成長をサポートすることにもつながるんですね。
次にビタミンB6。
こちらはタンパク質の代謝を助けてくれる働きがあり、髪をつくるために摂ったタンパク質をしっかり活用するためには欠かせない存在です。
B6が不足してしまうと、せっかくの栄養がうまく吸収されず、髪に届かない…ということもあるんですよ。
そしてビタミンEは、血行を促進して頭皮のすみずみにまで栄養を届ける役割を果たします。
血流が良くなることで、髪の毛根にも酸素や栄養が届きやすくなり、健康的な髪が育ちやすくなります。
にんじん、かぼちゃ、バナナ、レバー、アーモンド、ナッツ類などに多く含まれているので、日常の食事に上手に取り入れてみてくださいね。
亜鉛とヨウ素は髪の強さとツヤの味方
髪のツヤやハリを守るうえで忘れてはいけないのが、亜鉛とヨウ素というミネラル。
まず亜鉛は、新しい髪の毛をつくる際に必要とされる栄養素で、細胞の新陳代謝や成長に欠かせません。
これが不足すると、抜け毛が増えたり髪が細くなってしまう原因にもなるんです。
亜鉛はカキやレバー、ナッツ類、チーズなどに豊富に含まれていますが、吸収率があまり高くないため、ビタミンCと一緒に摂ると吸収を助けてくれますよ。
一方のヨウ素は、甲状腺ホルモンの働きを助けて新陳代謝を促し、髪のツヤを引き出すサポートをしてくれる栄養素。
ワカメや昆布、ひじきなどの海藻類に多く含まれていて、「髪に海藻が良い」と言われるのも、このヨウ素のおかげなんです。
亜鉛とヨウ素はどちらも毎日の食事からコツコツと補うことが大切。
どちらもバランスよく摂っていくことで、内側からしっかりと髪の質を整えていくことができますよ。
今日から始められる!ゴワゴワ髪を変えるためのステップまとめ
毎日のヘアケアを見直すだけで髪質は変わる
髪のゴワゴワが気になっているときは、まず日常のケア方法を見直すことから始めてみるのがいちばんの近道です。
たとえば木櫛を使ったブラッシングや、トリートメントの使い方を少し工夫するだけでも、髪の手触りやまとまりやすさは大きく変わってきます。
髪はとても繊細なパーツなので、小さな違いが大きな変化につながることも少なくありません。
たとえば、毎日のドライヤーの使い方を見直して、温風と冷風を上手に使い分けるだけでも、髪の水分バランスが整いやすくなり、パサつきや広がりの改善に役立ちます。
また、シャンプー後に毛先にだけトリートメントをしっかりなじませるようにするだけでも、しっとりとまとまりやすい髪になりますよ。
「難しいことを一気に変える」のではなく、「できそうなことを少しずつ取り入れていく」のが、無理なく続けられて効果が実感できるコツです。
栄養バランスの取れた食生活も意識しよう
髪は体の中で作られているものなので、外側からのケアと同じくらい、内側からのサポートも大切です。
特に、たんぱく質やビタミン、ミネラルといった栄養素が不足していると、せっかくヘアケアをしてもなかなか思うような変化が感じられないことがあります。
たとえば、朝食をきちんと摂る習慣をつけるだけでも、髪に必要な栄養が補われやすくなり、ゴワつきや乾燥を和らげる効果が期待できます。
納豆や卵、豆腐などの大豆製品、そして緑黄色野菜や海藻などをバランスよく食べるようにすることで、髪の内側からしっかり整えていくことができますよ。
また、できるだけ加工食品や甘いお菓子を控えて、自然な食材を中心にした食生活に切り替えることもおすすめです。
肌と同じように、髪も食べたものから作られているという意識を持つことが、髪質改善の第一歩です。
継続することで実感できる髪質の変化
どんなに良いヘアケア商品や食生活を取り入れても、1日や2日で劇的な変化を感じられるわけではありません。
でも、続けていくうちに少しずつ変化が現れ、「あれ?なんだか最近髪のまとまりが良くなったかも」と感じる瞬間がきっと訪れます。
髪は日々の積み重ねで変わっていくもの。
たとえば毎朝のブラッシングを丁寧にする習慣や、週に1回だけでもトリートメントをじっくり時間をかけて行う日を作るなど、自分のライフスタイルに合った方法で無理なく続けていきましょう。
さらに、日々の変化を記録したり、写真に残してみると、自分でもその効果に気づきやすくなってモチベーションの維持にもつながります。
ゴワゴワ髪に悩んでいた日々にさよならして、毎朝のスタイリングが楽しみになるような、自信の持てる美しい髪を一緒に手に入れていきましょう!