「子供の歯が抜ける」、子供本人はもちろん、ママにとっても子供の成長の表れとして、気になるポイントですよね。
私も3人の娘を子育て中ですが、初めて長女の歯が抜けた時は「あの小さく可愛く生えていた歯が抜けたんだなぁ・・・」と感慨深かったのを覚えています。
そして1本ぬけると、次に気になるのが「他の歯が抜ける時期」ではないでしょうか?
前歯のあたりはすんなり抜けるのですが、奥歯は中々抜けない子もいるようです。
どのくらいの時期に抜けるのが、目安となるのでしょうか?
乳歯の奥歯 生え変わり時期はいつ?個人差はどれくらいあるの?
子供の歯は、どのくらいで生え変わるのでしょうか?
奥歯の生え変わりは?
子供の歯の生え変わりは、大体6歳から12歳くらいで生え変わります。
もちろん、これには個人差があって、
- 背の伸び方が違ったり
- 運動能力や言葉の発育が違う
歯がぬけ始める平均的な年齢は6歳ごろですが、前後2歳くらい(4歳~8歳)の差があってもおかしくありません。
最初に下の前歯が抜けて、次に上の前歯、それから前から後ろに向かって順番に歯が抜けていきます。
奥歯が抜けるのはその後で、大体10~11歳くらいにぬける子が多いようです。
12~14歳ころには奥歯の永久歯が生えそろって、これですべての生え変わりが完了となります。
中には、永久歯が生えてくる兆候があるのに、中々乳歯が抜けないという場合があります。
そんな時は、歯医者さんに行って、乳歯をぬいてもらいましょう。
そのままにしておくと、永久歯が変な方向に生えてしまう場合があります。
私も子供の頃、奥歯が上下四本上手く抜けずに、歯医者さんで抜歯してもらいました。
おかげで今は、歯並びもしっかりしていますよ。
乳歯が生え変わった後のケア!どういうところに気を付ければいいの?
生え変わったばかりの永久歯は、「裂溝(れっこう)」という深いみぞがあるため、歯ブラシの毛先が中々届きにくい構造をしています。
そのため、今までよりも念入りにお手入れをしてあげましょう。
歯磨きは念入りにおこなうこと!
生えたばかりの永久歯は表面が粗いだけではなく、酸に対しても十分な抵抗力がありません。
つまり、「虫歯になりやすい!」ということなのです。
早い時期に歯医者さんでの「フッ素塗布」を検討するのが良いでしょう。
また、シーラントという、歯の溝をあらかじめ埋めてもらう予防処置をおこなうのもオススメです。
生え変わる乳歯と違い、永久歯には変わりはありません。
虫歯にならないように、注意してあげることが必要ですね。
乳歯が抜けても奥歯の永久歯が生えてこない!なんてことがあるの?
乳歯が抜けたのに、永久歯が生えてこないという場合があるのをご存じでしょうか?
半年ほどは様子をみていて大丈夫ですが、半年以上たっても永久歯が生えてこない場合。
そんなときは、
- 乳歯の下に永久歯がない「先天性欠如(せんてんせいけつじょ)」
- 余分な永久歯がある「過剰歯(かじょうし)」
「先天性欠如」とは、本来だと乳歯の下では、永久歯になるための歯の卵のようなもの(歯胚)が作られます。
その「歯の卵」が、何かの理由でこの歯胚が作られずに、永久歯が生えてこない症状です。
この原因は明らかにされていませんが、遺伝や全身疾患など色々な原因が考えられています。
「過剰歯」とは、その字の通り、正常な歯の本数よりも多く歯がある事をいいます。
乳歯であれば20本、永久歯であれば28~32本(親知らずの有無による)が通常の範囲とされています。
これ以上沢山歯があることを過剰歯といい、30~40人に一人の割合でみられる症状です。
原因は、歯胚にあるという所まではわかっていますが、どうして歯胚に異常があらわれるかまでは、まだ解明されていません。
この過剰歯があることによって、本来生えてくるはずの永久歯が生えてくることができないというケースがあるんです。
また、この過剰歯は、
- 歯と歯の間に隙間ができる原因になったり
- 永久歯の根っこを溶かしてしまったり
- 細菌感染のおそれがあったり
もし永久歯がなかなか生えてこなかったり、前歯の間の隙間がふさがらないなどの症状があらわれたら、すぐに歯医者さんに相談してみましょう。
大人になってからの過剰歯は治療が困難な場合もありますが、子供の頃に見つかった場合は、比較的治療もしやすいみたいです。
なので、できれば子供の歯に気になる点がある場合は、早めに歯医者さんに行くことをオススメします。
子供の奥歯っていつ生え変わる?のまとめ
歯が生え変わるというのは、赤ちゃんの時期を終えて、大きくなっていく大切な成長の目安となります。
我が家の子供達も、歯がグラグラし始めると、とても得意げな顔になって、「見て見て~!!」と自慢してきます。笑
もちろん嬉しいんですけど、でもママとしては、赤ちゃん卒業で少し寂しい気もしちゃいますよね。
新しい永久歯のケアもしっかりおこなって、子供のためにもキレイな歯をそろえられるように応援したいですね。