折り畳み自転車は場所も取りませんし、かわいくてオシャレで便利な自転車ですよね。
そんな折りたたみ自転車に、子供を後ろに乗せて走りたいというママさんも多いと思いますが、それってとっても危険なのです。
そもそも折り畳み自転車には、チャイルドシートをつけることは想定されていません。
チャイルドシートをつけると強度的にも危険ですし、事故の可能性も高くなってしまうんですよね。
なので、お子さんを乗せて走りたいとなったら、いわゆる「ママチャリ」を選ぶ方が得策です。
しかし、折りたたみ自転車はお子さんと一緒に乗る以外にも用途はあります!
今回は、そんな折りたたみ自転車を選ぶ際の安全基準や、折りたたみ自転車の用途に合わせた選び方について、詳しく見ていきましょう。
購入前に要チェック!折り畳み自転車の安全基準知っていますか?
折り畳み自転車はとっても便利な乗り物ですが、実は「安全性に問題のある自転車」が多く出回っているのを、ご存知でしょうか?
折りたたみ自転車に関しての事故は、「整備不良が疑われるとされる事故」の割合が多いというデータもあるくらいです。
ですので、折りたたみ自転車に安全に乗るためには、「BAAマーク」がついた自転車を選びましょう!
自転車についているBAAマークとは一体何?
「BAAマーク」のBAAとは、社会法人自転車協会が平成16年から制定した、自動車安全基準のことです。
BAAマークがついた自転車は、「自動車安全協会が定めた安全基準基準を満たしている」という意味ですので、安心して乗ることができるんですね。
ちなみに「BICYCLE ASSOCIATION APPROVED 」(日本語で自転車協会認証)の頭文字をとって、BAAです。
BAAマークがついている自転車は、どのような基準で決まる?
BAAマークをつけるために検査される項目は、以下の通りです。
- ブレーキテスト
- 制動性能テスト
- フレーム強度テスト
- ハンドル衝撃テスト
- ペダルの強度テスト
- リフレクターの強度テスト
それらを全てクリアした自転車のみが、BAAマークをつけることが出来るのです。
安全性の高い折りたたみ自転車を選ぶコツとは?
- 信頼できるブランドやメーカーのものを選ぶ
- 価格が極端に安いものは避ける(1万円台は要注意です。2万円以上の物から選びましょう)
- できればネット通販で買わず、自転車屋で購入する
- BAAマーク付きのものを選ぶ
どんな乗り方をする?折りたたみ自転車を選ぶなら用途に合わせて
ひとことで「折りたたみ自転車」といっても
- 軽さ
- 大きさ
- 電動アシストの有無
ここでは用途別に、オススメの折りたたみ自転車のタイプをご紹介しますね。
通勤に使う自転車の選び方
通勤に使用するならば、電動アシスト付きのタイプがオススメです。
勤め先に着いたらヘトヘト、なんてことになったら嫌ですものね。
特に夏場の暑さの中、自転車をこぐだけで体中、汗だくになってしまいます。
こんなとき電動アシストがあるだけで、ほんのちょっとですが夏場でも風が心地よく感じることができますよ。
電動アシストつきの折りたたみ自転車で、楽々通勤しちゃいましょう!
買い物に使う自転車の選び方
買い物に行く時に使う場合は、カーボン素材の折りたたみ自転車は向いていません。
折りたたみ自転車にはママチャリのように、前にカゴを後付けすることが可能です。
しかし、カーボン素材の折りたたみ自転車につけるとなると、強度が足りずカゴが取れてしまう危険性があるのです。
買い物に使う折りたたみ自転車は、スチールやアルミ製の物を選ぶといいでしょう。
旅行に持っていく自転車の選び方
折りたたみ自転車を旅行先に持っていき、綺麗な景色を楽しみながらサイクリングを楽しむ方も多いのではないでしょうか?
そのような方は折りたたんだ時に14インチ~16インチで、重さは10kg以下のものが適切ですね。
また、折りたたむのに手間がかからないものを選ぶのもポイントです。
折りたたみ自転車にチャイルドシートって危険?のまとめ
折りたたみ自転車ははっきり言って、お子さんと一緒に乗るのには適していません。
ただし買い物や通勤、旅行先でのサイクリング等、その便利な用途は盛りだくさんです。
折りたたみ自転車を選ぶ際には、BAAマーク付きの自転車を選びましょう。
また、1万円台の折りたたみ自転車は安全面で心配ですので、できれば避けた方が吉ですね。
折りたたみ自転車はタイヤも小さなものが多く、普通の自転車に比べてなかなかスピードが出ないという側面があります。
そういう点が気になる方は、変速機付きの自転車がオススメです。しっかりと設計された折りたたみ自転車なら、タイヤの小ささなんて気にならないくらいスイスイ乗ることができちゃいますよ。
怪我に気をつけて、安全に楽しんでくださいね。