玄関ドアを油圧調整するドアクローザーの仕組み!内蔵だと何が違うの?

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皆さんのお住まいには、玄関のドアにドアクローザーはありますでしょうか?

大抵のドアには小さな箱のようなドアクローザーがついているのですが、中にはドアクローザーが内蔵されているドアもあります。

ドア内蔵型のドアクローザーは「コンシールドドアクローザー」と呼ばれています。

コンシールドドアクローザーは、本体がドアまたは上枠の中に格納されています。

よって、ドアの表面に取り付けるタイプのドアクローザーに比べ、ドアの外観がすっきりしています。

ドアクローザーの役割とは?閉じる速度を変えられる!?

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さて、ドアクローザーとは一体何のためについているのでしょうか?

ドアクローザーの役割とは、まずは開けたドアを自動で閉めてくれる事です。

ただしある程度の角度までしか効かず、全開にすると自動で閉めてくれない場合もありますね。

更に、ドアクローザーはドアの閉まる速度を緩やかにしてくれます。
これによって急にドアが閉じる事がなく、指を挟んだりドアに挟まったりという自己を防ぐ役割があります。

(1)ドアの閉じる速度を調整したい!そのやり方は?

ドアクローザーが閉じる速度は、実はドライバー1本で調節する事が出来ます。

ドアクローザーは、油圧で閉まる速度が調整されています。

ですので、ドアクローザーについている油圧の「調整弁」をドライバーで調整することで、ドアの閉まる速度を簡単に調整できます。

女性の力でも簡単に調整できますので、是非試してみてくださいね。

まずはドアクローザーの場所を確認し、中のオイルが漏れ出していないか確認しましょう。

次にドアクローザーの側面にある、調整弁を見つけましょう。

調整弁と言いましたが、側面にあるネジが調整弁です。

1・2・3と番号が刻印されている場合もあります。

調整弁のネジを少し締めて、ドアの速度を確認してみましょう。

ネジを締めるには右回りに回して、緩めるには左に回します。

ネジ締めるとドアが閉まる速度が遅くなり、逆に緩めるとドアが閉まる速度が早くなります。

お好みの速度になったら調整完了です。

ただし調整弁を締めすぎると、中のオイルが漏れ出す危険性があるので注意が必要です。

(2)ドアのトラブル! ドアクローザーの見直しが効果的

また、その他のトラブルの対処法も併せてご紹介します。

★バタンとドアが閉まる
調整弁のネジが緩んで、ドアが閉まる速度が速くなっている可能性があります。

ネジを締めて、ドアが閉まる速度を調整するようにしましょう。

★ドアが引っかかり、ガクッと動く
動きが悪い場合は、中の油が切れている可能性が高いです。

ですので、ドアクローザー用の油を用意してさすと解決します。

注意点として、油を多くさしてしまうとホコリが溜まりやすくなり、故障の原因になりかねません。

ドアの動きを確認しつつ、少しずつさしていくようにしてくださいね。

★ドアクローザー内部のオイルが漏れる
この場合、経年劣化による損傷で、自力で直す事は出来ません。

ドアクローザーの寿命が来たというサインですので、業者に依頼してドアクローザーを交換してもらいましょう。


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調整前にドアクローザーの名称をチェックしてスムーズに作業しよう!

では次に、ドアクローザーの名称を確認しておきましょう。

ドアクローザーには、スタンダード型とパラレル型の2種類に分かれます。

★スタンダード型
スタンダード型はドアを引く面に取り付けるドアクローザーで、ドアクローザー本体が障害となり、180度扉を開ける事が出来ないのが特徴です。

また、ドアから90度の位置に壁や障害物がある場合にも使用できません。

★パラレル型
一方、ドアを押す方の面に取り付けるのがパラレル型です。

日本の住宅のドアは外開きが一般的で、パラレル型のドアクローザーが主流になっています。

更に、ドアを180度開くこともできます。

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ドアクローザー内蔵の玄関ドアのまとめ

ドアクローザーはドアが急に閉まるのを防ぎ、緩やかに閉める役割があります。

それによって怪我や事故をなくし、安全にドアを開け閉めする事が出来ます。

ドアクローザーの閉まる速度を調整するには、油圧の調整弁をドライバーで調整すると、簡単に変えられます。

簡単に行えますので、気になる方は試してみる価値があると思います!