保温バッグにカイロで保温効果アップ!?それちょっと危険かも!

スポンサードリンク
この記事は約6分で読めます。

冬場のさむいきせつには、あたたかいお弁当が食べたくなりますよね。

保温バッグを持っている方は、「保温効果を上げるためにカイロを入れたらどうかな?」と思ったことありませんか?

確かに、カイロは自分自身で熱を発生させることができるものなので、保温バッグの中に入れると単純に保温効果は上がります。


スポンサードリンク

保温バッグにカイロを入れてお弁当をあたためるのは危険!?

しかし!!

保温バッグで保温しておきたいものが、お弁当(保温専用でない普通のもの)である場合は、カイロでの保温はオススメできません!!

なぜなら、お弁当の中身が腐ってしまう可能性があるからです。

お弁当に細菌が増えるのは37℃前後。

カイロの温度はだいたい40℃~50℃。

…ということは、カイロであたためてしまうと一番細菌が繁殖してしまう状況を作っていることになるのです…!

37℃だと、真夏の暑い気温と同じぐらいです。

そのように想像すると、なおさらお弁当が心配になってしまいます。

保温したいものが、食べ物ではなくてお手ふきのようなものなのであればちょうど良いかもしれませんが、食べ物の場合は注意が必要です。

保温バッグにカイロと保温弁当箱(ランチジャー)では何が違うの?

どうしてもあたたかいお弁当を持ち歩きたいということであれば、「普通のお弁当+保温バッグ+カイロ」ではなく。

「保温弁当箱(ランチジャー)」を利用するのが一番良いと思います。

「え?保温弁当箱って普通のお弁当をカイロと一緒に保温バッグに入れるのと同じじゃないの?」と思ったあなた。

同じじゃないんです。

保温弁当箱は、60℃~75℃以上の高温で保温することができるものです。

この温度は「湯気が出ているアッツアツの状態」です。

細菌は60℃~75℃以上になると死滅するので、保温弁当箱は細菌が繁殖しないような高温での保温ができる作りになっているんです。

なので、お弁当の詰め方も普通のお弁当とは違って、作りたてのアツアツ状態で入れます。

どうしても「保温バッグ+カイロ」での保温をお弁当に使いたいのであれば、自己責任の元、持ち運び後にすぐに食べるようにしてください。

ピザの宅配と同じぐらいの短時間ならまだお弁当の傷みは少ないかもしれませんね。

人気の「ランチジャー」を探してみる

保温バッグの耐熱温度は?どれくらいのアツアツまでなら大丈夫なの?

保温バッグの耐熱温度は、しっかりした作りのものであれば「―20℃~120℃」というものがあるようです。

でも、一般的に売られている保温バッグであれば「―20℃~80℃」程度だそうです。

意外とかなりアツアツ状態のものでも耐えることができるんですね。

でも、素材や構造によってはそれよりも耐熱温度が低いものもあるようなので、商品の注意事項をよく確認するようにしてくださいね。



スポンサードリンク

クーラーボックスでも保温効果が期待できる?!保温力アップにおすすめの方法

夏場に活躍するクーラーボックス。

これ、実は「保冷効果」だけじゃなく、「保温効果」も期待できるそうです。

クーラーボックスの素材は、本来は保温には適していません。

そのため、保冷目的で作られているものに温かいものを入れる場合は、耐熱温度が重要になってきます。

まず、調理した熱いお鍋をそのまま入れるとか、熱湯を入れてはいけません。

中身が変形する恐れがあるので、絶対にやめておきましょう。

保冷・保温両用として売られているものが一番安全に保温することができるのですが。

でもそうでない場合は、適度な温度に冷ましたものを何かにくるんで、直接ボックスに触れさせないように気を付けて入れてください。

しかしこれはあくまでも「本来の用途でない使い方」なので、壊れたりしてもメーカーは何の保障もしてくれません。

あくまで自己責任で行うようにしてくださいね。

クーラーボックスの保温力をアップさせる方法

ただクーラーボックスは、そのまま温かいものを入れると30分~1時間程度で冷めてしまうようです。

少しでも保温力をアップさせるには、以下のような方法がおすすめです。

  • カイロを入れる(布などで包んでください)
  • タオル、緩衝材(プチプチ)などでくるむ
  • 蓋の開け閉めは最低限に
  • 冷たい地面に直接置かない

このような工夫で少しでも長く保温することができます。

保冷バッグは保温バッグの代わりになるの?

クーラーボックスは、工夫次第で保温することができるということがわかりましたが、保冷バッグはどうでしょうか。

保冷バッグも、保温バッグとして「使えないことはない」ようです。

保冷バッグはクーラーボックスよりも単純な作りになっています。

外側の布と内側のアルミの二重構造により、間に空気の層ができるので保冷できる仕組みになっています。

保温についても原理は同じで、空気の層があることで外気に直接触れないので保温することができます。

ただ、最初にもお伝えしたように、お弁当の持ち運びについては「保冷バッグにカイロを入れて持ち運ぶ」のは、衛生上オススメできません。

さらに、耐熱温度によっては、すぐに素材が劣化したり破損の恐れがありますので気を付けてください。

ちなみに、私の家にある保冷バッグの耐熱温度について確認してみると、

「高温の場所や直射日光の下では使わないでください」
「本来の目的以外の使い方はしないでください」

と書かれていて、耐熱温度の明記はありませんでした。

そう言われると、保冷バッグを保温バッグに使うのは二の足を踏んでしまいますね;

まぁ個人的には、

  • お手ふき
  • ちょっとした飲み物
といtった物の、短時間の保温には保冷バッグも使えるんじゃないかなぁとは思います。

保温バッグにカイロを入れると保温効果は上がるの?のまとめ

「保温バッグにカイロを入れるとあたたかいお弁当を食べられるのか?」ということについて見てきました。

最後にポイントをおさらいしておきますね!

  • 保温バッグにカイロを入れると、保温効果は上がります。
  • しかし、保温バッグの中に入れるものが普通のお弁当箱ならば、細菌が繁殖しやすい温度での保温になるのでオススメできません
  • どうしても保温されたお弁当を持ち運びたい場合は「保温弁当箱(ランチジャー)」を使うようにしましょう
  • 保温バッグの耐熱温度は、しっかりした作りのものであれば「―20℃~120℃」、よくあるものであれば「―20℃~80℃」程度です
  • クーラーボックスも保温効果が期待できますが、本来の用途外での利用だと認識した上で、安全に使うようにしてください。(保冷・保温両用のクーラーボックスが安心です)
  • クーラーボックスの保温力アップのためには、「カイロを一緒に入れる」「布や緩衝材でくるむ」「蓋の開け閉めは最低限だけ」「冷たい地面に直接置かない」などに気を付けてください。