普段から便秘気味だと、検便の時に困りますよね。
普段から気をつけていても、出したい時になかなか出ないと焦ってしまいます。
そこで、即効性があると言われている方法には、どんなものがあるのでしょうか?
「ウォーキングなどして体を動かす」
「コーヒーを飲む」
「コンビニで売っているもち麦おにぎりを食べる」
「オリーブオイルを大さじ1杯飲む」
「バナナとヨーグルトを食べる」
「温めた牛乳に蜂蜜を入れて飲む」
これらの方法を試すと、翌日に出る可能性が高いです。
どれも今すぐできそうなものですので、試してみてはいかがでしょうか?
そして、それでも便が出る気配が全くないとき。
そんなときに頭をよぎるのが「下剤を使おうか?」ということではないでしょうか?
検便に下剤使用OKって本当?便秘に悩む人が健康診断を乗り切るコツ
最初に紹介したような方法を試しても便が出ない場合、下剤を使ってもいいのでしょうか?
その答えは「使ってもいいけれど、再検査になるリスクが高い」です。
下剤を使うと再検査!? その理由とは
下剤を使うと、溜まっていた便が強制的に排出されます。
そうすると肛門や腸内が傷つき、出血してしまう恐れがあるのです。
出血してしまうと、便に血液が付着してしまう場合があります。
血が混じった便を提出すると、便潜血と診断されて再検査になってしまうのです。
もちろんかならず血が混じるとは限らず、最終手段として下剤はとても有効です。
最悪再検査になっても問題ないという方は、下剤を使って乗り切りましょう。
下剤は使いたくないけれど出ない…そんな時は?
検便当日に出ないけれど下剤は使いたくない、そんな方に実は耳寄りな情報があります!
検便の提出先の病院や診療所にもよりますが、実は1週間ほど期限を伸ばす事が出来るのです。
まずは提出先の病院や診療所に連絡を取り、確認してみてはいかがでしょうか?
検便はコロコロうんちでも大丈夫?どうやってつければいい?
検便に提出する便は、必要量が採取できれば硬くても柔らかくても大丈夫です。
ただ、コロコロうんちでは採取しにくいかと思います。
水をつけて表面を柔らかくして採取すると正確な判定ができないのでやめてくださいね。
通常は提出日の4日前の便から採取できます。
このとき、なるべく2日連続で採取してください。
便秘気味で2日連続が難しい人は、4日間の間に2回採取すればOKです。
そしてなるべく提出日に近い便を採取するのが正確な検査結果が出やすいとされています。
4日の猶予があるので、コロコロ便の人は日ごろから検便時の対策をしておきましょう。
また、通常の採取方法は便器に便を落として採取します。
でもそのやり方が難しいときは、肛門から便が少し出たところでトイレットペーパーで肛門ごとつかむように便を取って、ペーパーの上の便を採取しても大丈夫です。
私が快便になるなと感じた実体験を紹介します。
起床時にコップ1杯の常温水を取り、軽く掃除をしたり風呂掃除をしたりすると腸の動きが目覚めるようです。
そして朝食にりんごを食べる、コーヒーを飲むと便が出やすくなります。
水分摂取、体を動かす、食物繊維をとるといったことで明らかに出やすくなります。
朝食は大事です。
普段のメニューに加えて食物繊維を意識すると有効だと思います。
どうしても硬い、出ない場合は便秘薬の力を借りてもOKです。
薬品が便に影響することはないので、臨機応変に使ってみてくださいね。
行けるならお医者さんに頼ることも必要です。
やっとのことで採取した検便を冷蔵庫に保管は汚い?!
便秘気味でやっとのことで採取した貴重な便を提出日まで保管するなら冷蔵庫が理想的です。
検査キットを提出用袋に入れて冷蔵庫(4℃)に入れて保管してください。
提出日9日前にまでに採取したものが冷蔵庫保管OKです。
まあ大体は4日前から採取可能となっていますので、余裕ですね。
冷蔵庫保管に抵抗がある人は、発砲スチロールなどの容器に保冷剤を入れてその中で保管するのもOKです。
室温で放置した場合、出血があったとしても陰性判定になる可能性があるのです。
病気を未然に防ぐチャンスが失われてしまうので気を付けてくださいね。
他にも直射日光が当たらない冷暗所で保管するのもOKです。
ただ、20℃くらいになると正しい結果が出ないことがあるんです。
なので、家の中で「日が当たらない涼しい場所」を選んで保管してくださいね。
私は冷蔵庫保管に抵抗がない人ですが、検査袋ごとだとちょっと衛生的に不安なので、さらにジップロックなどの密閉できる袋に入れて保管しています。
提出直前の方の便がいいと思い込み、便秘気味なのに無理やり排便したものを提出したら、見事に要精密検査の判定をもらいました。
結果的に無理にいきんで排便したから肛門が傷つき出血したのでしょう。
大腸内視鏡検査の結果は良好でした。
その年以降は柔らかい便で提出しているので検査はひっかからずに数年たっています。
4日前から採取可能なことがほとんどなので、余裕をもって採取をしてくださいね。
検便までの便秘改善法!腸を鍛えるマッサージのやり方
実はお腹をマッサージする事で、便秘を解消しお通じをよくする効果が期待できます。
一見即効性がなく効果も緩やかに見えますが、お腹のマッサージは大腸を直接刺激する為、便意がやってくる可能性が高いと言われているのです!
では早速、マッサージの方法をいくつかご紹介させていただきますね。
お腹ポカポカ!万能くるくるマッサージ
お腹の上に手を当てて、力を入れずに時計回りに20回ほどさすります。
腸を温めて刺激を与えることにより、便意を促す効果が期待できますよ。
このマッサージは便秘だけではなく、お腹が緩くなっている時にも効果があります。
お腹の不調を感じたら、是非試してみてくださいね。
腰を温めよう! 腰あったかマッサージ
背中をしっかり伸ばして、腰の下から背中にかけて上下にさすりましょう。
ポイントとしては上にさする時には指を使い、下にさする時には手のひらを使うのがポイントです。
腰を温め血行をよくすると、便意が起きやすくなるのです。
腰にカイロを貼って温めつつ、他のマッサージを行うのもオススメです。
狙い撃て!スッキリ解消S字結腸マッサージ
S字結腸は、便秘の時に便が溜まりやすい部分です。
S字結腸を上から直接マッサージすることにより、溜まった便の排出を促します。
まず仰向けになって、S字結腸のある場所を確認します。
左下腹部の腰骨の内側を軽く押すと、張っている場所が見つかるはずです。
S字結腸の場所が見つかったら立ち上がり、手の指を揃えてS字結腸の上に置きます。
そして片方の手を添えて、軽く20回ほど押しましょう。
20回押し終わったら、指先を斜め下に少しずらします。
さらに20回押してずらしと繰り返し、足の付け根まできたらS字結腸まで戻りましょう。
イメージとしては「溜まった便を押し出していく」という感じですね。
これを1回とし、1日10セット行うようにしましょう。
検便が出ないときに出す方法!のまとめ
検便の日に出ない場合は、下剤を使っても大丈夫です。
ただし無理矢理便を排出する為、肛門や腸内を傷つけてしまい、再検査になるリスク覚悟で服用しましょう。
出来れば下剤に頼らず、日々の努力で事前に出せればいいですよね。
腸のマッサージをしたり運動したりして、日頃から便秘解消を心掛けるようにしましょう!
また、どうしても当日出せなかった場合は、提出先の病院や診療所に相談してみましょう。
場合によっては検便の期間を延長してくれる事があります。
そして、やっと思いで出すことができた「検便用の便」
そんな思いの詰まった便が、便器の中の水に使ってしまったら、そのまま提出してもいいのでしょうか?
そんな、検便の便が水没してしまったときのことを
「「検便って水没したら使えない?検便初心者も失敗しない方法」」
に詳しく書いているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。