もうそろそろ衣替えの季節ですね。
服の保管で大事なのは、虫よけ!
取り出したら穴が開いていた、なんてことにならないように気をつけたいものです。
特に冬物は量も多くてかさばる上に、毛皮やウールといった繊維の洋服は虫もつきやすいので防虫剤をいれたいときの
- 防虫剤は本当にいれるべき?
- 臭いや色は大丈夫?
衣替えのとき防虫剤を入れると臭いのってどうすればいい?
防虫剤のにおいと言えば、「おばあちゃんの家のタンスのにおい」を思い出す人も多いのではないでしょうか?
あの独特なにおいが服に移ってしまうのは、やっぱり避けたいですよね。
そうならないために大事なのは、
- 防虫剤の選び方
- 防虫剤の入れ方
(1)防虫剤の選び方
昔は防虫剤に「におい」があるものしかありませんでしたが、今は「においのあるタイプ」と「無臭タイプ」に分けられます。
- ネオパラエース
- ネオパース
- ムシューダ
防虫剤を圧縮袋に入れると、通常の状態よりもにおいがつきやすくなります。
そのため、もしも圧縮袋に防虫剤を入れるのであれば「無臭タイプのもの」がおススメです!
(2)圧縮袋への防虫剤の正しい入れ方
圧縮袋に衣類以外のものを入れてしまうと
- 防虫剤の色がうつってしまったり
- 形が残ってしまったり
それを防止するためにも、「防虫剤を正しく入れること」が大切です。
防虫剤を圧縮袋に入れる場合には「布に包むこと」がポイントです。
布の素材も、通気性が悪いシルクや化学繊維ではなく、通気性の良いガーゼや麻などで包みましょう!
安心のためにも布は二重にしておくとよいですね。
衣替えで出してきた服にまさかの黄ばみが!?簡単にできる落とし方
圧縮袋に入れておいた衣類に黄ばみが…!?
私も、カッターシャツやTシャツに黄ばみが浮き出たことが、一度や二度ではありませんでした。
黄ばみが出来てしまう原因と、その対策についてお答えします!
(1)保管していた服の黄ばみの原因は?
きちんと保管していたはずなのに、黄ばみが出来てしまう原因、それは、
- 衣類に残った『汗』『皮脂』『洗剤』
- 防虫剤の併用
まず、『汗』『皮脂』『洗剤』はすべて油からできています。
油は繊維にしみ込むと汚れを吸着してしまうほか、それら自体も酸化することによって衣類に黄色い染みができてしまうのです。
圧縮袋に入れる前にしっかりと落としておかないと黄ばみになる可能性が大です。
一見きれいに見えても、実は落ちていない汚れなどもあるため注意しましょう。
また、油は水洗いだけでは落ちないため、洗剤でしっかりと洗い、水で洗剤を流す必要があります。
肌とのよく接する、襟袖・脇・袖口には漂白剤を用いましょう。
次に、防虫剤の併用ですが、数種類の防虫剤を一度に使うと染みになる可能性があります。
洗剤を混ぜると化学反応を起こすように、防虫剤も染み出した際に混ざってしまい、反応してしまうことがあります。
すると、さらに衣類の線維と反応して色がついたりにおいの原因となったりしてしまうのです。
そのため防虫剤は一種類のみを使ってくださいね!
(2)黄ばみ対策で有効な方法は?
衣類が黄ばんでしまったときには、酸素系漂白剤が効果的です!
- ぬるま湯(40℃~50℃)
- 酸素系漂白剤
- たらいまたはバケツ
2.漂白剤を大さじ1加えて黄ばみのある布を入れる
3.2~3時間その状態でつけておく
この3ステップで、びっくりするくらい黄ばみが取れていきます!
(3)それでも黄ばみが落ちない時は…
それでも黄ばみが落ちない時。
そんなときには、漂白剤とお湯を「1:1」の割合で混ぜて染みの部分につけ、歯ブラシで優しくなでるように擦りましょう。
これで染みがほとんど見えなくなりますよ。
油系の染みを落とすためには、お湯を使って落としてあげる必要があります。
水だけだと効果が薄いので、注意してくださいね!
衣替えで圧縮袋に防虫剤を入れる方法のまとめ
圧縮袋だけでは不安なとき防虫剤を入れるには、
- 無臭タイプの防虫剤を用いる
- 一種類のみを使う
- ガーゼなどで二重に包んでから入れる
- 塗った後にティッシュで適量にしてからマスクをつける
黄ばみができてしまったら、
- 漂白剤をお湯に入れて数時間つける
- 歯ブラシで頑固な染みを優しくこする
これらをを行います。
ご紹介してきたポイントをしっかりと抑えて、防虫剤を入れて安心して冬物を片付けましょう!