春になって温かくなってくると、近所をふらっとお散歩もいいですよね。
でもこんな時に自転車があると行動範囲も広がって、それまでは近所の公園だったのが、桜が咲き乱れるちょっと離れた公園まで足を延ばしてみたり。
そんな時にふと気になるのが、よく広告のチラシに出てる『折りたたみ自転車』。1万円くらいで売ってて、見た目もなかなかカワイイ。
どうせ乗るんだからこんな折りたたみ自転車の方が、ママちゃりよりもスタイリッシュだし、コンパクトだから小回りも効きそうで街乗りとかもスイスイ行けちゃいそうですもんね。
こんなイメージの折りたたみ自転車だけど、やっぱり安いのには安いだけの理由があります。
そこで今回は、そんな折りたたみ自転車への
- 安い折りたたみ自転車って、女性でもちゃんと折りたためるの?
- 折りたたみ自転車ってコンパクトだから、女性でも楽々持ち運べちゃう?
- 安く売られてる折りたたみ自転車はどういいった使い方に適してる?
折りたたみ自転車が格安で
よく、ホームセンターとかショッピングモールの自転車売り場で、1万円台~2万円くらいの折りたたみ自転車を見かけます。
見た目も可愛くて、とってもスタイリッシュに見えますよね。
そんな折りたたみ自転車のことが気になってインターネットとかで調べてみると、下手すると1万円以下で売られてるようなものまで。
でもそんな格安で売られてる自転車とは別に、3万円とか5万円を超えるものから、10万円超のものまで。
折りたたみ自転車の値段の違いって何?
そんな、何倍どころか、物によっては10倍以上もする値段の違いって何が違うんでしょうね。
その理由は、普通の自転車にはない機能、そう『折りたためる機能』がついているからなんですね。
その『折りたたむ為の部品がとっても複雑』なので、次のようなことが起きちゃいます。
- その分、部品も必要になっちゃうし
- その分、強度も確保しなきゃいけなくなっちゃうし
- その分、お値段も高くなっちゃうし
- その分、走行性能も犠牲になちゃう
本来は普通の自転車よりも、お値段がお高くなっちゃうんです。
だってちょっと考えたら、普通の自転車に
- 快適に折りたためて
- 折りたたみ部分の強度も確保して
- 快適にスイスイ走行できる
そうすると、どうなっちゃうのか?
- ちゃんと折りたためなかったり、簡単に折りたためない
- 折りたたみの接続部分が壊れやすくなっちゃう
- いくらこいでも全然スピードが出ない
折りたたみ自転車は普通の自転車に比べて重い?
そんな風に、普通の自転車よりも複雑な部品も多くって、設計も大変な折りたたみ自転車。
折りたたみ自転車が重くなっちゃう理由
みんながイメージする折りたたみ自転車って小口径(タイヤが小さい)ものが多いから、コンパクトで軽いってイメージですよね。(でも、実は24インチとかの折りたたみ自転車もあったりもするんです)
でも。
先ほど書いたように『折りたたみ自転車は普通の自転車よりも、折りたたみ部分の部品が必要』で、『折りたたみ部分の強度も必要』になります。
ってことは
- 『その部品の分だけ』
- 『その強度確保の分だけ』
この重量を軽くするために、車体の部品の軽量化(車体の素材に軽くて丈夫なものを使う)とか、強度を確保するための設計が必要になって、お値段もお高くなっちゃうんです。
すると、先頭からのきなみ『1万円くらいの自転車』が表示されてると思います。
その中から、どれでもいいので1つ、デザインが気に入ったものでも何でも構わないので、選んで見てみてください。
おそらく、画面をずっと下の方にスクロールしていくと、その自転車のスペック表(サイズとか重量とか)があると思います。
そこの『車体重量』の部分を見てみると、16Kg前後くらいのものがほとんどなので、それくらいの重量になっていますよね?
もしかしたら、選んだ自転車によってはもっと重たいものがあるかもしれません。
この『16Kg前後』の重量って、普通のママチャリ(24インチ)と重さ的に、変わらないんです。
タイヤも小さいし、車体も小さいから『軽い』って思われがちだけど、実際に持ってみると大きさは小さいのに重さが同じだと想像以上に『重たい』って感じてしまいます。
折りたたみ自転車が重い(軽くない)とどうなっちゃう?
お値段の安い折りたたみ自転車は、実は見た目と違って『軽くない』って言うのは、わかってもらえたと思います。
じゃぁ、折りたたみ自転車が重いと、何がどう影響しちゃうんでしょう?
その『折りたためることができる』自転車って、折りたたんで何が便利なんでしょう?
- 折りたためたら、部屋に収納できる(盗難防止)
- 折りたためたら、車のトランクにも乗るから、ドライブ先で使えちゃう
- 折りたためたら、電車に持って乗ることが出来るから(別料金がかかっちゃうけど)出かけた先で乗れちゃう
でも、その自転車が…『小さくはなるんだけど、重さは重たいまま』だったとしたら。
- 重たいと、折りたたむのが大変だから、だんだんとめんどくさくなる
- 部屋に持ってあがるのも、重たくって大変
- 車のトランクに乗せたり降ろしたりが大変
- 電車に持ち込むのも、持ち運びが大変(はっきり言って、かなり体力に自信がある男性じゃないとムリ!)
なんで安い折りたたみ自転車がたくさん売られてるの?
じゃぁ、何でそんな『折りたたみ自転車』としては『使えない』自転車が、たっくさん売られてるんでしょう?
その理由は『イメージ』です。
私も、あなたの頭の中にも、最初に『折りたたみ自転車』って聞いてイメージしたのは『小さい』、『軽い』、『取り回しがしやすい』っていったものだったと思います。
普通の自転車と一緒に『気に入ったデザインの折りたたみ自転車』が、ショッピングモールなんかの自転車売り場で格安で売られてたとしたら…あなたならどっちを買います?
私は、何の説明もなければ、間違いなく『折りたたみ自転車』を買います。キッパリ
だって、普通に考えたら『折りたたみ自転車』の方が、折りたためるし、何かといろいろ便利そうじゃないですか。
要は、そういう『イメージ』っていうことなんですね~。
なので、機能的に使えるかどうかは別にして『折りたたみ自転車』っていう名前にした方が『売れる』から、なんです。
安く売られてる折りたたみ自転車の使い道
そんな『安く売られてる折りたたみ自転車』について
- 車体の重量が重たいとか
- イメージした『折りたたみ自転車』としては使えないとか
と、いろいろとダメだしばっかり書いてきたけど、ちゃんとその特性を理解した上で買うんだったら『ちゃんと使える自転車』です。
さんざん『良くないところ』を言ってきて『でも、使いようによっては使える自転車ですよ~』って言われても、なんだかうさん臭く聞こえちゃいますよね~。
でも、今からちゃんと『その理由』を説明していきます。
折りたたみ機能は無い物として割り切っちゃう
実際に、私もドンキで買った『格安折りたたみ自転車』を持ってますし、普段から使ってます。
私の場合、正直この『折りたたみ』の機能は、買ってきた初日に『1回だけ』、しかも試しにやってみただけでした。
決してちゃんと折りたためなかった訳じゃありません。
でも、1回折りたたんでみて『こんな重たいもの、毎回折りたたむのはやっぱムリやな』って、納得するために『試しに折りたたんでみた』んです。
それと、格安の折りたたみ自転車は『車体重量』も重たいし、タイヤも小さいので頑張ってこいでもスピードはそんなに出ません。
私の自転車にも変則ギアがついてるけど、値段を安く抑えるためにギア比も自転車にあったものじゃないから、一番大きなギアにしたら、重い重い。
私のきゃしゃな(?)足じゃ普通に乗るのには問題ないけど、『ビューン』って訳には行きません。
安く売られてる折りたたみ自転車を買っても後悔しない人
なので、次のようなことを『折りたたみ自転車』に求めてる人には、格安で売られてる自転車はお勧めできません。
って言うか、買ったら絶対に『後悔』します。
- 折りたたんで、車に乗せたり、部屋の中に保管したい人
- やっぱりスピードはある程度出せないとダメ(ママチャリをスイスイとぶっちぎったり)
逆に、買っても後悔しない人は次のような使い方をイメージしている人ですね。
- デザイン重視で、安い自転車がほしい
- 乗るのは近所のコンビニとか、通勤通学で近くの駅までの往復くらい
- ママチャリをスイスイ抜けなくってもストレスが溜まらない(逆にパワフルなおばちゃんにはぶっちぎられちゃう事も)
こういった使い方であれば、何の問題もなく乗ることができる自転車なので、格安で売られてる折りたたみ自転車を検討してみてもいいと思います。
ちなみに私の格安で買った折りたたみ自転車の使用用途も、近くのコンビニやスーパーに行ったり、DVDレンタルに行ったりするときに使ってます。
一度やってみたけど、二度と間違っても車のトランクには乗せようとは思いません。重すぎでトランクの高さまで持ち上がりませんでした
激安の折りたたみ自転車ってどうなの?のまとめ
格安で売ってる『折りたたみ自転車』。やっぱり、デザインがとっても可愛らしくて、スタイリッシュなので、目が行っちゃいますよね。
でも、その特性をしらずに買ってしまって、買ってはみたものの使えない『安物買いの銭失い』なんてことにならないように。
その自転車があなたの使い方にちゃんとマッチしてるか、よく考えて買うようにしましょうね。
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。