働いているなかで、始末書は最も書きたくない書類のひとつですね。
でも社用車で交通違反をしてしまったときには書かないといけません。
顛末書と違って始末書は、きちんと反省文を加えます。
それに「改善策」も盛り込む必要があります。
業務ミスの始末書を書いたことのある人は、あなたのまわりにいるかもしれません。
でも社用車での交通違反や交通事故の始末書を書いている人は、そんないないかもしれませんね。
そこで今回は、「社用車で交通違反をしてしまったときの始末書」を実際に書くときのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
実際のテンプレートもご紹介しますので、ぜひ参考にされてみてくださいね。
反省が伝わる始末書の書き方とは?交通事故の場合
プライベートで交通事故や違反を犯しても、職場には始末書は書きません。
だって、会社とは関係ないですもんね。
でも社用車で交通事故や違反を起こしてしまったら話は別です。
ちゃんと始末書を書かなくてはいけませんし、何かしらの処分を受けることになります。
私の会社でも、社用車で事故を起こした人はいました。
社用車を駐車するときに、ブロック塀に車をぶつけてしまって車を破損。
その始末書を書かされていました。
社有車での交通事故!始末書を書くときのポイントは?
では実際に交通事故を起こしたとき、どのように書くべきかご紹介します。
まず大事なポイントは
- 事故が起きた日時と場所
- どんな事故が起きたのか
- 起きた原因は何か
- 反省
- 改善策
会社で決まったフォーマットがあればそれにならって書きましょう。
もしない場合は、手書きをするようにしましょう。
また、提出する際は手渡しで、直接謝罪の旨を伝えるようにしましょう。
始末書で大事なのは「あなたが誠心誠意反省していること」をちゃんと伝えることです。
始末書を書く時に迷わないテンプレートを紹介!事故の際の文書はこれ
では、社有車で交通事故を起こしてしまったときの始末書で使える例文を見ていきましょう。
○○殿(左詰)
2019年7月10日(右詰)
営業第二課 ○○ 印(右詰)
始末書(中央揃え)
2019年7月10日水曜日午後5時頃、国道○号線○○交差点で事故を起こしてしまいました。
赤信号で止まっている車に後ろから追突してしまいました。
原因はわき見運転をしていたための前方不注意です。
ナビを再設定しようと思い操作をしてしまったため、このようなことがおこりました。
社用車の前方部分を破損させた上、前方の車にも傷をつけてしましました。
事故処理は会社が加入している自動車保険会社が対応してくれています。
今回の事故により、会社に多大なご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。
深く反省しております。
今後このような不始末を起こさぬよう、安全運転を心がけます。
気を引き締めて業務にあたることをここに誓います。
この度の不始末に関しまして、本書を持ちまして深くお詫び申し上げます。
以上(右詰)
事故内容によっては、内容をうまく変更してください。
事故の様子など、第三者が読んで分かるように詳しく書くようにしてくださいね。
会社の車をこすったときの始末書の書き方とその例文
会社の車をこすって損傷させてしまったときの始末書の書き方と例文をご紹介します。
代表取締役社長〇〇〇〇〇様(左詰め)
始末書(文字大きく、中央揃え)
私は、この度社用車を損傷させてしまいました。誠に申し訳ございません。
令和〇年〇月〇日午後〇時頃、当社のA営業所の駐車場に駐車をする際、右後方をブロック塀でこすり、傷をつけてしまいました。後方をよく確認していなかったという不注意が原因です。損傷部分については、現在総務部を通じて修理を依頼しています。
今後二度と同じ過ちを繰り返さない証しとして、本書を提出いたします。多大なるご迷惑をおかけして本当に申し訳ございませんでした。
〇〇部〇〇課(右詰め)
(氏名:手書きで)印(右詰め)
この例文は、横書きでのテンプレートです。
縦書きの場合は、
①タイトル(始末書)
②本文
③宛名(代表取締役〇〇〇〇〇様)
④日付
⑤本人の所属
⑥氏名(自署で)
⑦印
の順番がスタンダードです。
本文は、誰が読んでも状況がわかるように簡潔にまとめましょう。
ご自分だけで文章を考えると行き詰まってしまうという方は、信頼できる同僚や先輩、上司の方に添削してもらいましょう。
あろは、あなたの会社でのテンプレートがある場合は、それに倣って書いてくださいね。
始末書の文章は、そうそう頻繁に書く文章ではないので、緊張すると思いますが頑張って仕上げてくださいね。
社用車で事故をしたのに報告しないとどうなる?
社用車で事故をしたら、誰だって報告したくないという気持ちになってしまいますよね…。
もし自分が事故を起こしたら…考えただけでぞっとしてしまいます。
しかし、それを報告しなかったり、自損事故なのに相手にぶつけられたなどのウソの報告をするのは絶対ダメです。
報告しなかった場合にどうなるかは、会社の規定によって違うと思います。
停職処分になったり、減給処分になることもあるかもしれません。
自損事故なのに、ぶつけられたなどの虚偽の報告をした場合も同様です。
もし、うまくごまかせたとしても後々バレてしまうことも充分考えられます。
そのときは、あなたの信用もガタ落ちです。
事故を起こしてすぐに正直に報告をするということが、ご自身にとって一番良いことだと思います。
真摯に反省し、二度と同じことをしないと誓うことこそが、会社の求める行動なのではないでしょうか。
人間ですから、誰にだって過ちはあります。
「やってしまった・・・」と辛い気持ちだとは思いますが、正直に報告なさってくださいね。
始末書の書き方 交通違反してしまったとき!のまとめ
始末書を書くのは億劫ですが、起こしてしまったものは仕方ありません。
- 事故が起きた日時と場所
- どんな事故が起きたのか
- 起きた原因は何か
- 反省
- 改善策
始末書は、指示されてからできるだけ早く出すのが常識です。
提出までに時間がかかる場合は、あらかじめ期限の確認をしておきましょう。
今後始末書を書かずに済むように、気を引き締めてくださいね!