コバエは卵をどこに産む?発生源を特定し孵化させない方法とは?

暑い季節になると、気になるのがコバエ。
気温が上がってくると、キッチンや観葉植物の周りなどで、よく見かけますよね。
一匹でも見つけると、「他にもどこかしらに隠れているんじゃない?」と気になって仕方ありませんよね。

コバエは外から室内に入ってくるだけでなく、実は家の中で卵を産んで、どんどん増えていくっていうこともよくあるんですよね。
では、コバエはどこに卵を産むのでしょうか?
主なコバエの種類ごとに見ていきましょう!

■ショウジョウバエ
生ゴミ、特に腐った果実を好み発生します。
1匹のメスが1日に80個もの卵を産むこともあり、卵は10日ほどで成虫になります。
なので、短期間であっという間に大量発生しやすいです。

■ノミバエ
腐った植物やゴミ、風呂場の排水溝などに発生します。
家にネズミが出る場合、ネズミの死骸からも発生することがあるそうです。
ノミバエも1匹のメスが1日に30個以上産卵し、約10日で成虫になるため、ショウジョウバエと同様に大量発生する可能性の高いコバエです。
また、ノミバエは食品に直接卵を産むこともあり、卵を産み付けられた食品を食べてしまうと下痢や腹痛を引き起こす「ハエ症」という病気になってしまうこともあります。

■キノコバエ
観葉植物や腐葉土を餌にしており、その周りに発生します。
腐葉土など有機土に卵を産み付けることが多いです。
2から4週間ほどで成虫になります。

■チョウバエ
風呂場やキッチンの排水溝周り、観葉植物の水の受け皿、トイレの貯水槽など、水回りに発生します。
2から3週間ほどで成虫になります。
夜間に活動し、昼間は物陰や壁に止まっていることが多いです。

コバエの卵を除去する際に注意すべきことは?失敗しない為のポイント

では次に、コバエの卵を除去するときのポイントをご紹介しましょう。

生ゴミをこまめに捨てる!

ショウジョウバエやノミバエのようなコバエは、腐った食物に発生します。
生ゴミを放置するとそこに卵を産み付けられてしまうので、こまめに生ゴミを処分することでコバエの発生を防ぐことができます。

生ゴミだけでなく、アルコールの匂いのするものもコバエは好みます。
お酒を飲んだ後は、ビンや缶の中をすすいで洗ってから捨てるとよいでしょう。

水回りをきれいにする!

チョウバエのように水回りに発生するコバエには、排水溝や観葉植物の水の受け皿などを清潔にしておくことが大切です。
コバエの卵に対しては、熱湯が効果的です。
沸騰直後の熱湯だと排水管を痛める可能性があるので、60℃くらいのお湯を排水溝に流すといいですよ。

観葉植物の土を替える!

腐葉土などの有機土に卵を産むキノコバエに対しては、土を替えるのが最も有効です。
地表から5cm程度の土を赤玉土など無機土に替えることで、コバエの発生を防ぐことができます。
また、土に直接振りかける市販の殺虫剤もあるので、こちらも効果が期待できます。


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コバエの卵は掃除機で吸っても大丈夫!?正しい除去法とは?

コバエの卵を見つけたら駆除するのですが、その時に掃除機を使う方もいらっしゃるかと思います。
直接卵を触るのはどうしても嫌だし、掃除機だと手っ取り早いですよね。
でも、本当に掃除機で卵を吸って大丈夫なのでしょうか?

掃除機でコバエの卵を吸い込むと・・・

実は、掃除機でコバエの卵を吸うのはあまりおすすめできません。
掃除機のダストボックスや紙パックの中にしっかり卵が入ってしまえば、卵が孵化する可能性は低いです。
でも、途中のホースなどに卵が付着してしまった場合、その卵が孵化してしまう可能性もあります。

一匹でも卵が孵化して成虫になれば、また新しい卵を産んで、またどんどん増えてしまう・・・ということになりかねません。
なので、掃除機で卵を吸い込むのは、「完全な卵の駆除」とは言えないのです。

わが家ではガムテープやコロコロが大活躍!

私のおすすめの「コバエの卵の駆除方法」は、ガムテープやコロコロで取る方法です。
ガムテープやコロコロだと、卵を触ってしまうかもしれないので、やっぱり抵抗がある方もいらっしゃると思います。
でも実際にやってみると、簡単にできて確実に卵を除去できる方法です。
他にも、上記した60℃程度の熱湯をかける方法も、すぐにできて効果的な方法です。

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コバエは卵をどこに産む?のまとめ

コバエは卵を孵化させないことが大切です。
短期間で大量発生してしまうので、もし卵を見つけたら、孵化する前に駆除することを試してみてください。