赤ちゃんが生まれて、初めて迎える節句を初節句と言います。
この初節句の時期は、女の子の赤ちゃんの場合は、3月3日の「桃の節句」が初節句にあたりますよね。
子どもの成長を祝い、幸福を祈願する意味で、この初節句のお祝いをします。
昔は親戚や近所の人を招いて盛大にお祝いしたそうですが、最近では祖父母などごく親しい身内だけでお祝いする方のほうが多いかと思います。
うちは、祖父母が遠方に住んでいて、家に来ることが難しかったので、家族だけで過ごしました。
でも、この「初節句のお祝い」って具体的にどのようにしたらよいのでしょうか?
まず女の子の初節句では、
- ひな人形を飾り
- 祝い膳などを食べて
これだけ見ると、お誕生日やクリスマスとそれほど変わりませんね。
違うのは「ひな人形を飾る」ことと「祝い膳」を食べる点でしょうか。
また、「初節句の記念にスタジオなどで記念写真を撮る」というご家庭も多いですよ。
私の知人の話ですが、男の子の初節句の記念に、某有名スタジオで撮影をしていました。
その子は、生まれ年の干支のかぶりものをして金太郎の衣装を着ていたのですが、とてもかわいい写真でした。
泣き顔になっても、それはそれでよい記念になりますよね。
初節句のお祝いのときに女の子の親が準備するものは?
それでは、女の子の初節句のお祝いで準備するものをご紹介します!
女の子の初節句で準備するもの①ひな人形
昔は、母方の実家がひな人形を贈るという習慣がありましたが、現在では、
- 両家で費用を折半したり
- 親が選んで祖父母が費用を負担したり
ひな人形は、豪華な段飾りやコンパクトな収納飾り、ケース飾りなど様々な種類があります。
予算や飾るスペース、収納場所を考えて、選ぶとよいでしょう。
また、ひな人形は「一にお顔、二に衣装」と言われているそうです。
色々なひな人形を見比べて、気に入ったお顔のものを選ぶのも楽しそうですね。
ひな人形を購入したら、余裕をもって飾りましょう。
前日の3月2日に飾るのは一夜飾りとなり縁起が悪いとされているためです。
飾る日は節分の翌日である立春から2月中旬にかけて飾る方が多いようです。
女の子の初節句で準備するもの②祝い膳
ひな祭りには、それぞれに縁起を担いだ料理の祝い膳を用意します。
初節句の祝い膳(1)ひしもち
白・緑・紅の3色は「雪が解け、草が芽生え、花が咲く」という意味が込められています。
初節句の祝い膳(2)ひなあられ
本来はひしもちを細かく切ってあげたもので、意味はひしもちと同じです。
初節句の祝い膳(3)ハマグリのお吸い物
ハマグリの貝殻は、他のハマグリの殻とは合いません。
そのことから、仲の良い夫婦に通じ、良縁に恵まれるという願いが込められています。
初節句の祝い膳(4)ちらし寿司
色どりが美しく、春を感じさせられることから、ひな祭りで食べられるようになったそうです。
初節句の祝い膳(5)白酒
中国では、長寿を祈願し桃の花びらを刻んで入れた桃花酒を飲みます。
それに倣って、日本では甘い白酒を飲むようになったそうです。
祝い膳とはいえ、ひしもちやひなあられ、白酒は市販品がたくさん売っています。
ちらし寿司も、市販の「ちらし寿司のもと」を使えば、簡単にできそうです。
思ったよりも、手間がかからず用意することができそうですね。
他にも招待客の好みに合わせて、尾頭付きのタイや小鉢などをそろえれば、完璧です!
女の子の初節句で準備するもの③赤ちゃんの衣装
初節句のお祝い用の赤ちゃんの衣装もあると、とってもすてきですよね!
そんな素敵な衣装を!
こんな感じの衣装を着せてあげると、招待したおじいちゃんおばあちゃんにも喜んでもらえるのではないでしょうか。
初節句 女の子のお祝いは何をする?すてきなアイデア3選!
一生に一度の初節句、どうせなら思い出に残るようなお祝いにしてあげたいですよね。
ここでは、すてきなアイデアをご紹介します!
①壁に飾りつけをする
初節句のお祝い用に、お部屋の雰囲気を変えてみましょう。
簡単にできるのが、壁の飾りつけです。
おすすめのアイテムを載せておきますので、ぜひ参考にされてみてくださいね!
初節句の壁の飾りつけにぴったり!「ガーランド」の詳細を見てみる
初節句の壁の飾りつけにおすすめ!「手作りのつるし雛」の詳細を見てみる
②ひなまつりケーキ
上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいたり、親戚の子をお祝いに招待した場合、ケーキがあると喜ばれます。
食卓も、ケーキがあるだけでパッと華やかになりますよね。
きっとお近くのお店でもひなまつりケーキは売っているので、おいしそうなものを探してみてください。
また、簡単に作ることができる手作りケーキもあるので、レシピもご紹介しておきますね!
【ホットケーキで簡単!手作りひなまつりケーキ】のレシピを見てみる
③離乳食をひなまつり用に
もう離乳食を食べ始めている月齢の赤ちゃんは、離乳食を初節句のお祝い用にすることもできます。
せっかくだから、赤ちゃんもお祝いの料理を一緒に食べたいですよね。
離乳食初期の場合はこんな感じです。
離乳食初期はトロトロしたものを食べているので、形を作るのが大変ですが、お皿や器を工夫するだけで、特別な感じが出てくると思います。
離乳食中期になると、こんな感じはどうでしょうか?
ちょっと手間がかかりそうですが、完成した離乳食の見た目はとてもゴージャスですね。
離乳食後期では、こんなにかわいいひなまつりプレートが作れちゃいます。
赤ちゃんも喜んで、たくさん食べてくれそうです。
初節句で女の子の親がすることは?のまとめ
女の子の成長を祝い幸福を祈願する初節句、すてきなお祝いにしたいですよね。
赤ちゃんがいると準備も大変ですが、思い出に残る初節句のお祝いになれるといいですね!