海外に渡航する際に必ず必要となるのがパスポートです。
でも、平日の昼間にお仕事をしている方の場合は、中々パスポートを作りにいくのは難しい方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、実はパスポートは「代理で申請すること」が認められているんです。
でも、代理の申請はどんな手続きになるのでしょうか?
書類は何が必要なのでしょうか??
今回は、そんなパスポートの代理申請について、必要な書類や手続きについて、詳しく見ていきましょう!
パスポートの切り替えに必要な書類は?代理申請のときも同じで大丈夫なの?
パスポートの代理申請とは、その名の通りパスポートを本人以外の人が代理で申請を行うことを指します。
パスポートの代理申請 必要な書類は?
パスポートの代理申請が可能な書類は、
となります。
ただし、手続きする市町村によって違う場合がありますので、事前に確認することをオススメします。
パスポートの取得に必要な書類は、
切り換えの申請時には、以前に取得したパスポートが必要です。
氏名・性別・本籍地に変更がない場合はこれが本人確認書類となります。
そして代理での申請の場合は、代理人の本人確認書類が必要となります。
代理人の運転免許証やマイナンバーカードを忘れないようにしてくださいね。
パスポートの代理申請時の書類記入は?
パスポートを代理で申請する場合、
の2種類の欄があります。
代理人の記入が必要な欄は、「申請書類等提出委任申出書」という欄に、申請者本人と代理の申請者の自筆の署名が必要となります。
ただし、親権を持つ親が未成年の子供のパスポートの申請をする場合や、成年被後見人のパスポートを法定代理人が代理申請する場合は、申請書類等提出委任申出書は不要となります。
申請者本人の自署が必要な個所は、
の4か所になります。
この4か所がきちんと自署されていない場合は申請が通りませんので、気を付けてくださいね。
ちなみに、申請者が小学校入学前など未就学児や乳幼児で本人が記入することが出来ない場合は、法定代理人の代筆が可能です。
また、申請者が未成年の場合は、法定代理人署名欄に親権者または後見人の署名が必要となります。
障害がある方などで本人が自筆できない場合いも法定代理人の代筆が可能ですが「せっかく申請に行ったのにダメだった・・・」とならないように、事前に役所への確認をオススメします。
パスポートの申請の受け取りも代理ですることなんてできるの?
パスポートの申請は代理人でも可能ですが、受け取りは代理人でも可能なのでしょうか?
これについては、代理人での受け取りは原則認められていません。
つまり、必ず申請者本人が取りに行かなくてはいけないということです。
ただし、パスポートの訂正や査証欄増補の場合には、申請者以外の代理人でも受け取ることが可能となります。
申請者以外の代理人がパスポートを受け取る場合には、パスポート申請時に受け取る旅券引換書の代理受領委任状にパスポートの申請者本人が自筆で必要事項を記入し、その書類を代理人が持参します。
その際、パスポート申請時と同様に、申請者と代理人の本人確認が必要となりますので、本人確認書類を必ず持参するのを忘れずに!
パスポートの代理申請ができないこともある?
パスポートは代理での申請ができることがわかりましたが、中には代理申請ができないケースもあります。

- 届け出をだす県に住民登録がない、または海外からの一時帰国である
- 有効なパスポートを紛失・焼失した
- 有効なパスポートを損傷した
- 申請書の刑罰等関係欄に該当する
- 対立地域への渡航等により旅券の二重発給を受けようとしている
- 外国における災害や事故等により被害者等の親族や関係者が緊急で渡航する場合
- 前回申請したパスポートを受領しないまま6か月が経過し、再び申請する場合
上記のような場合は、代理での申請が認められていませんので、申請者本人がパスポートの取得に行ってくださいね(^^)
また、まとめて10人以上申請する場合は団体申請となりますので、事前に役所に連絡をいれておきましょう。
パスポートの代理申請に必要な書類は?のまとめ
いかがでしたでしょうか??
忙しくお仕事をしていたり、申請者が小さな子供などの場合、どうしても自分で申請に行けない方も多いと思います。
そんな時に便利な代理申請ですので、是非上手に活用してみてくださいね!
ただし、受け取りには本人が行かなくてはいけません。
小さなお子さんの場合はパパやママと一緒に行けば問題ありませんが、お仕事で行けない場合は困ってしまいますよね(><)
役所によっては、平日に交付時間延長をしている窓口があったり、特定の週末に交付をおこなっている役所もありますので、申請をおこなう役所に問合せしてみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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