うちの息子たちがまだ小さい頃、女の子とお付き合いするなんてまだまだ先の話だとは思っていても。
気が付けばあっという間に「もし息子に彼女ができたら」という年頃になってるんですよね。
息子に好意を持ってくれる女の子がいるということは、親としてもありがたく嬉しい気持ちになります。
そんな息子の彼女が家に遊びに来るとなったら!
息子や彼女も緊張すると思いますが、迎える親もドキドキしますね!
息子の彼女が遊びに来るとき!まず確認しておきたいこと
そして実際に、なんと今度彼女をうちに連れてくることになったんです!
妄想はしていたものの、やはりいざ「本当に彼女を連れてくる!」となったとき、緊張感は半端ないですよね!
息子の彼女が遊びに来るとき、親側にも準備が必要です。
まずは、どんな目的で遊びに来るのか確認しましょう。
- ただ遊びに来るだけなのか
- 「結婚を前提にお付き合いを」といった挨拶をされるのか
- 結婚の挨拶をしにくるのか
ちょっと家に遊びに来ただけなのに、「もしかして結婚の挨拶!?」と勘違いして仰々しくおもてなししたら、彼女もびっくりして恐縮してしまうかもしれません。
なので、何をしに家に来るのかをあらかじめ息子に聞いておきましょう。
その上で、最初の挨拶を考えていきましょう。
結婚の挨拶をしに来る場合は、彼女と息子と親が一つの部屋に集まって、色々話をするはずです。
その場合の最初の挨拶は、「はじめまして、〇〇の母です。」と自己紹介するとよいでしょう。
ただ遊びに来ただけの場合は、簡単に「いらっしゃい、こんにちは。」程度で大丈夫だと思います。
その後、息子と彼女が親のいる部屋に一緒にいるようなら、様子を見て会話に加わってもよいかもしれません。
息子の彼女が遊びに来るとき!どんな服装で迎えればいい?
息子の彼女が遊びに来るとき、親の服装ってどんなものがよいのでしょうか?
若い女の子だときっとファッションにも気を遣っているだろうから、親の服装もチェックされるのではないかとちょっと心配になります。
彼女の方の服装だったら、調べればたくさんアドバイスが出てきますが、親側の服装ってあまり情報がありませんよね。
あまり重視されていないのかと思うと、ちょっと悲しくなるのですが、それくらい気軽に考えてもよいということだと思います。
つまり、特別な服を着る必要はなく普段着でオッケーということです。
普段着とは言っても、ジャージやスウェットなどの部屋着はNGです。
お恥ずかしながら私は家ではリラックスパンツとTシャツで過ごしているのですが、さすがにこのような服装のまま息子の彼女に会うわけにはいきません。
また、息子の彼女が来るからと気合を入れて、アクセサリーをたくさんつけたり、ごてごてしたネイルをしたりすると、彼女が驚いてしまいます。
スーツなどフォーマルな服を着る必要はありませんが、「初対面の人に会う」ということを意識して服を選びましょう。
基本的には、「好きな服装」で大丈夫だと思います。
結婚の挨拶に来る場合は、彼女もきれいめな服装をしてくると思うので、親の方も合わせてきれいめな服にするとよいでしょう。
具体的な例で言うと
- カーディガンとスカート
- 白いシャツとフロントタックのパンツ
ただ遊びに来ただけの場合は、ジーンズなどカジュアルな普段着でも大丈夫です。
息子の彼女が挨拶に手土産を持ってきたらどう対応すればいい?
彼女がこちらに気を遣って、手土産を持ってきてくれることもあると思います。
将来を考えているような彼女であれば、もしかすると息子さんの方からあなたの好みを伝えた上で、手土産を購入してくれるという場合もあるかもしれませんね。
私であれば、まずは「えぇぇ、わざわざ持ってきてもらわなくてもいいのにぃ~」と一度遠慮してみます。笑
そして一般的な流れでいくと「いえいえ、どうぞ」と渡されると思います。
その場合は、お礼と嬉しい気持ちを述べてありがたく丁寧にいただいてください。
「お気遣いありがとう。ではいただきます。嬉しいわ。」などと伝え、両手でもらうと良いでしょう。
きっと、彼女の方もいろいろ考えて選んだと思いますし、食べ物であれば中身を開けてお茶と一緒にいただいてください。
その手土産からきっと話も広がると思います。
「お母さんとお父さんがお好きと聞いたので…」
「私の地元で有名なお菓子なんです」
「とてもおいしいので是非召し上がっていただきたくて」
などと彼女の方も話がしやすいと思います。
手土産を開封するときは、無言で開けるのではなく、開封しても良いかの声掛けをしましょう。
本来、手土産をもらった人(=彼女)の目の前で包装紙をバリバリと開けるのはマナー違反だそうです。
でもこういう場合は、そこまで堅苦しく考えなくても良いのではないかなと思いますよ。
息子の彼女が挨拶に手土産を持ってこないのは非常識!?
逆に息子さんの彼女が、手土産を持ってこないこともあると思います。
時と場合によっては、非常識に感じることもあるかもしれませんし、違和感のないこともあります。
例えば、結婚の挨拶などで一つの部屋に集まってかしこまった話をする場であれば、手土産を持参される方が多いと思います。
そういうわけではなく、リビングなどの団らんスペースには入らずに、すぐに息子さんの部屋に行ってしまうというようなパターンであれば、手土産を持ってこないことの方が多いのではないでしょうか。
また、彼女の年齢によっても感じ方は違うかもしれません。
学生の若い彼女であれば、彼女側の気持ちとしては「彼氏の家に遊びに行く」というだけで「彼氏の親に会う」というのはあまり重要ではないこともあります。
ある程度の年齢であれば、「よそのお宅にお邪魔するので手土産を」という考え方になってくると思います。
それが彼氏の家であろうと、友だちの家であろうと、マナーとして手土産を持参する方も多いでしょう。
このように、時と場合や年齢によって印象が違ってくるので、「手土産がない=非常識な彼女」というような偏った見方はしない方が良いと思います。
おおらかな気持ちで対応してあげましょう。
ちなみに、リビングなどの団らんスペースに彼女が入ってくると事前にわかっているのであれば。
手土産がなかった場合でも、みんなで食べられるだけのお茶菓子などを用意しておくと良いと思います。
何もない状態で初対面の人とおしゃべりするのはなかなか難しいです。
食べ物に頼りましょう。笑
息子の彼女に初めて会うとき!会話の内容はどんなものがいいの?
そして、やっぱり一番気になるのが「息子の彼女と会話をするとき」のことですね!
考えただけでも緊張します!
私は初対面の人と話すのがあまり得意ではないので、このようなシチュエーションは逃げ出したくなってしまいます。
「きっと彼女も緊張しているだろうから、親の方から話題を振って緊張をほぐしてあげないと・・・」なんて考えると、ますますプレッシャーを感じてしまいます。
でもここは親が会話をがんばって、場の空気を作っていきましょう。
彼女と話す会話の内容は、彼女にまつわる質問をすると、彼女も答えやすく話が盛り上がります。
具体例を3つご紹介します。
息子の彼女との会話例①学校や仕事の話
彼女が今通っている学校や仕事の話だと、彼女も話しやすいと思います。
「どんなことを勉強しているの?」や「どんなお仕事をしているの?」と聞くとよいでしょう。
学校名や会社名を尋ねるような聞き方をすると、彼女に学歴などを探られていると思われてしまう可能性があるので、聞き方には注意が必要です。
息子の彼女との会話例②生まれたところや住んでいるところの話
彼女が遠方から来ている場合は、特におすすめの話題です。
彼女が生まれたところの話をすると、どんな風に育ったのかという様子も想像しやすいと思います。
息子の彼女との会話例③好きな食べ物や嫌いな食べ物の話
今後一緒に食事をする機会がありそうだったら、聞いておくとよいでしょう。
ただこのときに
「そんなものも食べれないの?」
「好き嫌いが多いのね」
といった、相手を否定したりするようなことは言ったり態度に出したりして、その場の空気がイヤな感じになって「もう来たくないかも」なんてことにないように気を付けてくださいね。
「私もそれ、あまり好きじゃないのよね」
「それは、こうすれば臭みも消えて食べやすくなるよ」
といった感じで、意見に同調したりポジティブな意見であれば、きっと「また来たい」と思ってもらえますよ。
息子の彼女との会話で逆に避けておいた方が良い話題は?
逆に避けた方がよい話題もあります。
彼女の家族の話は、その一つです。
知りたくなる内容ではありますが、彼女の家族が不仲だったり、彼女自身が家族に対して嫌な気持ちを抱いていたりする場合もあります。
デリケートな話題なので、彼女の家族に関しては、息子から情報を得る方が無難です。
また、趣味の話もあまりしない方がよいでしょう。
答えやすい話題かと思われがちですが、「趣味・・・特にない」という人も少なくありません。
彼女に趣味があっても、若い子の趣味の話を聞いてもよくわからないこともあります。
自分も同じような趣味だったら話が盛り上がるかもしれないので、趣味の話をするのはちょっと賭けですね。
息子の彼女が挨拶にきたとき結婚の話題を出すのはどうなの?
息子さんの彼女が挨拶に来たとき、こちらからは結婚の話題を出すのは避けましょう。
息子さんが結婚適齢期であっても、どれだけ長くお付き合いしていても、です。
何も知らないこちらから、その場で「結婚」の話題を振ってしまうと・・・
息子さんと彼女の二人のタイミングがずれてしまって、後々ややこしいことになって悲しい思いをするかもしれません。
それに、おめでたいことに結婚の挨拶だったとしたとしても、ケジメはきちんとつける(つけさせる)べきだと個人的には思います。
なので、もじもじと言いにくそうな息子を見かねて「もしかして言いたいことあるんじゃないの?結婚?」なんて軽々しくパスを渡すべきではありません。
きちんと、自分たちの言葉で言い出すまでもどかしかもしれませんがぐっと我慢しましょう…!!
万が一、息子さんの方から「彼女がなかなか結婚に了承してくれないから結婚の話題を振ってくれないか」と依頼された場合であっても、私なら拒否します。笑
息子の彼女が挨拶にきたとき!また来たいと思われるためのポイントは?
息子さんの彼女にまた来たいと思われるポイントを考えるには
「自分がまた行きたい!」
という義実家が、どのようなところかということを考えれば良いと思うので、私の経験をお話します。
私が結婚前に彼氏(今の夫)のおうちにご挨拶にお邪魔したとき、お義母さんとお義父さんはとてもフレンドリーに迎え入れてくださいました。
もちろん、始めの頃は気疲れしましたし、義両親も同じく私が帰ったあとはぐったり疲れていたと思います。
でも、「また来たい」と心から思えたのは、
- 話題が尽きなかった
- 気遣いが「適当」だった
- 味方であることを表現してくれた
彼氏の昔のアルバムをひっぱり出してきて、この頃はこんなだったと話してくださったのですが。
彼氏の家族の話だけを延々とするのではなく「〇〇さんはどうだった?」とこちらのことも聞いてくださり、話題が尽きませんでした。
初めてお邪魔したときは、お部屋の片づけをしてくださっていました。
でも、元々物が多いおうちなので、ぴしっと何もかもが綺麗に収まっているわけではなく(笑)、妙な緊張感がありませんでした。
おいしいお茶やお菓子もいただきましたが、作法がどうとかではなく「ザ・団らん」という雰囲気を作って下さいました。
このような、気遣いが「適当(テキトー?)」というところも居心地が良かったです。
そして、いよいよ結婚のご挨拶をすると反論することも一切なく、「君たちのことは全力で応援するから」と言い切ってくださいました。
今までは自分の親だけに守られていたような立場でしたが、ここにも味方が増えたのかととても嬉しく、心強く思いました。
結婚して10年。
今では自分の実家よりも義実家に行く方が圧倒的に多く、完全に第二の我が家になっています。
私の義両親は本当によくできた人なので、私自身が同じようにできるかはわかりません。
でも、自分の経験をもとにして息子の彼女にも
「また来たい!」
「もっと話してみたい!」
と思ってもらえるようできたらいいなぁと思います。
息子の彼女が家に遊びに来るときの最初の挨拶!まとめ
いつの日か、息子が彼女を連れて家に遊びに来るかもしれない。
そんなことを想像すると、嬉しいですが親も緊張しますね。
実際に「いざ息子が彼女を連れてくる!」となったとき、ご紹介してきた内容を自分に置き換えて、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ぜっかく連れてきた息子の彼女です!
よい関係が築けるように、初対面を大切にしましょうね。