犬を飼っているご家庭に赤ちゃんが来ることになると「赤ちゃんとワンチャンの触れ合い」を想像するだけでほっこりしますよね。
でも、犬や猫などの動物に対してアレルギーがあるかわからない状態で赤ちゃんを犬に接触させるのは、少し不安があると思います。
産まれたばかりの新生児は免疫力なども弱いので「なにか症状がでてしまったら・・・」と考えると心配になります。
では、どのように赤ちゃんと犬を接触させれば良いのでしょうか?
赤ちゃんが犬に接触していいのはいつから?
産まれたばかりの新生児は、お母さんから色々な免疫をもらっているといいます。
しかしやっぱり「雑菌への免疫」は弱く、体も弱いですよね。
自宅で犬を飼っていると、どうしても早い段階で赤ちゃんと犬が触れ合う機会がおとずれるとおもいます。
このとき「赤ちゃんと犬がいつからならふれあっても大丈夫!」という明確なものはありません。
ただ、「犬から赤ちゃんにうつる感染症」というものがあることも確かです。
なので少なくとも、生後一か月くらいはあまり接触するのを避けたほうが安心ですね。
産まれたての赤ちゃんとの接触を避けたほうが良いのは、赤ちゃんだけでなく犬にとっても大切なことです。
赤ちゃんはとっても好奇心が旺盛です。
犬の毛を引っ張ってしまったり、口に手を近づけたりと、犬にとって嫌なことをしてしまうかもしれません。
それがきっかけとなって、万が一にも反撃してしまったら大変です。
赤ちゃんと犬、双方にとっても少し大きくなるまではあまり濃厚な接触は避けたほうが良いかもしれませんね。
赤ちゃんへの犬アレルギーの検査!何カ月から受けられるものなの?
犬を飼っているご家庭の場合「赤ちゃんに犬アレルギーが無いかどうかは早めに知っておきたい!」と思いますよね。
でもこの「赤ちゃんのアレルギー検査」は、いつから行うことが出来るのでしょうか?
基本的にアレルギー検査は、月齢や年齢の制限はありません。
なので、血液検査や皮膚テストは誰でも受けることが可能なのです。
ただし、検査をおこなう病院によっては1歳以上などの年齢制限がある場合もありますので、かかりつけのお医者さんに相談してみてくださいね!
犬のアレルギーはどんな症状?
犬がいるご家庭で心配される犬アレルギーですが、具体的にはどんな症状があるものなのでしょうか?
犬アレルギーの原因となる主な物質は、犬の
- フケ
- 唾液
- 尿
この物質はホコリなどと一緒に空気中を浮遊していますので、実際に犬と触れ合わなくても症状がでることがあります。
アレルギーの主な症状は、
- 咳
- 鼻水
- 目の充血
- 湿疹
- くしゃみ
しかし、犬を飼うことでアレルギーの心配がある一方、逆に「犬と一緒に生活することでアレルギーのリスクが低くなる」という研究結果もあるんです。
まだはっきりと成果がでているものではないのではっきりとは言えませんが、新生児期から犬を飼っていた家庭が犬のいない世帯に比べて、
- 3歳時点でのアトピー性皮膚炎と喘鳴の発生率が低い
- 食物アレルギーの発症する割合が低かった
もし犬を飼っていることで有効な効果が確認できるのであれば、犬のいるお家にとってはとっても嬉しいことですよね.
新生児が犬がいる実家に里帰りするとき!どういう対策が必要?
犬を飼っている実家に里帰り出産をするという人もいます。
私もその一人でした。
私の実家では小型の室内犬を飼っていたのですが、里帰り出産で新生児期を実家で過ごすことにしました。
私の体験談も含め、犬がいる実家に里帰り出産をするときの対策をご紹介します。
まずは犬と赤ちゃんとの生活スペースを区切ること
まずは、犬と新生児の生活スペースを区切ることが大切です。
特に室内飼いの犬の場合は要注意です。
好奇心旺盛な犬は、赤ちゃんに対して興味を持ちやすいです。
眺めるだけならよいのですが、舐めたり噛んだりしてしまうことがあります。
そのため、部屋を分けたりベビーベッドに赤ちゃんを寝かせたりして、物理的に手を出せない状況を作ります。
私の実家では、赤ちゃんと私は2階で過ごし、犬は1階で生活していました。
次に、掃除はこまめにし、犬の世話をした後は手を洗うようにしましょう。
犬の抜け毛やダニ・ノミは、赤ちゃんのアレルギーの原因になります。
特に犬の毛はホコリとなって空気中を漂っていることが多いので、まめに掃除をして取り除きましょう。
また、犬の排せつ物の処理やブラッシングなどお世話をした後は、手が汚れています。
そのままの手で赤ちゃんを触るのは汚いですよね。
犬を飼っている家庭で赤ちゃんがいる場合は、念入りに掃除をし、衛生面にも気を付けましょう。
赤ちゃんだけじゃない!犬のストレスにも要注意
そして、犬のストレスにも注意が必要です。
犬を飼っている実家に里帰りするということは、犬が住人で、赤ちゃんはお客さんという立場です。
犬によっては、赤ちゃんがずっと家にいて、自分よりも注目されるということにストレスを感じてしまいます。
ストレスから赤ちゃんを傷つけてしまう犬もいます。
普段よりも犬と遊ぶようにするなど、犬のストレスにも気を配りましょう。
犬を外で飼っているか室内飼いか、大人しい性格か甘えん坊かなどによっても対策は違ってきます。
犬も赤ちゃんも快適に生活ができるようにしていけたらいいですね。
犬は赤ちゃんを守ってくれるってホント?あったかエピソード!
犬は赤ちゃんにとっては大切な家族の一員。
赤ちゃんよりも先に家に住んでいた犬にとっては、新しく家にきた赤ちゃんは守るべき大切な存在になることが多いようです。
実際、犬と赤ちゃんの間には、ほっこりするエピソードが沢山あります。
そこで、世界中での心がほっとする「赤ちゃんと犬のあったかエピソード」をご紹介します。
就寝中だったパパとママのもとに、いつもと違う様子の愛犬がきました。
なにか心配になったママは、別室で寝ていた赤ちゃんの元へ。
なんとその時赤ちゃんは息をしていなかったそうです。
救急隊員がきて、赤ちゃんは一命をとりとめました。
愛犬が赤ちゃんのことを守ってくれて感動のエピソードです。
自宅にきた赤ちゃんに興味津々のワンコ。
しばらくすると、「この子は僕がまもらなきゃ!」と使命にかられます。
ママが授乳やおむつ替えの為に赤ちゃんに触ろうとすると、「グルルル~」と威嚇。
守ってくれるのは嬉しいですが、ママも手を出せないのはちょっと困ってしまいますよね。
生後4か月の赤ちゃんにとって、一番の遊び相手はワンコ。
とくに、ふさふさのしっぽが大のお気に入りです。
にぎったり引っ張ったりしても怒らずに赤ちゃんと遊んでくれる、やさしい犬です。
赤ちゃんが犬に接触していいのはいつから?のまとめ
愛犬家にとっては、赤ちゃんと犬の関係性はとっても大切なポイントです。
家族の一員である犬と赤ちゃんが仲良く生活できるように、事前に準備をしておきましょうね!