酒蒸しやおみそ汁の具として、とっても美味しい“あさり”。
うま味がたっぷりつまっていて、美味しい出汁がでる人気の貝類です。
でもこのあさり、しっかり砂抜きをしてあげないと、食べた時に「じゃりりりり」っと実に不快な口当たりになってしまいますよね(><)
そして、この「砂抜き」をするとき、ふと思ったことが。
それは「あさりって海水で生きてるのよね?砂抜きをするとき淡水でしたら死んじゃうんじゃないの?」ということです。
あさりには色々な種類がありますが、基本的には淡水では生きることができません。
実は、あさりは淡水が大の苦手です。
普段塩水に住んでいるあさりは、砂の上に顔を出している時に雨が降ってくると、すぐに砂の中に潜ろうとしちゃうくらいです!
また、大雨が降った際に大量の淡水が流れ込んだりすると、あさりの大量死なんてこともあります(><)
つまり、あさりは淡水にいれると死んでしまうということです。
なので実は、あさりの砂抜きは淡水ではしちゃダメなんです。
あさりの砂抜きは淡水ではできない?砂をどんどん吐かせるポイントは?
あさりは淡水で生きることのできない貝なので、砂抜きも淡水でおこなうことはできません。
では、どうすればいいのでしょうか?
あさりの砂抜きをするには、「3%の塩分濃度の塩水」を使うことがポイントとなります。
でも、「3%の塩分濃度の塩水」といわれても、中々ハードルが高い!と思うのは私だけではないハズです。笑
では、どうすれば簡単にこの塩水を作ることができるのでしょうか?
ポイントは、「ペットボトルを使うこと」です!
まずは、500mlの空のペットボトルを用意してください。
この500mlのペットボトルに水をいれて、そこにキャップで2杯の塩(約15g)を加えましょう。
これで、あさりも安心の「3%の塩分濃度の塩水」の出来上がりです!!
このやり方と割合を知っておけば、別で計量をしたりする手間が省けますので、とっても簡単に塩水を用意することができますよ。
あさりの砂抜き方法は?
ではこの「3%の塩分濃度の塩水」を使って、あさりの砂抜きをする手順をご紹介します。
- あさり
- 塩
- 水
- 500mlのペットボトル
- ざる
- ボウル
- アルミホイル
殻の表面の汚れを、両手をこすり合わせるようにして取り除きましょう。
特に、潮干狩りなどで採取したあさりはよごれが多くついていますので、しっかり洗うことが大切です。
②ボウルに、ペットボトルで作った塩水をいれる
ボウルの中に、先ほどご紹介したペットボトルとキャップを使った「3%の塩分濃度の塩水」を作っていれます。
③ボウルにザルを重ねて、あさりをいれる
2の塩水の入ったボウルにザルを重ねて、そこにあさりを投入します。
塩水の量は、あさりの上にひたひたにかぶるくらいの量がベストです。
多すぎる場合は塩水を減らしてください。
少なすぎた場合は、再度ペットボトルで塩水を作り、ちょうどいい量まで足してください。
④アルミホイルをかぶせて、そのまま1時間ほど待つ
アサリの入ったぼうるにアルミホイルをかぶせて、常温で1時間~半日程放置します。
スーパーで購入したあさりは1時間ほどで大丈夫ですが、潮干狩りで採取したあさりは半日程時間をおきましょう。
⑤塩水からあげて30分ほどおく
砂抜きが終わったあさりをザルにあげて、そのまま30分ほど放置しましょう。
砂抜きで吸ってしまった余分な塩水を吐き出させます。