『妊娠中毒症』って言葉、聞いたことありますか?最近では『妊娠高血圧症候群』って呼ばれてます。

私は今、2人の子供(6歳の娘と3歳の息子)を育てているけど、上の子を産むときにその『妊娠中毒症』にかかってしまいました。

最初はそうとは気が付かずに、むくみが激しいから、夜になって旦那が仕事から帰ってきたら足や全身をマッサージしてもらったりしていました。

それでも、なかなかむくみが良くならずに、それどころか悪くなっていったので、母親に自分の状態を電話で話すと

『それ、もしかしたら妊娠中毒症かもしれんから、今すぐに病院に行って見てもらいよ』

ってとっても慌てた様子で言われました。私もそのときに初めて『大変な状態なのかもしれない』って思って、急いで旦那と一緒に病院に行きました。

病院着いてからすぐにいろいろと検査をして、その結果先生から告げられた病名が『妊娠高血圧症候群、妊娠中毒症というやつですね』でした。

症状がこのままひどくなると、母子ともに危険だからということで、そのまま即緊急入院になりました。病院でも安静と食事管理や治療のおかげで、帝王切開をすることもなく無事出産することができました。

でも、場合によっては母子の命に関わるようなとっても怖い『妊娠中毒症』。

この記事でお伝えしたいこと
  • 妊娠高血圧症候群ってどんな病気なの?
  • 発症するとどんな症状がでてくるの?
  • 母子へはどんな影響がでてきちゃうの?
  • 妊娠中毒症を予防するにはどうすればいいの?

っていうことについて、お伝えしていきますね。

妊娠中に『少しくらい無理しても、自分は大丈夫!』なんて思わずに、せっかく授かった大切なあかちゃんの命を守ってあげるための参考にしてくださいね。

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妊娠中毒症ってどんな病気なの?

今では『妊娠高血圧症候群』と呼ばれている、この病気。名前の通り妊娠している妊婦がかかる病気です。

昔からの病名の『妊娠中毒症』っていう名前は、この病気の原因が妊娠中にできてしまう『何らかの毒』によって引き起こされるものだと考えられていたからなんですね。

この妊娠中毒症の主な症状として、次にあげる3つがあります。

娠中毒症の主な症状
  • 高血圧(こうけつあつ)
    ⇒血圧が高い状態
  • 尿蛋白(にょうたんぱく)
     ⇒尿にたんぱくが検出される状態
  • ああ
  • 浮腫(ふしゅ)
     ⇒一晩やすんでもとれないようなむくみ

そして今では、でもこの3つの症状のうち『高血圧』以外の症状は、必ずしも危険なものとは言えないことがわかっています。なので、2005年に『妊娠中毒症』から『妊娠高血圧症候群』に病名が変更になりました。

そして妊娠高血圧症候群と診断される定義も高血圧、尿淡泊、浮腫のうち2つ以上の症状がみられる場合という風に変更になりました。

妊娠中毒症の症状にはどんなものがあるの?

この妊娠中毒症にかかってしまうと、どのような症状が出てくるのでしょうか?また、お腹の中の赤ちゃんへはどんな影響があるんでしょうか?

妊婦に関わる症状と母体への影響

この病気は、だいたい妊娠32週以降に発症することが多いです。実際私もちょうど32週を超えたくらいに発症しました。症状としては先に書いた

  • 高血圧(こうけつあつ)
  • 尿蛋白(にょうたんぱく)
  • 浮腫(ふしゅ)[/su_note]
があります。この他にも、血圧が高くなることに伴う『頭痛』。私の場合は、主に高血圧と頭痛、全身のむくみと尿たんぱくでした。むくみは主に足と顔がひどく、今写真で見てみると、パンパンに張って目もまともに開けられていないような状態でした。

入院してからは、常に血圧計につながれて、定期的に1日に何度も赤ちゃんの心電図をとって確認したりしていましたね。心電図計にちょっとした乱れみたいのがあると『今の大丈夫?』とびくびくしていたのを思い出します。

そして、この病気で最も注意しないといけないのが『32週以前』に病気が発症した場合です。

この場合は『早期型』と呼ばれて、症状が重篤化してしまった場合、『脳出血』、『子癇(しかん)』とよばれる痙攣症状、肝臓や腎臓の機能障害など、いろんな箇所にさまざまな症状があらわれることがあります。

こうなってくると、お母さんの命にかかわってくるとっても危険な状態にもなりかねません。

胎児への影響

お母さんの体にいろんな異常が起きてくると、おなかの中ですくすくと成長している赤ちゃんにも、当然影響を受けてしまいます。

妊娠中毒症のお腹の赤ちゃんへの主な影響
  • 胎児発育不全(たいじはついくふぜん)
    ⇒胎盤や子宮の中の血流が悪くなってしまい、胎盤からの栄養が赤ちゃんへうまく渡らず、赤ちゃんの発育が悪くなってしまいます
  • 低出生体重児(ていしゅっせいたいじゅじ)
    ⇒妊娠週数に見合った大きさにまで成長しないので、未熟児として生まれてくる可能性が高くなってしまいます
  • 常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)
    ⇒生まれる前の赤ちゃんが、胎盤からはがれてしまうことがあります
  • 子宮内胎児死亡(しきゅうないたいじしぼう)
    ⇒十分な酸素が赤ちゃんへ行き届かないことで呼吸困難になってしまい、最悪の場合、赤ちゃんが亡くなってしまうことがあります

それ以外にも、胎児への栄養や酸素が不足してしまうことによって、脳や体の機能に障害が残ることもありえるんですね。私の場合は、病気がわかってから即入院で、定期的に赤ちゃんの体重や成長具合を見てもらっていました。

そして、出産予定日の1か月ほど前くらいに先生から『赤ちゃんが成長していないねぇ。このままだと良くないから、予定日より早めに出産しましょう』と言われ、先生の判断で帝王切開は行わずに、妊娠促進剤を使って計画出産で出産しました。

血圧がすごく高い状態だったので、いきむときは本当に『頭の血管が切れる~!!』って思いました。

そして無事に生まれた娘は2,100グラムでした。やっぱり妊娠中毒症のせいで発育がよくなく『低体重児』として生まれててきましたが、幸い障害もなく今でも元気にすくすくと育っています。


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妊娠中毒症を予防するにはどうすればいい?

妊娠中毒症の原因は、今でもはっきりとはわかっていませんが、妊娠初期に胎盤が作られる時期に母体がうまく順応できないことで、妊娠後期に妊娠中毒症という症状として表れてくるんじゃないかって考えられています

妊娠中毒症になりやすい人

で、この妊娠中毒症は妊娠中であれば誰にでもかかってしまう可能性がありますが、この病気に『なりやすい人』と『なりにくい人』の傾向があるようです。なりやすい人の傾向として

妊娠中毒症になりやすい人
  • 35歳以上の高齢出産、15歳以下の若年出産の人
  • 初産、または出産から5年以上が経過している人
  • 糖尿病、高血圧、腎臓病の人
  • ハードな仕事をしている人
  • ストレスがたまりやすい人
  • 睡眠が常日頃から十分に取れていない人(慢性的な睡眠不足)
  • 過去に妊娠中毒症になったことがある人
  • 双子以上の妊娠を経験したことのある人
  • 尿や歯の感染症にかかっている人

こんなにもたくさんあるんですね。ビックリです。でも、これらに当てはまる項目が多いからと言って、必ずなってしまうという訳じゃありません。実際、私の友人で5項目が当てはまるけど、全然問題なく出産した人もいますしね。

私の場合は、36歳での出産だったので『高齢出産』ということと、直接的な原因となったのが、おそらく妊娠中に『少し調子がいいから』と思って、調子に乗って引っ越した荷物の片づけを汗だくで頑張ってしまったことだと思っています。

これが『ハードな仕事』だったのかなぁと。反省しています。2人目の息子の妊娠時は、旦那からの言いつけを守って安静にしていた甲斐もあって、妊娠中毒症を発症することなく出産することができました。

妊娠中毒症の有効な予防法

かかってしまうと、お母さんの体にもお腹の中の赤ちゃんにも悪い影響がある妊娠中毒症。生まれてくる赤ちゃんの為にも、ちょっとした心がけ1つでかかってしまう可能性が断然低くなりますよ。

極端な体重の増減に気をつける
基本的には、妊娠期間中の増加は10kgまでと言われています。理由は赤ちゃんの重さが約3kgと考えたら、羊水や胎盤の重さが約2kgあるので、残りの5kgくらいまでがお母さんの体重増加の上限だと言われてるんですね。

体重が増加すると、血管にかかる負担が増えて血圧が上がりやすくなってしまって、妊娠中毒症の原因にもなってしまいます。妊娠中にこれ以上、体重が増えてしまうと出産時に母体へかかる負担が多くなってしまうんです。

体重増加によって増えてしまった脂肪が出産のときに邪魔になってしまって、陣痛促進剤の使用や帝王切開になってしまう場合もあるんです。妊娠中毒症の予防だけじゃなく、妊娠増加は妊婦さんにとって、1番注意しないといけないポイントですね。

また、私の旦那の妹さんが妊娠してつわりがひどく、食べ物の匂いや食べ物の映像をテレビで見たりしただけで、吐いてしまいガリガリに痩せてしまって入院治療していたそうです。

当然、お母さんが食べ物を食べることができないと、赤ちゃんに十分な栄養がいきわたらくなってしまいますし、それが母子共に過度のストレスとなってしまって『妊娠中毒症の原因』にもなってしまうんですね。

バランスのとれた食生活
つわりの時期には、気持ち悪くなってしまい食べれなかったものが、つわりが落ち着いてくると食べられるようになってきます。

今度は逆に『お腹の赤ちゃんの分までしっかり栄養を取らなきゃ』という言い訳をして、ついつい高カロリーな物を食べ過ぎてしまいがちになってくるんですよね~。

でも、ここはぐっとが我慢してなるべく高カロリーのものは控えて、食べるにしても少量ずつにしておきましょうね。

その他、次のことにも注意しましょう。

  • 偏った食事や塩分の取りすぎには注意しましょう
  • ついつい口寂しさからしてしまいがちの間食による糖分の取りすぎにも要注意です
どうしても甘いものが欲しくなったら、ヨーグルトや果物を取るようにするといいですよ。だからと言って、これも食べすぎには注意しましょうね。
ストレスを少なくする
妊娠中はついつい神経質になってしまいがちですよね。そのため、ストレスをためてしまう人も少なくありません。いろいろと気になって神経質になりすぎてしまうと、イライラしてしまい血圧が高くなりやすくなってしまいます。

妊娠をしていて、同じような悩みを抱えているお母さんと交流をしたりして、できるだけストレスを発散するようにしましょう。最近では市報とかに妊婦さんのための『マタニティヨガ』とか『スイミングエクササイズ』なども掲載されていたりするので、チェックして参加してみるのも良いストレス発散になりますよね。

この場合、当然やりすぎには注意です。赤ちゃんに影響が出ない程度に、楽しみながらやるのがポイントです。

さいごに

妊娠をすると、普段の体とは違ったいろいろな変化が起きてくるので、普段では何ともないようなことでもついついイライラしてしまいがちです。

どんな病気でもやっぱり一番の原因はストレスです。ストレスをためすぎてしまうと、心も乱れてしまいますし、免疫力も低下してしまいます。特に妊娠中は免疫力も低下してしまいますので、ストレスは上手に工夫して発散するように心がけましょう。

せっかく自分のところを選んできてくれた『大切な命』、神経質になりすぎないよう気をつけながら出来ることからゆっくりとやっていきましょうね。

くれぐれも、私のように『今日はちょっと調子がいいから』といって、無理は絶対に禁物ですよ。心からお腹の中の赤ちゃんとの対話を楽しんでくださいね。この瞬間は今しかなんですから*^^*

そして最後に。『何か気になることがあったら、すぐに病院に行って聞いてみる』これが鉄則ですからね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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