数の子を間違って冷凍!そのまま冷蔵に入れなおした方がいい?

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おせち料理にかかせない「数の子」は、ぷちぷちとした食感で、私も大好きな食べ物です。

この美味しい数の子ですが、お正月用に購入した数の子をお正月まで冷蔵庫で保管しておこうと思ったのですが。。。

何をどう間違えたのか、気が付いたら数の子を冷凍に入れてしまっていたんです!

まだお正月までに数日あるのですが、このとき

「このまま冷凍に入れておくべきか」
「今からでも冷蔵庫に入れなおした方がいいのか」

そもそも「数の子」って、冷凍保存してもいいものなんでしょうか?

結論から言うと、なんと「数の子の味付けによっては冷凍保存はできない」んです!

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数の子は冷凍しても大丈夫?

お正月の為に沢山買っておいた数の子、食べきれなくて残ってしまうことがあります。

私のように、間違って冷凍庫に入れてしまうことだってあります。笑

特に今年は新型コロナウィルスの影響で、実家などに帰省できないというご家庭も多いですよね。

いつもと同じだけ用意していると、さらに沢山あまることになるかもしれません。

そんな余った数の子ですが、冷凍庫での保管はできるのでしょうか?

数の子の味付けによって保存方法が違う

これは、数の子に味をつけているかどうかによってかわります。

味付け数の子は冷凍できますが、塩漬け数の子は冷凍できません。

「味付け数の子」とは、塩数の子を塩抜きをして、味をつけたものです。

この味を付けた時の漬け汁があれば、味付け数の子は冷凍保存が可能なんです。

一方の「塩漬け数の子」の場合は、塩漬けの処理がされた数の子のことです。

スーパーなどで良く見かけますよね。

この塩漬け数の子の場合だと、冷凍してしまうと数の子を包んでいた膜が破れてしまって、その結果せっかくの数の子がバラバラになってしまうのです。

さらには塩漬け数の子を冷凍保存すると、数の子特有のプチプチとした食感までもがなくなってしまいます。

そして残念なことに、一度そうなってしまった数の子は元に戻すことはできません。

なので、知らずに塩漬けの数の子を冷凍庫に入れてしまった方(私?笑)は、すぐに取り出してから冷蔵するようにしましょう。

ただ、冷凍してバラバラになってしまった塩漬けの数の子も、捨ててしまわなくても大丈夫です。

バラバラになった数の子をサラダだとかマリネに入れると美味しく食べられますよ。

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冷凍した数の子のおいしい食べ方は?解凍するときのポイントは?

味付けをした数の子の場合は、冷凍庫で保存することが可能です。

もし数の子を沢山まとめ買いをした時には、味付け数の子にして冷凍庫に保存しましょう。

味付け数の子のレシピ
① 5リットルの水に対して100グラムのお塩を加えて、海水ほどの塩分濃度の塩水を作ります。
(必要な塩水の量は、数の子100グラムに対して塩水が1リットルです)

②①で作った塩水に数の子を7~8時間ほど浸けて塩抜きを行います。
漬けている間に2回ほど塩水を取り替えて、その都度味見をして塩の抜け具合を確認します。

③理想的な味の基準は、舌にわずかに塩分を感じる程度です。
塩分を抜きすぎてしまって苦く感じるようなときは、再び薄目の塩水に1~2時間浸けます。

④ザルに上げて15分ほど水を切ります。
数の子の表面の薄皮を丁寧に取り除いてから、食べやすい大きさにカットしていきます。

⑤鍋の中に

  • みりん
  • 薄口醤油
を入れて火にかけます。
軽く煮立ったら火を止めて、そこに鰹節(かつおぶし)を加えてしばらく置きます。

⑥冷めたらキッチンペーパーなどで鰹節をこして、漬け汁に数の子を入れて冷蔵庫で一晩漬けます。これで完成です。

<ポイント>
数の子の薄皮は丁寧に剥き、漬け汁は十分に冷ましてから使用しましょう。

その場合、味を付けた漬け汁を一緒にタッパーなどにいれて保存します。

すると、数の子が凍っていく過程と解凍される過程で漬け汁の味がさらにしみ込んでいきます。

味がしっかりしみこんだ美味しい味付け数の子になりますよ。

冷凍した数の子を食べるときには、前日に冷蔵庫に移すだけでOKです。

凍った数の子を低温でゆっくり解凍することで、品質も落ちずに美味しく食べることができます。

シンプルにそのまま食べるのも良いですが、ワサビやマヨネーズなどにディップしたり、

パスタやサラダの具材にするのもオススメですよ。

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数の子の冷凍での賞味期限は?お得に年末の数の子を楽しむ方法

数の子は、年末が近くなってきたら需要が増えるから、どうしてもお値段がお高くなる傾向があります。

なので、年末が近づいて値段が上がる前にまとめ買いをして、冷凍処理をしておけば!

年末年始の定番「数の子」をお安く、さらには忙しい年末年始にもさっと用意して食べることができるので、とっても便利です。

そして漬け汁につけて冷凍した数の子は、約3か月ほど保存が可能となります。

なので12月の頭に冷凍庫にいれたものは、2月頃までは美味しく食べることができるということですね。

冷蔵庫で数の子を保存する場合は、塩抜き前と後で期間がかわってきます。

  • 塩抜き前の数の子は2~3か月
  • 塩抜き後の数の子は1週間
  • 味付け後の数の子は1週間
これが数の子の冷蔵庫での保存の目安となります。

そもそもが、塩漬けの数の子は保存の為に塩漬けにしているので、とっても日持ちがするんですよね。

昔の人の知恵はすごいなぁと思います。

なので、この塩漬けの塩をぬいたあとは、冷蔵庫にいれたとしても1週間ほどしか日持ちがしなくなってしまうんですね。

もし、数の子を食べるまでに日にちがあいてしまうような場合。

そんなときには、数の子の塩抜きをせずに冷蔵庫で保存するか、塩抜き後味付けをして冷凍庫で保存することをオススメします。

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そもそも数の子って何でできてるか知っていますか?

数の子の美味しい保存方法について調べてきましたが、そもそも「数の子」ってなにでできているかはご存じでしょうか?

「魚の卵」ということはなんとなくご存じかもしれませんが、何の魚かは知っていますか?

正解は、『ニシンの卵』です。

実は数の子は他の国ではほとんど食べる習慣が無く、日本が世界一の数の子消費国となっているんです。

そして、そんな数の子はほとんどを

  • アメリカ
  • カナダ
  • ノルウェー
  • イギリス
などの色々な国から輸入していて、日本の国産の数の子はかなり稀少で高価なものとなっています。

日本のお正月にかかせない数の子ですが、ほとんどが輸入品と聞くとなんだか不思議な気がしますよね。

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冷凍保存しておいた余った数の子のアレンジレシピ3選!

数の子って食べ方がワンパターンになりませんか?

私も数の子を食べるっていうと、かつお節をかけてお醤油かける定番レシピになっちゃいます。

数の子が好きなので問題ないと言いたいところなんですが、毎回同じレシピだとさすがに飽きてくるんですよね。

お正月のために数の子を少し多めに買って、冷凍庫に眠っていていませんか?

「この数の子たち、どうやって消費しようかな?」
「定番のレシピしか思い浮かばない。他に簡単で美味しいレシピってあるの?」

って思っている方も多いと思います。

そこで、冷凍保存しておいて余った数の子のおすすめレシピを紹介したいと思います。

プチプチがたまらない!数の子のスパゲッティ

味付け数の子のリメイクレシピ。

なんとフライパンいらず!ボウルだけでできる超簡単レシピです。

プチプチの数の子にからむバター醤油がたまらなくおいしい和風スパゲッティです。

タイトル
①パスタをゆでる

②パスタをゆでている間に、数の子をおろし器にかけてほぐす。(大小あってもOK)

③バターを耐熱ボウルに入れてから、電子レンジであたためて柔らかくしておく

④③のボウルに醤油、数の子を加えてまぜ、ゆであがったスバゲッティを加えてよく和える

⑤器に盛りつけ、黒コショウをふり、万能ねぎと刻みのりをちらす

数の子のめかぶ和え

数の子のコリコリした食感とねばねばめかぶがマッチ。

めかぶと和えることでまとまりが良くなって食べやすいです。

包丁いらずで超お手軽レシピ。お酒のつまみにもおすすめです。

タイトル
①ボウルの中に細切りめかぶ(味付きやたれ付き)と付属のたれを入れてかき混ぜる

②1に解凍した枝豆と味付け数の子を加え、よく和えて味を調え、器に盛る
味が薄く感じるときは少量のめんつゆで味を調える

お節の残りで完結!数の子のマヨワサビサラダ

正月のお節で残りそうな数の子とかまぼこを使ったちょっと大人なおつまみサラダ。

お正月は和風な食事に飽きてきてくると思うので、洋風にアレンジです。

タイトル
①数の子、かまぼこ、玉ねぎを細かくきる

②ボウルにマヨネーズとワサビを入れてよく混ぜ(マヨネーズ3対わさび1がおすすめ)1を入れてよく和える

③器に盛って完成

どれも簡単にできるので、気になったものがあればぜひ試してみて下さいね。

数の子を間違って冷凍したけど大丈夫?のまとめ

数の子を間違って冷凍したときのことについて見てきました。

私も「あまったらとりあえず冷凍庫へ!」のタイプなので、数の子も味付けによっては冷凍できないとは、はじめて知りました。

いつも家族で競い合って食べきってしまうので、余らせたことがなかったもので。笑

プチプチと美味しい数の子。

上手に保存をして、美味しく楽しい年末年始を過ごしてくださいね。