はまぐりの砂抜きを急いでするとき!お湯の方がいいって本当!?

スーパーで見かけたはまぐりがおいしそうでつい買っちゃった!
そういった日の食卓にはちょっと豪華なはまぐり料理を並べたいもの。

忙しいいつもの日常に加えるには、手早く砂抜きを済ませてしまいたいですよね。

私が聞いたことがあったのは「お湯での砂抜きが早くできる」という方法です。

ですが

  • どのくらいの時間すればいい?
  • お湯といっても、どのくらいの温度でやればいいのかわからない…
  • お湯以外の方法もあるのかな?

などなど、疑問がたくさんありました。

この記事でお伝えしたいこと
  • お湯ではまぐりの砂抜きをするときの注意点
  • お湯以外でおすすめのハマグリの砂抜きの方法
  • はまぐりの砂抜きにかかる時間について

っていうことについて、お伝えしていきますね。

1.はまぐりの砂抜き 急ぎの時にお湯以外でおすすめの方法は?

はまぐりの砂抜きで「お湯を用いる方法」は簡単ですが、お湯ならではの注意点もあるんです。

(1)お湯を使った砂抜きの方法


■用意するもの
  • 塩分濃度3%のお湯(お湯1Lに塩30g程度)
  • ざる

■砂抜きのやり方
はまぐりをざるに入れて、外側を洗いながら生きているかチェックします。
お水の時もそうですが、傷んでいたり死んでしまっていたりするはまぐりは先に取り除いておきましょう。
一緒にしておくと病気が他の貝にも移ってしまうことがあります。

50度~55度のお湯を鍋に入れます。
※このとき、水道に温度調節できる機器がついていればそれを使いましょう。
なければ沸騰させたお湯を水と混ぜて、人が手を浸して5~10秒ほど耐えられる温度まで下げてください。

はまぐりを鍋に入れ、貝の口が開いたら少し混ぜます。

濁ったお湯を一旦捨て、もう一度お湯につけて10~15分ほどおいておきます。
※5分ほどは温度を保ちましょう。
湯煎またはお湯加減を見ながら少し高めのお湯(55度くらい)を継ぎ足すかします。

はまぐりを取り出して完了です!

■お湯を使った砂抜きの注意点
気をつけなければならないのは、お湯で砂抜きをした場合、その日のうちに調理を完成させること!
つまり、お湯を用いた場合は「冷凍保存」や「冷蔵保存」に不向きなんです。

お湯を使うと、はまぐりの鮮度が極端に落ちてしまいます。
加えて温度がそれほど高くないので、雑菌の繁殖力も高まるのです。
その状態で保存をすると雑菌がわき、食当たりの原因になる可能性があるんですね。

お湯で砂抜きをしたら、早め早めの調理を心がけましょう。

また、加熱のし過ぎにも同様に注意しましょう。
茹であがってしまうと自立的に砂を吐き出させられないのはもちろん、身が固くなりせっかくの食感が失われてしまいますよ。

はまぐりの砂抜きでは、「お湯の温度管理」が大切ですよ!

(2)はまぐりの砂抜きでお湯以外のおすすめの方法ってあるの?

お湯以外の砂抜きの方法は、やはり水道水での砂抜き。
温度調整が難しい、という方には王道の「水道水を使った砂抜き」がおススメです。

砂を吐かせるのに水道水を用いてもなるべく早く行いたい…。
そんな要望に応えてくれるコツがあります!


■夏場に行う
そもそも砂抜きは、海底の砂や泥の中にいる貝から砂を取り除くために行います。
そのため砂の量が多くなければそれだけ早く済ますことができるんです。

冬場ははまぐりも砂の深いところに潜ってしまい、その分3~4時間ほどかけて砂抜きを行う必要があります。
しかし夏場は海底の浅いところにいる場合が多いため、1~2時間で砂抜きを終えられるんです。

■カルキを抜いた水道水を使用する
水道水には消毒剤となるカルキが含まれており、水生生物などを飼うときはカルキ抜きの水道水を用います。
カルキは水生生物にとって毒となるので、砂抜きでも浸しておくと、はまぐり自体を弱らせることになりかねません。
手早く砂を抜くには、健康なはまぐりが体内の液を循環させることが重要です。

カルキを抜くには普通の水道水を3時間程度放置しておけばOK。
このカルキ抜き水道水ではまぐりを浸しておきましょう。

むき身にすると表面だけを洗えば簡単という声もありますが、砂を取り込んでいるのは貝の内側なのでむき身にするだけでは不十分なんです。
貝の代謝を利用して、きちんと砂を吐き出させてあげましょうね。


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2.はまぐりの砂抜き やり方ごとの必要な時間

はまぐりの砂抜き方法は

  • 水道水で行う
  • お湯で行う
の2つ!

(1)はまぐりの砂抜き 水道水の場合に必要な時間

  • 砂抜きのみ:1~5時間
  • 全行程  :2時間~5時間半

どの程度しっかり砂抜きをするかにもよりますが、平均的には砂抜きだけで3時間ほどかかります。
貝の殻を洗ったりタッパーに並べたりする手間を考えると、全行程はそれより+30分かかる計算です。

その分、温度調節をきっちりしなくていいので、安心して置いておけます。

(2)はまぐりの砂抜き お湯の場合に必要な時間

  • 砂抜きのみ:15分
  • 全行程  :1時間弱

お湯を使うと、砂抜きにかける時間がぐっと減りますね!
貝の殻の汚れを落とす作業は変わりませんが、はまぐりはあさりやしじみよりも数が少ないのでこちらも便利です。

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3.急ぎでのはまぐりの砂抜き方法 まとめ

早く砂抜きをして調理にかかりたい!と思ったときでももう安心。

  • 55度のお湯を使って簡単砂抜き
  • コツあり水道水での砂抜き
の2つ!

時間がない時はお湯を使い、温度調整が難しい時は水道水を使うなど、使い分けができると楽になりますよ。

ご紹介したやり方を参考に、手早くおいしくはまぐりを食べてくださいね。